■2012年01月

■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■根岸S・短評

根岸Sを制したのは4番人気のシルクフォーチュン。
メンバー最速の上がり34秒9の末脚で豪快に差し切りました。
レース前日の『短評ブログ』では「展開に左右される点は否めない」と書きましたが、今回は後方に置かれることもなく、4コーナーで外に持ち出しながらの仕掛け。前崩れのハイペースではなく緩やかな平均ペースの中で、この馬なりの“自分から動く競馬”ができたことは評価に値すると思います。単に「展開に恵まれた勝利」とは言えないでしょう。
今回、賞金を加算できたことで、本番のフェブラリーSへの出走が予想されますが、その場合、1F距離が伸びても同じ競馬ができるかどうかがカギ。昨秋の南部杯では3着に入りましたが、フェブラリーSは強い先行馬がスピードで押し切る決着が多く見られるレースであるため、次走こそ展開の助けが必要になるかもしれません。

2着は9番人気の伏兵・トウショウカズン。
速いスタートから一度はハナに立ちましたが、直線では逃げるタイセイレジェンドをマークするような形で最後まで流れに乗れていました。内々で巧く立ち回った田辺騎手の騎乗も光っていたように思えます。
大和Sでも見せた渋太さを発揮できたレースでしたが、もうひとつキレ味が欲しいのも正直な感想。正攻法の競馬ができる馬だけに、抜け出してから後続を突きはなせる“ひと伸び”があれば、さらに結果につながるのではないかと思います。

3着は『短評ブログ』で「軽視は危険」と書いた実績馬・テスタマッタ。
シルクフォーチュンと同じように外から伸びてきましたが、最後は58キロの斤量が微妙に影響したのかもしれません。
一昨年のフェブラリーSでは2着。それゆえ、今回の上位組では本番で一番怖い存在という意見もあるようです。ただし、道中(3コーナーあたり)で見せた掛かり癖は、少なからず懸念材料。もう少し脚を溜めて、弾ける競馬ができればいいのですが・・・。

1番人気のダノンカモンは5着。それでも、最後はそれなりの脚を使って追い込んできました。
直線で行き場がなく窮屈になったことが敗因にあげられているようですが、道中で頭を上げるなどレースに集中できていないようにも見えました。このあたりは休み明けの影響なのかもしれませんが、スムーズな競馬ができないと脆いという不安も残りました。
当初から目標はフェブラリーSと推測できるので、本番では状態が上がってくるとは思いますが、「GⅢクラスならば堅実な走りを見せる」といったこの馬の持ち味である“安定感”が見られなかったのは残念に思います。

今後、注目してみたいのは、サクラシャイニー(8着)。
前が有利な緩やかな平均ペースの上、内枠で外に持ち出せない条件ながら、最後は空いたインに潜り込んでいい脚を使っていました。走る気持ちが萎えていなかったことは評価できるのではないでしょうか。今回の重賞経験を活かしてほしいと思います。

京都牝馬Sは明け4歳のドナウブルーが勝利。
これまでは折り合いに不安のある馬でしたが、今回は自分からポジションを上げて前を捕らえる強い競馬を見せてくれました。好位から押し切った前走に続いての連勝ですから、ここにきてひと皮向けた(=人気に実力が追いついた)という印象もあります。
2・3着馬は京都金杯の上位馬。「牡馬混合戦で好走した牝馬の限定戦出走は狙える」というセオリー通りの結果だったとも言えるでしょう。

スポンサーサイト

■根岸S・展望

今週から関東は東京開催。日曜にはダートのGⅢ・根岸Sが行われます。

昨年のブログでも書いたように、このレースはGⅠ・フェブラリーSの前哨戦という位置付けではあるものの、近年は短距離ダートのスペシャリストが競い合う一戦という意味合いが強くなっています。
実際、昨年の覇者・セイクリムゾンは、本番のフェブラリーSでは2番人気に支持されながら14着。短距離実績は申し分なくてもマイルでは距離が長い印象を残しました。「本番を見据えた出走馬よりも1200~1400mを得意とする“このレースが目標”の馬を狙う」と考え方も、馬券検討の上でひとつのヒントになるかもしれません。

