■2013年01月

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■ブログ休載のお知らせ

『競馬のツボ<ブログ販>』にお越しいただき、
ありがとうございます。

都合により、2~3週、ブログをお休みさせていただきます。
申し訳ありません。


安東 裕章
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■少しだけ・・・AJCC・短評

AJCCを制したのは3番人気のダノンバラード。

直線、内にモタれて2着のトランスワープ(およびゲシュタルト)の進路を妨害。ベリー騎手に騎乗停止の裁定は下ったものの、「降着・失格」に関する新ルールの“不透明さ”が問題視される一戦になりました。「昨年までなら降着だった」「加害馬有利の新ルール」と思った競馬ファンも多かったのではないでしょうか。
加えて、トランスワープを管理する萩原調教師からの申し立てがあって、はじめて「審議」のランプが点灯したことも不可解。確定までに時間を要したことも含めて、後味の悪いレースだったと思います。

レースそのものに関しては、GⅢで揉まれた馬のワンツーといった印象です。
1番人気のルルーシュは、折り合い面の不安と気性的な問題が悪い形で出たようにも見えました。アルゼンチン共和国杯の時のように、自分のペースで気持ち良く走れれば力を発揮するのでしょうが、どこかまだ馬が未熟なのかもしれません。ゲート内で暴れたということから、あるいは、使い詰めのローテーションのために、馬が走るのを嫌がったという意見もあります。
2番人気のアドマイヤラクティは、3着には来たものの、道中の加速が今ひとつ。重賞戦線で結果を出すためには、もう少し迫力とキレが欲しいところです。
サトノアポロは初重賞ということを考えれば健闘した方かもしれませんが、コース取りが外になり過ぎた感もあります。外から差し切るだけの力はまだなかったということでしょうか。

いずれにしても、全体的には物足りなさが残ったレース。
前週の日経新春杯同様、GⅠで好勝負できるような逸材は現われなかったと言えるでしょう。
春天を見据える意味でも、この先の京都記念、日経賞あたりから、新勢力の台頭を期待したいところです。



■少しだけ・・・AJCC展望

今週は、本日(金曜)夜から出張のため、『予習』はお休みします。

日曜日の中山ではGⅡ・AJCCが行われます。
ナカヤマナイトの回避によって、ルルーシュの“1本かぶり”という声もありますが、ここで強い競馬を見せてくれるようならば、GⅠ戦線参入への期待が膨らむかもしれません。
メンバーを見渡すと、展開が左右しそうなレースという印象も。
おそらくハナを主張するのはネコパンチになるでしょうが、その逃げをルルーシュあたりがどのように追い掛けるかによって、ペースが変わってきそうです。
流れが落ち着くのか、あるいは、予想以上にハイペースになるのか。近走、行きっぷりが悪く後方からの競馬が続いているアドマイヤラクティの取捨を考える場合、こうした展開についてもある程度予測した方がいいかもしれません。
休み明けのトランスワープは、実績とコース適性から、そこそこの人気になりそうですが、中山適性〈1.2.1.1〉に関しては1000万クラスまでの先行脚質だった頃のもの。額面通りに数字をとらえていいものかどうか。
3歳時には期待値の高かったダノンバラードは、詰めの甘さが気になる上、この2年間、急坂のあるコースを走っていないことも懸念材料です。
個人的に注目したいのはサトノアポロ。オープン昇級初戦で別定GⅡという厳しい条件ですが、最内枠を生かした立ち回りの巧いレースができれば、圏内確保の可能性も期待できると思います。
さらに、穴めいた1頭をあげるならば、調教の良さが実戦につながることの多いゲシュタルト・・・といったところでしょうか。

皆様のご健闘をお祈りいたします。

■日経新春杯・復習

日経新春杯を制したのは10番人気の伏兵・カポーティスター。
内が有利な馬場で52キロの軽ハンデという条件に恵まれたところがあったとはいえ、その条件を最大限に生かす理想的な競馬を見せてくれた。この点については高倉騎手の好騎乗を評価すべきだろう。内々をロスなく立ち回り、直線先頭から一気に押し切りに行った“強気の攻め”。21歳の若手ジョッキーの溌溂とした乗り方に好感が持てた。
馬自身も力を付けた印象。元はと言えば、昨年の青葉賞で2番人気の支持を受けていた馬(=能力を評価されていた馬)。明け4歳でさらなる成長が見込めれば、今後の活躍も期待できるだろう。内の3頭で決着したレースだけに、「能力を判断する上では参考外」という意見もあるようだが、今回の勝利は決してフロックではないようにも思える。

2着は1番人気のムスカテール。
出走を前倒しにしたローテーションだったため、状態面に不安があったが(実際、プラス12キロで出走)、終わってみれば「このメンバーでは力上位」と思わせる内容。カポーティスターの後ろに付けて、同じコース取りでレースを運んだため、最後はポジションと斤量の差で届かなかったものの、内から抜けた後の伸び脚(一度止まるかのように見えてもう一度伸びる)は目を引いた。
鞍上のビュイック騎手いわく「右回りも距離も問題ない」。ただし、コーナリングで若干反応が鈍くなったようにも見え、そのあたりが今後の課題になるかもしれない。

