■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■朝日杯フューチュリティステークス・予習 (2008.12.21 中山11R)

2歳牡馬の頂点を競うGⅠでありながら、クラシックの登竜門的な色合いはかなり薄い。ここ数年の傾向として、芝・2000mのラジオNIKKEI杯2歳S(GⅢ)を走らせ、“距離経験”を積んだ上で、春のトライアルへ向かわせる使い方が主流となっているからだ。
今年もそれは同様で、現時点でクラシックの有力候補と言われているリーチザクラウン、アンライバルドの2頭は、次週のラジオNIKKEI杯2歳Sに出走する公算が高い。
考え方としては、クラシックの距離体系(2000m以上)よりもマイル戦線で今後活躍できるかどうかの試金石となる一戦という捉え方でいいだろう。アドマイヤコジーン、エイシンプレストン、スーパーホーネット、ローレルゲレイロ・・・。過去の連対馬はいずれもその後マイルでの実績を残している。
“マイラーの資質”の有無。それがこのレースのポイントになると思われる。

“マイラーの資質”とは、言い換えれば、スピードとスタミナ(持続力)を兼ね備えているということだ。
それに関しては、過去5年のこのレースにおける1~3着馬の4コーナー通過順位が参考になる。

 2003年  1着馬=3 2着馬=1 3着馬=2
 2004年  1着馬=2 2着馬=1 3着馬=15
 2005年  1着馬=2 2着馬=6 3着馬=3
 2006年  1着馬=12 2着馬=2 3着馬=1
 2007年  1着馬=1 2着馬=3 3着馬=2

15頭のうち実に12頭が4コーナーを3番手以内で通過してそのまま馬券に絡んでいる。つまり、スピードを活かして先行し、直線でも後続を寄せつけない持続力のある馬が好走しているのである。まずこのことをレースのひとつの特徴として頭に置いておきたい。

今年の出走メンバーを見てみよう。
人気になりそうな馬は、前走・東スポ杯2着で鞍上に武豊騎手を配したブレイクランアウト、デイリー杯をレコード勝ちしたシェーンヴァルト、函館2歳Sの勝ち馬で前走・京王杯2着のフィフスペトル、3ヶ月半の休み明けながら新潟2歳Sを脅威の末脚で制したセイウンワンダーあたりである。
しかし、これらの有力馬はいずれも、これまでのレースで差し・追込の脚質を使っている。つまり、先にあげたこのレースの好走馬とは反するタイプなのだ。

一方、逃げ・先行馬はどうだろうか。
前走、4コーナーを1位で通過した馬は5頭。2番手で通過した馬が3頭。なんと、出走馬の半数が前走で前々の競馬をしている。普通に考えればハイペースの流れになりそうだ。
さらに、有力視される先行馬が外枠に入ったこと(デイリー杯2着のホッコータキオンが8枠15番、京王杯を逃げ切り勝ちしたゲットフルマークスが6枠12番)も見逃せない。外と内の両方からハナの奪い合いが起こるような“乱戦”になった場合、前へ行った馬が総崩れという結果もあり得る。

過去のデータから見たレースの特徴は、スピードのある先行馬が有利だが、今年のレースはそう簡単におさまりそうもない。
ポイントは「脚質」と「展開」。(走りの完成されていない2歳馬のレースで「脚質」と「展開」を重視するのは危険であると承知の上で・・・)
先行激化で流れが速くなれば、人気の差し馬が力を発揮しやすくなる。反対に、ペースが落ち着くようであれば、力のある先行馬が有利になるはずだ。この場合、最内枠のミッキーパンプキン、1勝馬のトレノパズルあたりも一応はマークしておきたい。


スポンサーサイト

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。