土曜の午後の時点で、単勝1番人気に支持されているダノンカモン。
重賞では常に馬券圏内に入る堅実派で、昨年のこのレースでは2着。前走のJCダートは距離不向きのため5着に敗れましたが、今回は〈4.4.1.2〉の良績を残している1400m。東京実績も〈2.4.2.1〉と高く、過去の戦績を踏まえれば、レースの中心馬として考えても差し支えないでしょう。
ただし、アタマから狙えるかというと疑問な点も。
「この馬にとって56キロは恵量」という意見もありますが、これまで重賞勝ちがないからこその斤量であり、それゆえ、なぜこの馬がこれまで重賞を勝てなかったかを検討する必要もあると思います。
陣営のコメントを参考にするならば、抜け出して1頭になると集中力を欠くことが原因。たしかに、プロキオンSや武蔵野Sなどは、勝てるレースを落としたという印象もあります。仮にこのことをダノンカモンの弱点とするならば、怖いのは後方から差してくる馬。したがって、展開面については重視して考えるべきでしょう。
あとは、状態がどうかという点。
1600mでも実績のある馬ですので、目標は当然ながらフェブラリーSのはず。JCダート以来というローテーションも、1月の大和Sを制して駒を進めてきた昨年と違って、叩き台の要素が強いようにも感じます。調教では3歳馬(500万クラス)に並びかけるのがやっとだったとのこと。そのあたりも、少なからず割引材料と考えられるかもしれません。

ダート1400mで7勝の実績を持つ、昨年の勝ち馬・セイクリムゾン。
昨年のフェブラリーSで大敗した以上、本番よりもこのレースを目標にしてきたと推測できます。前走は交流戦の兵庫GTで58キロを背負って2着。1キロ減でベストの条件の今回、有力候補の1頭と考えてもいいでしょう。
もっとも、3連勝で臨んだ昨年に比べると、休養明けのここ4戦の内容はもうひとつの印象も。少なくとも、当時ほどの勢いは見られなくなったように思います。
さらに、主戦の幸騎手がこの馬ではなくヒラボクワイルドに騎乗する点も気になる材料。連勝時には幸騎手の絶妙な仕掛けのタイミングが光っていただけに、吉田隼騎手がテン乗りで同じような乗り方ができるかどうかがカギになるかもしれません。

5走前のプロキオンSでダノンカモンに0.4秒差をつけたシルクフォーチュン。後方14番手から34秒9という強烈な末脚をくりだした走りは衝撃的でした。
直線の長い東京コース向きとも思えますが、これまでの実績は〈0.0.1.2〉。もっとも、この3戦はいずれもマイル戦であったため、流れが速くなる1400mになれば適条件であることは間違いないでしょう。
ただし、後方一気の馬だけに、どうしても展開に左右される点は否めません。思ったよりも流れが落ち着くようであれば、差しが届かず不発に終わる危険も。

3走前のTV静岡賞(1600万)で、今回と同じ条件を逃げ切っているタイセイレジェンド。
必ずしも生粋の逃げ馬ではありませんが、今回のメンバーを考えると、思い切ってハナに立つことも予想できます。番手マークの相手次第にもなるでしょうが、ペースを握れば残り目の可能性も十分あるでしょう。実際、TV静岡賞の勝ち時計は、昨年良馬場で行われた東京ダート1400mで3番目の好タイム。オープン実績こそありませんが、力量的にも通用するかもしれません。
ある意味、今回のレースのキーポイントとなるのが、この馬の逃げ方でしょう。ペースが速くなるのか、遅くなるのか。それによって、他馬の仕掛けが変わってくるわけで、ギリギリまで追い出しを我慢したいダノンカモンや後方一気のシルクフォーチュンの走りにも影響が及ぶと思います。