3着は4番人気のトウカイパラダイス。
「状態は確実に上向き」という陣営の言葉通り、ここ数戦では最も見応えのある走りだった。
直線を向いた時点では、そのまま押し切れそうな勢いにも見えたが、ゴール前では最内を通った2頭に交わされた。これについては、馬場差もあるかもしれないが、速い上がりを使えないこの馬の弱点が見えたようにも思える。実際、上がり3F35秒2は10着までに入った馬の中で、逃げたホッコーガンバに次いで2番目に遅い。『予習』でもふれたように、パワー型の走りがより生かせる条件の方が、この馬には向いているようだ。

上がりの脚が光ったのは4着のカルドブレッザ。
荒れた外目からメンバー最速の上がり(34秒4)で追い込んできた。今回はポジションが後ろになったが、もう少し前目の位置からでも末脚を発揮できるようならば、この先面白い存在になるかもしれない。脚を余した感もあるので、少しもったいないレースのようにも思えた。

2番人気のダコールは10着。
ペースや枠順など、条件が向かなかったことが敗因かもしれないが、正直、もう少し何とかならなかったか。堅実派が売りの馬ではあったが、「勝ち味に遅い=自分から勝ちに行けない」ことが、悪い形で証明されたようにも思える。重賞クラスの壁を越えるためには、そのあたりの走りのメリハリが必要になりそうだ。

3番人気のカフナは6着。
直線半ばすぎまでは一気に伸びそうにも見えたが、ゴール手前で失速。距離の問題か除外の影響か。ただし、見せ場は十分とも思えたので、次走への期待はつながったかもしれない。


■日経新春杯・予習

今週の競馬は3日間開催。日曜日の京都ではハンデGⅡ・日経新春杯が行われる。
一昨年の勝ち馬がルーラーシップ。昨年はトゥザグローリー。近年はGⅠ級の実力馬が結果を出しているレースだが、今年のメンバーは条件クラスからの格上挑戦馬が半数近くを占め、正直、言い方は悪いが、“低レベル”の印象も否めない。
もっとも、予想をする上では、難解で歯応えのあるレース。絶対的な中心馬が不在のため、買い目の組み立てには苦労しそうだが、馬券的妙味も兼ね備えた面白い一戦とも言えるだろう。

ムスカテール
前走はアルゼンチン共和国杯2着。昨年夏以降のレース内容を見ると本格化の兆しもうかがえる。
近4走はいずれも左回りコースで〈2.1.0.1〉。左回り巧者であると同時に右回りだと内にモタれる面を見せる。その点では、ラチを頼って走れる最内枠はプラス材料。
今回は短期放牧明けになるが、気になるのは「東京開幕週のOP特別に目標を置いていたが、メンバーを見て急遽参戦を決めた」という陣営のコメント。はたして、どこまで状態が仕上がっているか。調教採点では「急仕上げ」との意見もあり、実際、本数そのものは少ない。

ダコール
デビュー以来22戦を走って、掲示板を外したレースはわずか1戦という堅実派。その1戦が道悪で行われたGⅡ・オールカマーということから、「良馬場ならば力を発揮できる」という陣営の言葉にも説得力がある。
京都芝〈3.2.2.0〉、2400m〈1.2.1.0〉。数字的には信頼できる。
ただし、1600万勝ちに5戦(降級があったためオープン入りまで9戦)かかったように、勝ち味に遅い面も。軸馬向きのタイプではあるが、アタマから狙えるかどうか。
近2走は後方からの競馬をしているが、Aコース使用の2週目ならばまだ内・先行有利の馬場のはず。主戦の佐藤哲騎手から乗り替わった福永騎手がどのようなポジションでレースを進めるかがカギ。

オールザットジャズ
エリザベス女王杯5着→愛知杯3着は、3年前の勝ち馬メイショウベルーガとローテーションも着順も同じ。1800mに良績があった点も似ている。
もっとも、自分の競馬に徹して末脚のキレを生かしたメイショウベルーガに対して、この馬は好位・中団での立ち回りの巧さが走りの特徴。それゆえ、2400mへの距離延長がプラスになるかどうかは少なからず疑問。
牝馬限定重賞の勝ち鞍はあるものの、近走の戦績を見る限りでは55キロのハンデも見込まれた感がある。

メイショウカンパク
57.5キロを背負うトップハンデ馬。2走前にはGⅡ・京都大賞典勝ち。その時の勝ちタイム・2分23秒4は優秀で、メンバー中ダントツの持ち時計。
ただし、京都大賞典と同じ舞台のレースだからと言って、今回も同様の走りができるとは限らない。前走のJCのようなスローの瞬発力勝負は不向き。「ある程度レースが流れてほしい」という陣営の言葉通り、展開に左右される面も。実際、同じ新潟2000mのレースでも、流れが向いた新潟大賞典では3着に飛び込み、スローの瞬発力勝負だった新潟記念では届かず11着に終わっている。
昨年は9戦して、うち5戦が2ケタ着順。「難しい馬」といった印象。

