■2012年12月

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■皆様、良いお年を!

『競馬のツボ<ブログ版>』にお越しいただき、
ありがとうございます。

今年は競馬に参加できないことが多く、
自分としては不本意な1年でした。
ついついブログも休みがちなり、
楽しみにしてくださった皆さまには、
大変申し訳ないことをしてしまいました。

来年は、仕事の都合にもよりますが、
できるだけ多くのレースを楽しみたいと願っています。

皆さまも、どうぞ、良いお年をお迎えください。


安東 裕章


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■有馬記念・復習

GⅠ・有馬記念を制したのは3歳馬のゴールドシップ。
1番人気に応える堂々の勝利で、また1頭、スターホースの誕生を印象付ける一戦となった。

それにしても、驚異的な脚の使い方だった。
向正面最後方から大外をマクっての差し切り勝ち。この馬の勝ちパターンと言ってしまえばそれまでだが、力でねじ伏せるような走りはまさに“圧巻”のひとこと。正直、「菊花賞と同じ脚を今回も使えるのだろうか?(不発に終わるのではないか?)」という不安な部分もあったのだが、これはもう“本物”と認めざるを得ない。とりわけ、直線の坂を上りきってからさらに伸びた末脚には驚かされた。何段階も加速できるギアを搭載している馬なのだろう。
今回のレースは前後半のラップ差が少ない、緩みのない平均ペース。いわゆる“各馬の底力が問われる流れ”である。この馬の能力を十分に見せつけたという評価ができるはずだ。
陣営のコメントによれば、今後の目標は春天と宝塚記念(現時点では凱旋門賞出走のプランはないようだ)。となれば、ファンにとっての楽しみは、やはり「オルフェーヴル、ジェンティルドンナとの対戦」になるだろう。いずれにしても、競馬界の中心となり得る“強い馬”が、新しい世代から生まれた意義は大きい。来年の芝中長距離路線の戦いへの期待を、さらに高めてくれる結果だった。

2着は10番人気の伏兵・オーシャンブルー。
『予習』では「不気味な存在」と位置付けしたが、内容的にも十分評価できる走りを見せてくれた。
馬群が広がっために直線で前がポッカリ開く幸運はあったものの、最後の伸び脚はなかなかなもの。さらに、馬込みの中でもジッと集中して脚を溜める走りには好感が持てた。
前走のアルゼンチン共和国杯での走りと比較する限り、どちらかといえば、一瞬のキレ味で勝負するタイプのようにも思う。イメージとしては、大阪杯あたりで狙うのが面白いかもしれない。
短期間で成長を遂げた感があるので、あとは確実性が課題になるだろう。展開や馬場状態を問わずに結果を残せるようならば、重賞でも上位で常に好勝負を期待できそうだ。

3着は2番人気のルーラーシップ。
不安視していた通りの大出遅れで、前2走と同じく後方からの競馬。そして、これまた同じく“かろうじて確保した3着”に終わった。
「あれだけ出遅れても3着に来るのだから潜在能力そのものは高い」という意見もあるようだが、結果としては、その能力を生かしていないレースが続いていることも事実。負け方がパターン化してくると、常に不安材料を抱えながらレースをしなければならないので、実に厄介だ。かつてのペルーサのように、出遅れ癖を治すために前々の競馬を試みて、持ち味をなくしてしまった例もある。この先陣営がどのような対応をしてくるか、まずはその部分に注目だろう。

4着はエイシンフラッシュ。
デムーロ騎手から三浦騎手への乗り替わりだったが、個人的にはベストの競馬を見せてくれたと思う。
道中は中団のインで脚を溜め、直線で一気に抜け出す作戦。最後に止まったことについて、三浦騎手は「内の悪いところを通らされたから」と敗因を上げているが、当日の他のレースを見る限りではそれほど大きなマイナス要因とは思えない。むしろ、緩みのないペースのために見た目以上に脚を使わされる流れになったからではないだろうか。もう少しスローな展開ならば、一瞬のキレ味が生かせたようにも思える。
秋4戦目のローテーションを考えれば、今回の結果は評価できるとは思うが、位置取りや展開に左右されやすいタイプであることを再認識させられたレースだったことも確かだろう。