近走の成績が良く、勢いのある馬にも注意が必要でしょう。

サクラシャイニーはダートに転向してから3戦3連勝。いずれも1400mで、うち2戦は東京コース。持ち時計も確実に詰めており、勢いを感じさせる馬です。
昇級戦でいきなり重賞ということで、やはり相手関係がカギになりますが、底を見せていないという点ではマークしておきたい1頭です。

トウショウカズンも2連勝中。強い、あるいは速いといったイメージはないのですが、前走の大和S勝ちを見る限りでは、追ってから渋太く伸びる走りが持ち味のように思えます。前々に位置しながらうまく脚を溜めるレースができれば、粘り込む可能性もあるでしょう。
この馬の場合、実績のない左回りの克服がカギかもしれません。

前走、ギャラクシーSで強い勝ち方を見せたヒラボクワイルド。中距離ダートからの距離短縮が結果につながっているようです。
もっとも、前走は内枠からの立ち回りの巧さも勝因だったと思います。それ以前の数戦が馬券圏外だったこともあり、同じ競馬ができるかどうかが課題でしょう。

ゼンノベラーノとティアップワイルドも近走でいい走りを見せていますが、いずれも1200mがベスト。1F延長の重賞は厳しい条件かもしれません。

実績がありながらさほど人気になっていないのがテスタマッタ。
58キロの斤量が他馬と比べて不利、あるいは、目標は次のフェブラリーS(2着の実績あり)といったことで嫌われているのかもしれませんが、最近の道中掛かり気味になるレースぶりを見ると、今回の距離短縮は好材料のように思えます。軽視は危険かもしれません。

穴候補をあげるならば、ブライトアイザックとセレスハント。
ブライトアイザックは良馬場の東京ダートならば4戦4勝のコース巧者。最内枠を利して直線で巧く内に潜り込むような競馬ができれば、ゴール前で伸びてくるかもしれません。
セレスハントは3走前に同条件のベルセウスSを勝利。成績がムラなため信頼性に欠けますが、東京実績〈4.0.0.6〉の数字が示すように、勝つか負けるか=いつ走るかわからないというのは逆に穴馬としての魅力とも思えます。鞍上の後藤騎手の騎乗成績も〈3.0.0.2〉。一発があっても驚けないかもしれません。

京都ではGⅢ・京都牝馬S。
この時期の京都は芝が荒れやすく、Bコースへの仮柵移動もあって、基本的には差し馬が好走しやすい条件になります。
昨年の勝ち馬・ショウリュウムーンや、牡馬混合のGⅡ・札幌記念でも鋭い伸び脚を見せたコスモネモシンは、やはり有力候補。
反対に、ヴィクトリアマイル3着の実績を持つレディアルバローザは、末脚よりも好位差しが持ち味なので、若干不向きな馬場かもしれません。
穴ならば、外々から後方一気を狙えるスプリングサンダーと軽量のビッグスマイル。
あとは、京都のマイル戦でよくありがちな“坂の下りからスパートをかけた場合”の逃げ馬・クィーンズバーンの残り目にも注意が必要かもしれません。


■先週のレース・短評

AJCCを制したのは1番人気のルーラーシップ。
コース形態や馬場状態など、懸念される材料もありましたが、終わってみれば2着に3馬身差の圧勝。ここでは役者が違ったという感もあります。
比較的馬場の荒れていない外々を回るコース取りは、普通に考えれば大きなロスになるのですが、まったく問題ありませんでした。福永騎手がこの馬の“性能の違い”に絶対的な自信を持って騎乗していたということでしょう。
良血馬ということもあって、デビュー当時から期待されていましたが、これまでGⅠではもうひとつの戦績。それゆえ、今後の活躍が楽しみになった一戦と言えるかもしれません。
1週前の日経新春杯では、同じ5歳馬のトゥザグローリーが強い勝ち方。逸材が豊富な世代であることを、改めて実感したように思えます。

