■2014年03月

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■高松宮記念

春のスプリント王決定戦、GⅠ・高松宮記念。
ロードカナロア引退後の新たな勢力図を確認する上でも、非常に興味深い一戦になりました。
今回は1頭ずつ検討してみたいと思います。

●マジンプロスパー
スプリントGⅠの常連で中京巧者だが、外目からスムースに進出して直線先頭が勝ちパターンのため、今回の最内枠はマイナス(枠順決定後の陣営のトーンも低い)。もっとも、荒れ馬場は苦にしないタイプなので、内々をロスなく回って最内を突くような競馬ができれば、圏内の可能性も。

●サクラゴスペル
昨年の4着馬。秋のスプリンターズSでも4番人気に支持され、本来の能力評価は高い馬。その意味では人気の盲点と言えるかもしれない。マイルからの距離短縮、鞍上は中京得意の松山騎手。不気味な存在にも見える。末脚のキレるタイプではないので、内々を巧く立ち回れるかがポイント。

●サンカルロ
前走・阪急杯で見せた末脚は圧巻。8歳馬だが衰えは感じさせない。ただし、前走で最内がポッカリ空いたのはあくまで展開のアヤ。できれば外枠が欲しかったという陣営のコメント通り、差し勝負に持ち込むならば外を回りたいところ。先行勢が多いため直線でどのように馬群を捌くかがカギ。

●レッドオーヴァル
初の1200、斤量55キロといった課題があり、重賞未勝利のため実績面での見劣りも否めない。ただし、この馬を管理するのは、カレンチャン、ロードカナロアを輩出した安田隆厩舎(2週前のトリトンSもこの厩舎の馬のワンツー)。素質を見抜いた上でのスプリント参戦であるのならば、軽視はできない。

●コパノリチャード
前走・阪急杯は2着馬に0.7秒差をつける逃げ切り勝ち。1200は初距離だが折り合いを気にしなくて済む分、さらにスピードを生かせるはず。問題はハクサンムーンの存在。テンのスピードではハクサンに劣るため、どのような戦法をとるのか。陣営は「控えてもいい」とコメントしているが・・・。このあたりはデムーロ騎手の手綱捌きに注目。

●リアルインパクト
出走メンバー中、唯一のGⅠ馬。初の1200m戦となった前走のオーシャンSは8着。出遅れが敗因と言われており、一戦だけでは見限れないかもしれない。もっとも、本来の先行策で臨んだとして、スプリントの速い流れに対応できるかどうかは未知数。

●レッドスパーダ
昨年の秋天にも出走していたように、マイル以上の距離でマイペースの走りをするイメージが強い。そう考えると、前走・オーシャンS3着は及第点以上の結果かもしれない。時計勝負では分が悪いだろうが、パワーを必要とする消耗戦になれば浮上する余地も。左回りはプラス。

●ガルボ
前走の阪急杯は、コパノリチャードをマークする競馬をしながら4着に踏み止まったという点では評価できる。今回は久々の1200m戦。番手マークから直線抜け出しが持ち味の馬なので、流れへの対応と同型(逃げ馬マーク)との兼ね合いがカギ。

●ストレイトガール
前売り1番人気。昨年夏以降は目を見張る快進撃が続き、前走のシルクロードSも逃げ馬をマークして直線で突きはなす“横綱相撲”の競馬。北海道の洋芝で結果を残していることから、時計のかかる中京の馬場も苦にはしないだろう。あとは、キャリア的には前走が重賞初勝利という馬だけに、500万からトントン拍子に勝ち進んだ勢いで、GⅠの壁をも突破できるかどうかが課題。

●シルクフォーチュン
芝・ダート兼用の8歳馬。イメージとしては、最後方から追い込んできて3着というタイプ。それゆえ、先行勢の揃った今回は、展開次第で突っ込んでくる可能性も。もっとも、近走はダート戦にシフトしているようにも思えるので、芝で以前のようなキレ味を発揮できるかどうかは少なからず不安。

●インプレスウィナー
左回りの芝1400では強烈な末脚を発揮する馬。ただし、ここ3走は1200m(うち2走は右回り)でも差のない競馬をしているので、ハマれば怖い存在。先行激化が予想される中で、穴馬として取り上げる競馬記者が多いのもそのためだろう。あとは、当日の馬場状態。あまりの道悪になった場合はキレ味が削がれるかもしれない。