トウカイパラダイス
2走前のアルゼンチン共和国杯(11着)は大幅な馬体減が敗因。前走の金鯱賞(0.2秒差の4着)で復活の兆しを見せ、陣営のコメントによれば「今回はさらに状態が上向き」とのこと。能力を発揮できるようであれば好勝負も可能。
課題は時計勝負になった場合。この馬の全5勝の内訳を見ると、改装直後の中京で2勝、洋芝の函館で1勝、重馬場の京都で2勝。パワー型の走りを要求されるレースで結果を残している。今回の馬場状態がそうした走りにマッチするかどうか。

メイショウウズシオ
前走のステイヤーズSは8着。距離が長過ぎたのが敗因だろうが、掛かり気味だった走りを見る限りでは、折り合い面の不安を残した感もある。
昨年の御堂筋Sや大阪-ハンブルグCのように、好位・先行からの脚を溜める競馬ができるかどうかがカギ。
脚質的には馬場が味方しそうだが、この馬も時計がかかった方がいいタイプ。上がり勝負では分が悪いので、立ち回りの巧さで粘り込める展開になれば、馬券圏内の可能性も見えてきそうだ。

エキストラエンド
明け4歳の可能性を買われたこともあってか、前日売り午後3時の時点で単勝2番人気の支持を得ている。
京都新聞杯では3着の実績。準オープンからの格上挑戦になるが、53キロの斤量とインを突ける鞍上・岩田騎手はたしかに魅力。今後の中長距離戦線の新星としての期待も高まる。
ただし、前走の負けが不可解。陣営もはっきりとした敗因がつかめていないようだ。「母・カーリングの産駒には気性難が多い(その代表はリベルタス)」という血統的な見解もある。評判通りの潜在能力の高さを見せてくれるかどうか。ここは注目の一戦。

格上挑戦組には他にも面白そうな馬が目立つ。
昨年4歳秋の充実期に入ったように見えるカルドブレッザ
除外がなければクリスマスカップでも1番人気に支持されていたと思われる連続連対中のカフナ
距離を克服できるならば京都では確実な脚を使うナムラオウドウ
軽ハンデで好枠をひいた4歳馬のカポーティスターも立ち回り次第では面白い。

京都巧者のロードオブザリングには、これまで“重賞の壁”があったが、今回のメンバーならあるいは・・・という気もするが・・・。
穴ならばサトノパンサー
オープン昇級初戦の前走・朝日CCが0.2秒差の6着。大きく負けてはいない。初距離が課題になるが、4歳秋に上昇度を見せた馬だけに軽視できない。実際、今回人気のムスカテール、ダコールとは好勝負を繰り返していた。



■謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
皆様にとって幸多き1年になりますよう、お祈り申し上げます。

5日は東西で金杯が行われます。
今年の競馬の盛り上がりを期待する意味でも、注目したいのは“新勢力の台頭”。
特に、明け4歳馬たちがどのような走りを見せてくれるかは興味深いところです。

中山金杯はアドマイヤタイシ、ダイワマッジョーレあたりが人気になりそうですが、
どちらも前走の重賞での好走が“本物”かどうかの真価を問われるレースと言えるでしょう。
秋天6着のジャスタウェイは小回りコース克服が課題。加えて、朝日CCを熱発で回避した影響も気になります。
昨年の弥生賞を勝ったコスモオオゾラは復調度の不安もありますが、時計勝負への対応もカギだと思います。
穴として面白そうなのは2枠の2頭。
ドリームセーリングのマイペースの逃げ粘りと、前走で久々に行き脚を見せてくれたキョウエイストームのコース適性は軽視できないように思えます。

京都金杯は明け4歳牝馬のサウンドオブハートの走りに注目。
牡馬相手にある程度の結果を残せるようであれば、次走に牝馬限定戦に出走した場合、狙える1頭になると思います。
良血・トーセンレーヴはここが正念場。折り合い面に不安があるので、大外はマイナス材料とも思えるのですが・・・。
実績面ではダノンシャークでしょうが、最内という極端な枠がどうか。この馬に関しては、内と外のどちらが伸びるかといった当日の馬場コンディションを確認した方がいいかもしれません。
人気薄で気になるのは、前走見どころのある末脚を見せてくれたキングストリートと、距離延長がプラスに働いた場合のニシノビークイック。特に後者は「1200では仕掛けて位置を取りに行っていたのでゆったり運べるマイルの方が競馬をしやすい」という陣営のコメントが不気味です。

中山も京都も一筋縄ではいかないハンデ戦。
難解なレースですが、それゆえ、予想を楽しめそうです。


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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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