2着は明け4歳のナカヤマナイト。
キレ味を身上とする馬なので、今回の馬場は不向きだったのでしょうが、それでも、早目先頭の形で果敢な走りを見せてくれました。古馬一線級に揉まれる経験を積めば、さらに力をつけてくるのではないでしょうか。
ルーラーシップの抜けた能力だけが際立って見えたレースでしたが、この馬の走りも先々に期待を持たせてくれる内容だったと思います。

3着のゲシュタルトは、やはり、詰めの甘さが今後の課題。
この馬なりに好走しているのですが、もうひと押しが利かないために、勝ち切れない競馬になっていると思います。

先行策をとったトーセンレーヴは5着。
馬場に泣かされた部分もあるかもしれませんが、もう少し見せ場があってもよかったのでは。現時点ではまだまだ“本格化前”という印象。ポテンシャルの高さは間違いないでしょうから、経験を積んで強さを身につけて欲しいと思います。

京都の平安Sは、人気薄のヒラボクキングの勝利。単勝1.3倍に支持されたエスポワールシチーは2着に敗れました。
JCダートの後のブログでも書きましたが、今回もまた「全盛期の状態に戻るのは難しい」という印象が残りました。シルクシュナイダーにクビ差まで詰め寄られたゴール前の止まり方は、JCダートの時のワンダーアキュートに差された場面とかぶります。番手からの競り負けというのは“衰え”を感じる部分です。あくまでフェブラリーSの前哨戦とはいえ、本番に関しては暗雲が漂い出した結果と言えるでしょう。

フェブラリーSを見据えて考えると、ポイントとなるのは「コーナー4回の1800mからコーナー2回の1600mへの条件変更」。その意味では、2番人気に支持された(8着)アドマイヤロイヤルは見直せる要素があるかもしれません。安藤勝騎手は「距離が長くて脚を溜められなかった」とコメント。出走できればという条件はつきますが、本番では再検討の余地が残されていると思います。



■AJCC・展望

日曜の中山ではGⅡ・AJCCが行われます。

レースのポイントと思える点をひとつあげるならば、4コーナーでの位置取りでしょう。
過去5年の勝ち馬を例にすれば、いずれも4コーナーで5番手以内。さらに、3コーナーよりもポジションを上げているのが特徴です。
3~4コーナーで動いて直線入口で先団に取り付く競馬が“中山コースで勝つための走り”であることは、これまで何度もブログの中でふれてきましたが、それは今回のAJCCにもあてはまる要素と考えていいかもしれません。
特に今週は金曜日から断続的に雨と雪が降り、当日の馬場状態もパンパンの良馬場は見込めそうにありません。中山コースの向き・不向きも含めて、各馬の脚質についての検討が重要になると思います。

土曜の午後の時点で単勝1倍台の1番人気に支持されているルーラーシップ。
GⅠでも好走できる力量の持ち主と評価され、前走の有馬記念でも0.2秒差の4着。休み明けながらメンバー最速の上がりの脚を使い、非凡な能力の片鱗を見せてくれました。
もっとも、有馬記念の走りは、出遅れと行きっぷりの悪さから後方待機策にならざるを得なかったという見方もできます。一昨年の鳴尾記念や昨年の日経新春杯で見せた、好位から直線で抜け出すレースがこの馬本来の持ち味のはず。そう考えると「有馬では無理な競馬をした。激走の反動がどうなのか」といった競馬記者の意見にもうなづける部分があるように思えます。
そもそも、この馬は跳びが大きくキレイなため、広いコース向きと言われています。跳びが大きいと、コーナーがきつい小回りコースではスピードに乗りにくいからだと考えられます。実際、有馬で騎乗したメンディザバル騎手からは「中山コースは合っていないかも知れない。ドバイや東京コース向き」とのコメントも。能力を出せる条件かどうかという点も気になる材料と言えるでしょう。
相手関係を考えれば、アッサリ勝っても不思議ではありませんが、いくつかの不安材料を抱えていることも確かでしょう。