●ハクサンムーン
スプリントGⅠ3着→2着、さらにセントウルSではロードカナロアに勝利という実績を踏まえれば、ここでは間違いなく有力候補。ただし、休み明けだったとはいえ前走のオーシャンSの失速を見ると、「本当に巻き返せるのか?」という不安もよぎる。たしかに、昨年はオーシャンS9着からの一変を見せたが、元来「寒い時期は体が硬くなりやすいタイプ」(陣営談)である以上、昨年夏の走りをそのままイメージするのは危険かもしれない。今回のレースの取捨選択において、一番のポイントになりそうな馬。

●アースソニック
昨年秋の京阪杯勝ち馬。もっとも、スローの前残りのレースだっただけに、展開が味方した部分も少なくない。実際、近2走はハイペースで流れに乗り切れないチグハグな競馬。正直、GⅠでは敷居が高い印象。

●レディオブオペラ
4連勝で臨んだ前走のシルクロードSではストレイトガールに交わされ2着。陣営いわく、大幅な馬体減が敗因とのこと。となれば、体調次第では見直せる余地も十分ある。問題は、この馬の良績が京都に集中していること。京都の軽い芝と中京の時計のかかる芝は明らかに異質。そのあたりを克服できるかどうかがカギ。

●スマートオリオン
前走・オーシャンS勝ち。1200mでは8戦すべて連対という数字が光っている。気になるのはローテーション。連闘後の中2週で輸送競馬。近走すべて中山で走っていることもあり、余計に輸送による負担が不安視される。前走は最内から抜け出す、言わばコース取りの勝利。外目の枠に入った今回はどのようなポジションからレースを進めるのか。名手・横山典騎手の乗り方に注目。

●エーシントップ
昨秋以降はダート戦線に矛先を向けていたが、ここで再び芝へ。2・3歳の重賞で3勝をあげているが、初の1200mでいきなりGⅠはどうか。明け4歳の成長力を考えると、不気味な存在にも見えるが、好走の裏付けは乏しいというのが正直なところ。ただし、信じられない大穴を開けるのは、こういうタイプかもしれない。

●スノードラゴン
ダートから芝へ転じた前走のオーシャンSで2着。とはいえ、芝では前走を含めて〈0.4.0.1〉の数字を残しているので、フロック視はできないだろう。時計がかかって、外差しが決まるような展開になれば面白い存在。インプレスウィナーと同じく、穴記者の推奨が多い1頭。

●マヤノリュウジン
昨秋のスプリンターズS3着。前半が速く、上がりがかかる展開を得意としていて、それゆえ京阪杯は流れが向かなかった。スプリンターズSの時は好位のインで流れに乗れただけに、今回の大外枠はマイナス材料だろう。先行したいタイプ全般に言えることだが、3コーナーまでにどのようなポジションを取れるかどうかがポイントになりそうだ。


こうして全馬について書いてみると、ロードカナロアの引退によって、王者不在の混戦であるように思えます。ストレイトガールが前評判通りに新たな“スプリント女王”の座につくのか。あるいは、他の馬が名乗りをあげるのか・・・。
当日の雨予報は心配ですが、熱戦を期待したいと思います。




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■今週は3日間開催

今週の競馬は3日間開催。
巷は春のお彼岸・3連休のようですが、
私は今晩(木曜夜)から出張です。
ということで、残念ながら不参加になってしまいました(泣)。

注目の重賞は、日曜中山のスプリングSでしょうか。
初芝でGⅠを制したアジアエクスプレスは“本物”なのかどうか。
ベルキャニオン、クラリテイシチーといった重賞好走馬が
皐月賞をイメージできる走りを見せてくれるかどうか。
いろいろと見所があるように思えます。

同日の阪神大賞典は9頭立てで、やや物足りない印象。
こちらは、ゴールドシップの復権か、サトノノブレスの躍進か、
といった感じになりそうです。

皆様のご健闘をお祈り致します。


安東 裕章




■フィリーズレビュー&中山牝馬S

日曜日は東西で重賞が開催されます。

阪神では桜花賞トライアルのフィリーズレビュー。
土曜日午後4時過ぎの時点で1番人気の支持を得ているのはホウライアキコ。
すでに重賞2勝の実績があり、2番人気に推された阪神JFは7着に敗れたものの、残り1Fまではそのまま押し切れそうな勢いにも見えました。それゆえ、「内回りの1400mならば、この馬のスピードを存分に発揮できるだろう」というのが大方の見解のようです。
とはいえ、阪神JFの失速の原因については検討しておくべきでしょう。
陣営は「レース前のイレ込みが影響した」とコメントしていますが、それ以前のレースと条件を比較した場合、「直線の坂」と「マイペース(ハナもしくは番手)で行けなかったこと」も敗因として考えられるようにも思えます。
最内枠の快速馬・ベルカントをはじめ、ヤマノフェアリー、エスメラルディーナ、ニホンピロアンバーといった“前へ行きたいタイプ”が揃った今回、この馬が自分のレースをできるかどうか。そして、最後の坂をクリアできるかどうか。そのあたりが課題になるかもしれません。
いずれにしても、ホウライアキコを含めた先行勢に関しては、ポジション取りとペース配分がカギになりそうです。

