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■ジャパンカップ・予習 (2008.11.30 東京10R) 

歴史に残る名勝負と賞賛された天皇賞・秋。
そのレースを制したウオッカと3着馬ディープスカイが再び府中のターフで対戦する。おそらくこの2頭が1、2番人気を分け合うと思われるが、そこに不安がないとは言い切れない。
レコード決着となった天皇賞・秋の激走の反動……。はたして両馬はベストの状態でこのレースに臨むことができるのだろうか。

先週行われたGⅠ・マイルCSでは、天皇賞・秋で着差なし4着のカンパニーが出走したものの、馬券に絡むことができなかった。
レース後、横山典騎手は「行き脚がつかなかった」と語ったが、その原因のひとつに激走の反動があったと考えても無理な解釈ではないだろう。
「強いウオッカを見たい」「ダービー馬の世代対決に酔いしれたい」
それは我々競馬ファンの偽らざる気持ちである。
しかし、もし仮に2頭に前走のダメージが残っていたとしたら……。

調子が万全でない時のウオッカは思わぬ大敗を喫することがある。今年初戦のGⅡ・京都記念では掲示板に載ることもできなかった。
ディープスカイにしても、夏に休養をとったとはいえ、今年10戦目のレースになる。見えない疲労の蓄積があっても不思議ではない。
ウオッカとディープスカイに人気と比例するだけの信頼性があるかどうか。
最終的に買い目を決める際に、もう一度検討が必要だろう。

伏兵陣についても考えてみたい。
まず、菊花賞馬のオウケンブルースリ
脚を測るかのように後方待機の競馬に徹した神戸新聞杯。それとは反対に3コーナーからまくって直線で後続を突き離した菊花賞。
この2つのレースで表わした脚質の自在性を見る限り、この馬にはまだまだ可能性と奥行きがあるように思える。
さらに、東京2400mで父・ジャングルポケットという血統的な後押し。
一体どういうレースを見せてくれるのか。最も興味深い1頭である。

ローテーション的に考えた場合、鞍上にルメール騎手を擁したアサクサキングスが面白い。
休み明けに天皇賞・秋を使って叩き2走目。このレースで状態をピークにできる使い方だ。
エリザベス女王杯の連対馬(リトルアマポーラ・カワカミプリンセス)もマイルCSの連対馬(ブルーメンブラット・スーパーホーネット)も、すべてこの秋2戦目で結果を出している(天皇賞・秋のウオッカも同様)。能力を発揮するためには、馬の“鮮度”が重要であることは言うまでもない。

さらに穴馬を狙うとするならば、トーホウアランだろうか。
2年前のクラシック戦線では高い評価を受けていた馬で、ダービー後の骨折がなければ菊花賞の最有力候補とまで言われていた。
前走のGⅡ・京都大賞典では馬群をこじ開けるような差し脚を見せ、その前の朝日CCでは先行して2着に粘りこんだ。ポジションに関係なくレースができることは大きな強味だろう。
古馬GⅠで一線級と対戦するのは初めてだが、勝負付けが済んでいないからこそ、未知の魅力にも思える。

メイショウサムソンに関しては、凱旋門賞からの帰国後しばらく調子が戻らなかった(馬体も痩せた)ことから評価を下げたい。マツリダゴッホも“4コーナー先頭から押し切る”という直線の短いコース向きの勝ちパターンでは府中向きとは言い難い。
外国馬は年々質が低下していると評されているが、今年の場合、英国のペイパルブルには気をつけたい。昨年のジャパンカップでは7着に終わったが、その後キングジョージで2着になるなど力を付けていることは間違いない。なにより、日本遠征を経験していることが大きい。2005年5着→2006年3着となったウィジャボードの例もある。一応、押さえておいた方がいいかもしれない。

いずれにしても、「これぞジャパンカップだ!」という熱戦を期待したい。
天皇賞・秋の感動を再び・・・と思うのは贅沢かも知れないが、賞金2億5千万の国際GⅠを制する馬には、競馬ファンが納得できる“強い競馬”をぜひ見せてほしい。
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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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