前走、1600万のディセンバーSを快勝したナカヤマナイト。
海外遠征帰りのためコンディションが心配されましたが、心身ともにひと回り大きく成長した印象を残しました。中山コースは〈2.1.0.0〉と得意としており、他馬より軽い55キロの斤量も有利に思えます。
気になるのは脚質。前走は4コーナー12番手から瞬発力の違いを見せつけましたが、先にも述べたように、中山は直線で先団に取り付ける脚のある馬向きのコースです。中山適性が高いといっても、近走のレースのポジション取りが後方に偏っている点が少なからず気になります。
未勝利戦で見せたマクリやホープフルS2着の時のような好位からの競馬ができるかどうか。馬場状態が不安定なだけに、直線だけの勝負では危険なようにも思えます。このあたりは、ベテラン・柴田善騎手の乗り方に注目でしょう。

3カ月の休み明けとなるトーセンレーヴ。
血統的な後ろ楯もあり、大きな舞台での活躍を期待したい1頭であることは間違いありません。
この馬の場合、予定していた昨秋の鳴尾記念を回避し、今回が心房細動明け。やはり、状態面がひとつのカギになりそうです。もっとも、池江厩舎のことですから、半端な仕上げでは出走してこないという見方もできるでしょう。
むしろ、馬自身の経験値の方が懸念材料かもしれません。デビューしてこれまで7戦。初の中山コース・・・というよりも、初の小回りコースでの競馬となります。このあたりがどのように影響するか。あくまで個人的な見解ですが、トーセンレーヴの本格化は、現5歳の強い馬たちと戦って揉まれる経験を積んでからという気もします。

人気面から見ても上記3頭が有力候補と考えられますが、馬券圏内に食い込んでくる可能性のある伏兵も無視できないはずです。

昨秋のオールカマーで2着に入ったゲシュタルトは、近走掲示板を外していない堅実派。ある程度先団に付けられる脚もあり、キレ味勝負になると分が悪いものの、好位から粘り込む形になれば結果を残せるかもしれません。

ハナを奪うのではないかと予想されるのがリッツィースター。休養前の3走ではなかなか渋太い走りを見せ、上昇度という点では面白い存在。難を言えば、良績が平坦コースに集中していることで、それゆえ、最後の坂を克服できるかどうかがカギになりそうです。

あとは、このレースで3年連続馬券に絡んでいる(うち2回は1着)ネヴァブション。9歳馬とはいえ、ベストの条件である以上、軽視はできないでしょう。超久々となる56キロの斤量も魅力。ただし、主戦の後藤騎手が乗れない(平安Sでインバルコに騎乗)のは若干マイナス材料にも思えます。

大穴ならば、ミステリアスライト。1年近くの休養がありましたが。それ以前はオールカマーや中山金杯で2・3番人気に支持されていた馬(=中山の重賞で勝てる可能性があると評価されていた馬)。状態面が本調子かどうかという懸念はありますが、展開次第では食い込みも。鞍上が横山典騎手だけに、思い切った競馬をしてくるかもしれません。





■京成杯&日経新春杯・短評

GⅢ・京成杯は2番人気のベストディールが快勝。
これまでの好位先行ではなく、中団からポジションを上げていっての差し切り勝ち。脚質を自在に操れるセンスのいい競馬を見せてくれたと思います。
2着のマイネルロブストは他馬より1キロ重い57キロでしたが、最後の伸びは鋭く“地力のある実績馬”という印象。決め手をいかせるレースならば、今後もマークが必要かもしれません。
1番人気のアドマイヤブルーは3着。結果としてはキレ味勝負に屈した形になりましたが、先行して圏内に粘った点は評価してもいいと思います。ただし、まだまだ幼く成長途上といった感も否めません。経験を積んでどう変わってくるか(特に走りの躍動感や迫力など)に注目です。
今後、トライアルの場で、アルフレードやディープブリランテとの対決が見られ、能力差が具体的になってくるでしょうが、個人的な評価としては「今回の京成杯組は及第点」。中山芝2000mの皐月賞本番をイメージできる内容だったと思います。