前が競り合う形になれば、内回りコースであっても差し・追込が決まる可能性もあるでしょう。
スポーツ紙などでは、前走・紅梅Sを33秒7の上がりで差し切ったアドマイヤビジンの末脚が注目されているようですが、このレースはスローの瞬発力勝負。ハイペースの前崩れを予想するならば、同様の流れで結果を出した馬の方がより対応できるかもしれません。
ダンスアミーガ、ホッコーサラスター、そして前走のエルフィンS(超スロー)では折り合いを欠いて競馬にならなかったリアルヴィーナスあたりにも台頭の可能性がありそうです。
さらに、気になる1頭をあげるならば、1400mで差のないレースをしながら、少しずつ走りの安定感を増してきている(自分の形が出来つつある)マイネヴァリアンテ。速い流れの方がいいタイプに思えるので、先行勢を見ながら脚を溜める競馬ができれば、面白いかもしれません。

中山では牝馬限定ハンデGⅢの中山牝馬S。
こちらはかなりの混戦模様で、一筋縄ではいかないような印象があります。
このレースを読み解くカギとして、「今の中山の芝はパワーを求められる」ということを頭に置いておいた方がいいかもしれません。2月の降雪の影響もあって、3~4コーナーは特に荒れているとのこと。そのため、スピードに任せて内を進んだ先行馬が失速したり、直線勝負にかける差し馬が思ったほど弾けなかったり、というようなレースが目立っています。
となれば、3~4コーナーの外目をマクって、その勢いを直線でさらに加速させていく、いわゆる“中山向きの走り”がより一層必要とされるのでは?と思われます。

土曜日午後4時過ぎの時点では、エクセラントカーヴが1番人気(5倍台!)に支持されていますが、この馬はどちらかと言えば、軽い芝向きの瞬発型。距離も1F長く、しかも6ヶ月の休み明けとなると、全幅の信頼を置けるかどうか。
愛知杯1・2着のフーラブライトとキャトルフィーユに関しても、消耗戦という部分では愛知杯に似た形になるかもしれませんが、1コーナーまでの距離が短く、ある程度の位置をキープしたい馬が揃った今回の中山1800のレースは、若干忙しいようにも思われます。
エリザベス女王杯3着のアロマティコは展開に左右される面が不安材料。今回が引退レースとなるノーブルジュエリーは、立ち回りの巧さはあるものの、ベストの距離とは言い難いでしょう。
中山巧者のクラウンロゼとトーセンベニザクラは、どちらも極端な枠。クラウンロゼについては、好位のインに潜り込んで最内を抜けて来るイメージも浮かびますが、トーセンベニザクラは外々を回らされる展開になると距離のロスが響きそうです。中山〈2.2.1.1〉のセキショウは同型が多く、自分の形に持ち込めるかどうか。

軸を決めにくい中で、あえて1頭選ぶならば、ノボリティアーナでしょうか。中山の内枠+鞍上・横山典というのは、やはり軽視できない組み合わせ。馬自身の脚質に幅が出てきたことに成長を感じます。
あとは、エバーブロッサムの巻き返し。休養前の2走の敗因が関西への長距離輸送にあったとすれば、中山替わりは歓迎のはず。典型的なパワータイプではないにしても、昨年春の実績を踏まえれば怖い存在に思えます。



■中日新聞杯

今週は土日に3重賞。
土曜日は中京でハンデGⅢ・中日新聞杯が行われます。

人気の中心となりそうなのは、アンコイルドとラキシス。
共に、GⅠ・別定GⅡでも好走歴があり、戦績面から言えば“抜けている”印象もあります。叩き2走目のローテで上積みも見込まれ(2頭とも前走はプラス2ケタの馬体増)、前走GⅡからのGⅢ出走は、ハンデ戦とはいえ「このレースを勝ちにきた」と考えるのが妥当かもしれません。