5着には3歳馬のスカイディグニティが入った。
スミヨン騎手によれば、「コーナーでも手前を替えず、キツめに押していかなければならなかった」とのこと。そのあたりは、まだまだ未完成ということなのだろう。
それでも、初の古馬混合GⅠで掲示板を確保した結果は評価できる。あとは、レースを勝ち切るだけの“武器”を身につけられるかどうかだろう。今後の経験によって、どのような走りを持ち味にしていくか、注目したい。

個人的には、今回の結果は順当と思えるもの。
ダークシャドウ、ナカヤマナイト、ルルーシュといったあたりもそこそこ上位人気に支持されてはいたが、『予習』でもふれたように、ダークシャドウの末脚は東京向き、ナカヤマナイトは自分から動ける形ができていない、ルルーシュは外々を回らされるリスクがそれぞれ敗因になったように思われる。
先にも述べたように、今回は緩みのない平均ペースで、底力が問われる流れ。上位馬の実力そのものを評価できるレースだったと言えるだろう。


■有馬記念・予習

競馬ファンにとって1年の締めくくりとなる、ドリームレース・GⅠ有馬記念。
オルフェーヴル、ジェンティルドンナが不在とはいえ、GⅠ馬7頭が参戦するフルゲートの戦い。“抜けた2頭”がいない分、馬券的にも妙味のあるレースになるかもしれない。

前売り1番人気に支持されているのは、2冠馬・ゴールドシップ
デビューから9戦して〈6.2.0.1〉の好成績。唯一着外に敗れたダービーも勝ち馬から0.2秒差の5着。リタイアした馬が多い世代ではあるが、3歳牡馬のトップホースと評価しても差し支えないだろう。
今回は古馬との初対戦となるが、勢い・成長力と2キロの斤量差を考えれば、互角以上の戦いは十分期待できる。実際、ここ2年は3歳馬が優勝。前走の菊花賞から間隔が空いたことを不安視する声もあるようだが、菊花賞が秋の大目標だったことを踏まえれば、JCを使わずにひと息入れて立て直した過程はむしろ好材料と判断できそうだ。
この馬の持ち味は、ロングスパートから長くいい脚を使えるところ。3コーナー手前から動き出し、マクリ気味に進出して直線半ばで先頭という“勝ちパターン”を持っている。かつてグランプリホースの栄誉に輝いたマツリダゴッホやドリームジャーニーも、同様のパターンで勝利を収め、“中山巧者”と呼ばれた。ゴールドシップに関しても、これまでのような自分の走りができれば、トリッキーな中山2500mでも結果を残せるに違いない。
負ける要素があるとするならば、馬自身の走りではなく、レース展開かもしれない。
ゴールドシップのマクリを「有馬を勝つための正攻法」と考えるならば、他の馬たちが“同じ戦法”で勝ちを狙いにきてもおかしくない。
特に、外国人ジョッキーには要注意だろう。彼らは“馬を自在に操る技術”に長けている。ゴールドシップよりも前の位置からワンテンポ早く仕掛けて先に抜け出す競馬をされた場合、後ろから追い込んでも届かないケースがあるかもしれない。ハーツクライがディープインパクトの脚を凌いで勝った2005年の有馬記念がそういったレースだった。
いずれにしても、どのような形でレースが動き出すかには注目。ジョッキーの駆け引き的な部分からも、かなり見応えのある一戦になりそうだ。

古馬の筆頭格として人気になっているのは、5歳馬のルーラーシップ
今年は香港GⅠ制覇をはじめ、国内のレースでもすべて3着以内の安定した成績を残し、素質馬がいよいよ充実期に入ったという見方がされているようだ。
前走のJCは3着。1・2着馬が出走しない今回、相手関係については楽になる。ただし、単純な消去法でこの馬に最上位の評価を与えられるかというと、その点は難しい。2走前の秋天にも言えることだが、結果的にGⅠ3着であっても、惜敗ではなく“かろうじて確保した3着”といった印象が強いからだ。
問題視すべきは、やはり出遅れ癖だろう。後方からの競馬を強いられ、直線だけで追い込むレースしかできないのでは、どうしても“かろうじて確保した3着”になってしまう。舞台が直線の短い中山に替わる今回、出遅れて後方からの競馬は致命傷になりかねない。陣営は「尾つりロープ」と呼ばれる矯正器具を用いて、出遅れ癖を改善しようと試みているようだが、はたして効果があるかどうか。
もとより、跳びが大きくきれいなため、早くから「東京向き」と言われていた馬。コーナーを6回通過する中山2500m自体がマイナス材料と思える部分もある。昨年の金鯱賞や今年の宝塚記念ではマクリの競馬も見せているが、この馬の持ち味と言えるかどうか。能力的にはGⅠレースを勝てるだけのものがあるとは思うが、不安要素を抱えての出走であることも確かだろう。

