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■小倉記念・予習

七夕賞、函館記念に続く、サマー2000シリーズ第3戦・小倉記念。今年はフルゲートの18頭が参戦、買い目を絞るためには慎重な検討が必要となりそうだ。

前走、七夕賞3着のホッコーパドゥシャ。ここで勝ち星を上げれば、サマー2000シリーズのポイント争いで大きくリードすることができる。それゆえ、陣営の勝負モードも高い。例えば、出馬登録の際に騎手を「未定」にしていたのは、スマートギアが除外(賞金不足)になることを見越した上で、同馬に騎乗予定だった武豊騎手を鞍上に迎えるための“作戦”であったことは間違いない。あるいは、2走続けて馬体重が増えたため中間の調教を強化したことからも、このレースに対する陣営の意気込みが伝わってくる。小倉芝実績は<1.1.0.1>。3走前にはレコード勝ちもあり、夏の小倉特有の時計勝負にも十分対応できる能力はあると考えていいだろう。
不安点を上げるならば、福島遠征(七夕賞)から中2週となるローテーション。一昨年、昨年は夏の時期を休養に充てていた7歳馬にとって、今回の使い方は少なからず負担になっているはず。それに加えて調教の強化。見えない疲労が心配だ。さらに、この馬の場合、今年に入ってからの連対は福島でレコード勝ちをした1戦のみ。馬券的に「絶対信頼できる」とまでは言いきれない。

牝馬GⅢ・マーメイドSで見事な逃げ切り勝ちをおさめたコスモプラチナ。夏に調子を上げるタイプでもあり、平坦小回りコースは条件的にもプラスと考えられる。ただし、マーメイドSは最内枠からマイペースのレースができたことが最大の勝因。今回はマークがきつくなるだろうし、内のニルヴァーナ、外のドリームフライトという同型馬の存在も気になる。さらに、土曜日の小倉のレースを見ると、内が荒れて外が伸びる傾向の馬場状態。ラチ沿いに進む逃げ馬には決して有利ではない。自分のペースで競馬ができるか、後続をどれだけ引き離すことができるか(直線までにセーフティリードをとれるか)。好走するためには、こうした課題をクリアしなければならないだろう。

前走、1600万・博多Sで2着馬に0.4秒差をつけて快勝したダイシンプラン。トップハンデを背負っての強い勝ち方だった。3歳時(昨年)にはクラシック戦線での活躍が期待されていた馬だけに、潜在能力は侮れない。33秒から34秒台前半の脚を使える差し馬。今の馬場状態にも向いている。
問題は大外枠。馬場の悪い所を走らされる内枠よりもいいかもしれないが、外々を回らされて道中で必要以上に脚を使うと、最後の伸びに影響しかねない。スタート後の位置取りが大きなポイントになるはずだ。

同じく1600万(垂水S)から勝ち上がってきたテイエムアンコール。1000万クラスからの連勝で勢いのある1頭だ。小倉芝実績は<1.2.1.0>。適性の高さが光る。ダイシンプラン同様、昇級戦でも軽視できない。
もっとも、気になる点もある。近5走のローテーションを見ると、中2週・中2週・中1週・中1週という詰めた使い方。今回、中4週の間隔をとったことは、楽になったようにも思えるが、逆にこれまでの反動が一気に出る危険性もある。実際、直前の追い切りは軽めの馬なり調整になっている。この馬に関しては、直前の状態をチェックした方がいいかもしれない。

上記2頭に比べると、同じ1600万勝ちのエーティーボスは人気が低い。ただし、前走の勝ちタイム・1分58秒5(中京・芝・2000m)は好時計で、3コーナーからマクって直線で差し切ったレースぶりにも進境がうかがえる。芝・2000mの距離実績は4勝で、出走メンバー中、古豪・エリモハリアーに次ぐ勝ち数。小倉芝実績も<2.0.0.2>と悪い数字ではない。手広く狙うならばマークが必要な1頭のようにも思える。

4歳牝馬のマイネレーツェルも小倉芝実績は<1.1.1.0>と優秀。2走前は休み明けでGⅠ、前走はゲート審査の関係で調整不足。叩き3走目の今回は状態面での上積みが見込める。
ただし、古馬になってからの牡馬混合戦は、日経新春杯で15着という結果のみ。相手関係がカギになるだろう。

昨年、このレースでドリームジャーニーの2着に入ったダイシングロウ。小倉芝は<1.1.0.1>と得意にしている。さらに、鞍上が騎乗実績<2.1.0.1>の川田騎手に戻るのもプラス材料。近走は結果を出せないでいるが、昨年夏の状態に戻っていれば馬券圏内に入ってきても不思議ではない。

1000万を勝って格上挑戦になるアンノルーチェ。2年前の小倉記念で軽ハンデを活かして3着に入ったアラタマサモンズのように、格上挑戦で馬券に絡むケースも少なくない。この馬の小倉芝実績は<2.1.0.0>。重賞初騎乗となる新人・松山騎手がどのようなレースを見せてくれるか。注目してみたい。

その他、伏兵の名前を上げればキリがないが、いずれも一長一短。
マストビートゥルーは小倉芝に<1.1.2.3>の実績があるが、大跳びの馬なので外枠の方が力を発揮できる(陣営も同様のコメント)。
クラウンプリンセスは前走で牡馬混合のOPを勝ったが、2000mの距離に不安がある。
シルバーブレイズは能力の高さは認めるものの、七夕賞の走りを見る限りでは器用さに欠け、平坦小回り向きのようには思えない。
むしろ、穴として面白そうなのはハギノジョイフル。前走のGⅡ・目黒記念は体勢が決まった後の1.1秒差3着なので参考にはならないが、1000万・1600万を連勝した実力、斤量52キロ、小倉芝実績<0.3.2.3>の材料には若干魅かれる。ゴール前が混戦になった時、軽ハンデを活かして複勝圏に飛び込んでくるかもしれない。




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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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