気掛かりな点をあげるならば・・・。
アンコイルドについては、陣営が「坂のあるコースを意識した調教ができた」とコメントしていること。受け取り方によっては、この馬は坂のあるコースを得意としていないと陣営が判断しているようにも思えます。仮にその通りならば、最後に斤量差が響くのでは?という懸念も。
ラキシスに関しては、ローカルの2000m戦がどうなのかという点。近4走はすべて2200m戦で、エリ女と京都記念はスローの上がり勝負でした。2Fの距離短縮は負担にならないでしょうが、プラス材料として考えられるかどうか。初の中京コースでゴチャつきやすいフルゲート。経験値を物差しにすれば、不安な要素も少なからずあるように思えます。

上記2頭にもあてはまることですが、GⅢ戦を考える上でのポイントのひとつは、前走で上のクラスを走っていたかどうかということ。いわゆる“格落ち”の馬は、検討対象に加える必要があると思われます。

前走、AJCCで差のない4着だったレッドレイヴンは、元来は左回り巧者と評価されていたこともあり、条件好転と考えてもいいでしょう。ただし、AJCCのゴール前でもうひと伸び足りなかったように、距離は1800mがベストの馬。2F差をどう克服するかが課題かもしれません。(2200から2000への短縮がその対処策という見方もできますが・・・)

AJCC5着のフラガラッハは〈2.0.0.1〉の中京巧者。ただし、マイル路線から距離を伸ばした近走の内容はもうひとつ。末脚を生かせる展開になれば浮上の可能性もありますが、この条件でのトップハンデは少々見込まれた感もあります。

前走、京都記念7着のアクションスターは、2走前の準OPの走りと比較すると、重賞の壁があるようにも見えました。ただし、鞍上の北村友騎手は、時として“決め打ちの追い込み”を見せるジョッキー。馬場や展開によっては、馬券圏内に突っ込んでくる可能性も。

前走、中山記念9着のユールシンギング。セントライト記念勝ちの実績があり、明け4歳世代では上位の評価をされていただけに軽視は禁物でしょう。中京は初ですが、左回りコースは〈2.2.1.0〉。出遅れ癖が目立つため、後方からの競馬を強いられると厳しいでしょうが、内枠を生かしてある程度のポジションでレースができれば面白い存在になるかもしれません。

休み明けにはなるものの、出走馬の中で唯一前走GⅠ(有馬記念)を走ったラブリーデイ。昨年春はクラシック戦線に名を連ね、古馬混合となった初のGⅢ・小倉記念で2着、暮れの金鯱賞でも2着と、重賞でも十分戦える手応えを見せてくれました。開幕週で先行馬に味方する馬場であれば、当然マークは必要。あとは、他馬との兼ね合いで56キロの斤量がどうかという点。

同じく休み明けのエックスマーク。前走のステイヤーズS8着は、陣営いわく、距離が長過ぎたのが敗因。今回は〈2.1.0.1〉の2000m、〈1.0.2.0〉の中京と条件は好転します。重賞経験が少ないため、慣れが必要かもしれませんが、本ブログ更新の時点では個人的に穴として狙ってみたい1頭。

他にも伏兵は多数。
格下感は否めないものの、57キロから54キロへの斤量減が魅力のマーティンボロとカネトシマーシャル(近走充実のマーティンボロは人気になるかもしれませんが・・・)。近2走、東京2000mで安定した走りを見せているアロマカフェ。マイペースに持ち込めた場合のサムソンズプライド。このあたりが面白い存在かもしれません。

あとは、開幕週の中京の馬場がどのような状態なのかがカギ。
必ずしも前と内が有利になるとは限らないクセのある競馬場なので、できれば当日のレースである程度の傾向を把握しておきたいところです。

■今週も・・・(泣)

『競馬のツボ<ブログ版>』へお越しいただき、ありがとうございます。
仕事の都合により、先週に引き続き、今週もお休みをいただきます。
申し訳ありません。
(3月は決算期で毎年グチャグチャです・・・)

今週は土日で3重賞。どれも見逃せないレースだと思います。
時に日曜の皐月賞トライアル・弥生賞は興味深い一戦。
3歳牡馬は現時点でイスラボニータが頭ひとつ抜けている印象もありますが、
今回の出走メンバーにも注目馬が目白押し。
ここでどのような走りを見せてくれるのか、非常に楽しみです。

皆様のご健闘をお祈りいたします。


安東 裕章

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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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