2走前に天皇賞秋を制したエイシンフラッシュ
デムーロ騎手のコース取りが光ったレースではあったが、力を発揮できればGⅠでも好走できる印象を残した。もっとも、常に力を発揮できるかどうかがこの馬の課題。続くJCでは1.0秒差の9着に敗れているように、安定感という点では信頼できない面もある(今年の成績にしても、ドバイも含めて〈1.0.0.4〉)。
好走のポイントをあげるならば、道中でどれだけスムーズな走りをして最後まで脚を溜められるかだろう。長くいい脚を使うというよりも、一瞬のキレ味で勝負するタイプ。昨年の宝塚(3着)や有馬(2着)では、インをロスなく回って直線までキレ味を温存していたことが結果につながったように思えた。
その意味では、今回の1枠2番の枠順はプラスと言えるだろう。好位で流れに乗って直線で巧く馬群をさばけるようなレースができれば、好勝負できる可能性も大きい。
あとは、秋4戦目でどれだけの余力があるかだろう。
どちらかといえば長距離仕様だったこの馬が、秋初戦に1800mの毎日王冠を使ってきたことには少なからず違和感を覚えたが、2400mのJCではなく2000mの秋天が目標だったと考えれば納得できる部分もある。言いかえれば、秋天がピークだった馬がJCを使った後の有馬でどれだけのパフォーマンスができるかということ。調教の採点は高いようだが、ローテーションの影響は頭に入れておいた方がいいかもしれない。

秋天、JCと4着に終わったダークシャドウ
ともに3着だったルーラーシップとは僅差の結果だが、どちらのレースも4コーナーではルーラーシップよりも前にいただけに、末脚勝負では完敗だったと言えるかもしれない。この秋のGⅠではいくぶん精彩に欠いた印象もある。
特に、秋天に関しては、この馬本来の走りができていないように見えた。春にドバイに遠征し、休養後の使い出しには札幌記念を選び、十分な調整期間を経て出走したレースだったはず。東京芝2000mの適性を考えても、GⅠを獲る最大のチャンスだったと思ったのだが・・・。あくまで個人的な見解だが、昨年の秋と比べると、キレや凄みが失われてきたようにも見えた。
それでは、今回の中山2500mが本来の走りを取り戻せる絶好の舞台かというと、どうだろう。
昨年の大阪杯や今年の札幌記念では、小回りコースでも結果を残している。しかし、やはりこの馬は全5勝をあげている東京がベストだろう。少なくとも、有馬記念を目標にしてきたとは思えないのだが・・・。
好走の可能性を示唆するヒントを見つけるとすれば、陣営のコメントにある「ここ2走は馬体が太かった」という点。マイナス体重での出走で直前に凄みのある雰囲気を出しているようならば変わり身があるかもしれない。あとは、ムーア騎手がスノーフェアリーのような大胆な騎乗を見せてくれるかどうか。

前走、菊花賞でゴールドシップの2着に入ったスカイディグニティ
セントライト記念が人気薄の激走だっただけに、本番の走りに注目したが、予想以上にしっかりと集中した走りができていたように思えた。春のクラシックに参戦していないため地味な印象もあるが、秋の2戦だけを見れば3歳のトップクラスとも言える内容。鞍上がスミヨン騎手という材料も加味すれば、このレースの“惑星的存在”かもしれない。
セントライト記念の追い込みが強い印象を残したために、末脚勝負型に思われがちだが、どちらかと言えばピッチ走法で競馬をするタイプ。その点では、小回りを苦にせずにすむだろう。古馬混合のGⅠでいきなり勝ち負けは難しいだろうが、馬券圏内に食い込んでくる可能性は捨て難いようにも思える。ともあれ、この馬の今後を占う意味でも注目のレースと言えるだろう。