京都の日経新春杯はトゥザグローリーが完勝。中盤、行きっぷりが悪くなった場面もありましたが、最後の1Fは力の違いを見せつける走りで、斤量差をものともしない横綱相撲だったと思います。
2着のダノンバラードは不安視された折り合い面はクリアできましたが、直線でさらに加速できるギアがないため、最後はキレ味の差が出てしまいました。この馬なりの勝ちパターンではあったと思うのですが・・・。
スマートロビンはプラス26キロの太め残りが敗因かも。ただし、今回のレースを見る限りでは、単騎逃げよりも番手で脚を溜めて前を交わしながらスパートをかけた方が持ち味を活かせるようにも思えました。



■年が明けてはや2週間

年明けからバタバタしているうちに、競馬もすでに3日分の開催が終わってしまいました。

1月5日の東西金杯。
中山は1000万から連勝中のフェデラリストが着差以上の完勝。1~3着を独占した5歳世代から、また1頭新勢力が台頭してきた感があります。1番人気のアドマイヤコスモスは故障が発症して残念な結果になりましたが、重賞戦線での活躍が期待できる器と思われていただけに、早い復帰を祈りたいところです。
京都は明け4歳馬のワンツー。GⅠクラスの馬(リアルインパクトやグランプリボスなど)が出走しなかったとはいえ、こちらも新勢力が名乗りを上げたとみてもいいでしょう。マイル路線は今年もまだまだ混戦が続きそうな予感がします。

1月8日、9日は3歳の重賞。
今後に期待をもたせてくれたのは、やはり、シンザン記念を制したジェンティルドンナ。直線で開いたスペースを突き抜けるように伸びてきました。現時点で桜花賞の有力候補として評価できるかは別としても、少なくとも牡馬混合の重賞を完勝した実績は貴重と思えます。

今週は中山で3歳GⅢの京成杯、京都ではハンデGⅡの日経新春杯が行われます。

京成杯は、新馬戦から2連勝で前走同じ中山芝2000mのホープフルSを制したアドマイヤブルーが人気に推されていますが、暮れに続いて再度の長距離輸送という厳しいローテーションの影響が若干気になります。
この時期の3歳馬は能力の見極めが難しいのですが、重賞での好走歴やオープン連対歴がひとつの目安になるかもしれません。マイネルロブスト、アーデントあたりは実績が光ります。萩Sを勝ったスノードンは出遅れずに自分のペースで行ければ面白いかもしれません。
一方、レッドシャンクスやベストディールは、そうした基準よりも馬自身の素質が評価されているタイプといえるでしょう。特に、ベストディールの国枝厩舎はクラシックから逆算してデビューからのローテーションを組むところもあるので、これまでに実績がなくても軽視は禁物ではないでしょうか。

日経新春杯は、トゥザグローリーが中心。秋のGⅠを3戦走った消耗度と58.5キロの斤量が気になるところですが、相手関係を考えれば本来ならば負けられない一戦のはずです。
逆転候補を考えるならば、成長期にある明け4歳世代。先行力と持久力のあるスマートロビンがその筆頭。ダノンバラードは折り合い次第。人気薄のリベルタスも、近走はまったく競馬にならないレースをしていますが、デビューから若駒Sまでの5戦(朝日杯3着を含む)の走りを取り戻せれば面白い存在になるかもしれません。同じ舞台の京都大賞典で2着に入ったビートブラックも有力候補ですが、帰厩して10日という点が少なからず不安に思えます。


■謹賀新年♪

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

年明けからバタバタしています(汗)
金杯も参加できずに終わってしまいました・・・。

仕事がひと区切りして落ち着きましたら
改めて更新したいと思います。

カレンダー

12 | 2012/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。