過去10年のデータから、勝率・連対率ともに優勢なのが4歳馬。今年は3頭出走する。

秋初戦のオールカマーを完勝したナカヤマナイト
前走の秋天は9着に敗れたが、最内枠から外に持ち出すのに手間取ったのが痛かった。勝ち馬のエイシンフラッシュのようにインを突いていれば、あるいはもっと上の着順があったかもしれない。上がりそのものはメンバー中3位だった。
今回の舞台は〈3.2.0.0〉の実績を持つ中山コース。JCを見送ったローテーションからも、このレースを目標とする気配がうかがえる。
課題は、オールカマーで見せたような“自分から動く競馬”ができるかどうか。同じような走りを要求される宝塚記念では後方ままで終わっているため、“自分の形”になっているかという点では若干疑問がある。中山巧者でありながら、マクってくるイメージがないのもそのためだろう。コース適性の高さは認めるとしても、現時点では強い勝ち方につながっていないようにも思える。

前走、アルゼンチン共和国杯を圧勝したルルーシュ
長期休養があったため3歳時には1戦しか走れなかった馬だが、今年の3月に復帰して以降は〈4.2.1.1〉。潜在能力の高さを示すとともに成長力をうかがわせる数字を残している。この馬を本命に推す競馬記者も多いが、伸びしろと可能性が高く評価されているからだろう。
不安要素をあげるならば2点。
まず、先行脚質の馬が大外枠に入ったこと。最初のコーナーまでの距離が短い中山2500mは、ポジション取りという点では圧倒的に内枠が有利。外枠の先行馬には、正面スタンド前で流れが落ち着くまでにかなりの脚を使わされるリスクが生じる。このあたり、横山典騎手がどのような乗り方をするかに注目したい。
もう1点は今年の3月から月1走平均で休みなく使われていること。どこかで3ヶ月程度の休養を取っていればリフレッシュできたと思うのだが・・・。前走のアルゼンチン共和国杯が破格の時計だっただけに、状態面に関して少なからず不安が残る。

前走、金鯱賞をレコード勝ちしたオーシャンブルー
もっとも、レコード勝ちと言っても新装中京での2分4秒であるし、メンバー的にも楽なレースだったので、それほど強調できるものではないかもしれない。夏場から使い出して6戦目。前走から中2週。ローテーション的にも厳しいようにも見える。
ただし、同じような過程から有馬で好走したタイプもいた。一昨年3着のトゥザグローリー。10月から4戦を走って中日新聞杯から中2週での参戦だった。
もちろん、それだけで“穴候補”として注目できるわけではないが、なんとなく不気味な印象がある1頭だ。

他では・・・。
春天を制したビートブラックは、忙しい小回りコースで同じようなレースができるかどうか。
中山実績〈5.3.1.4〉のダイワファルコンは、GⅠでの相手関係と初距離がカギ。
海外遠征帰りのトレイルブレイザーは、調教の採点を見る限りでは状態面に不安が残る。
2年連続このレース3着のトゥザグローリーは、前走のJCダート参戦をどう判断するか。陣営が芝の中長距離路線に行き詰まりを感じているとすれば難しいかもしれない。冬場に調子を上げてくるタイプだけに軽視できない部分もあるが・・・。
あとは、ローズキングダム
GⅠでは足りない印象が強いが、一方で常に不完全燃焼のレースが続いているようにも見える。岩田騎手がこの馬をどのように操るか。個人的に注目したいところでもある。


■復帰は有馬記念・・・かな??

「競馬のツボ<ブログ販>」にお越しいただき、
ありがとうございます。

2週にわたってお伝えしていますように、
衆議院総選挙がらみの大急ぎの仕事と年末進行の通常の業務が重なり、
残念ながら競馬に参加できない状態が続いています。
本日、8日ぶりに家に帰ってきて、
ようやくJCダートのVTRを見ることができました。

ニホンピロアワーズ、強かったですね~!
トランセンドとエスポはピークが過ぎていると考えていたので、
3・4歳馬がどのような走りを見せてくれるか期待していたのですが、
5歳馬と6歳馬のワンツー!
先行有利な展開だったとはいえ、経験値がモノを言ったようにも思えます。

今週と来週は2歳GⅠ。
もともと春のクラシックのために見ることに徹しているレースです。
ということで、あと2週お休みをいただきます。(選挙も終わりますので・・・)

一応、有馬記念で復帰の予定です。
でも、オルフェーヴル、出ないのかあ・・・。

皆様のご健闘をお祈りいたします。
風邪など召されぬよう、体調にはお気をつけください。


安東 裕章

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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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