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■関屋記念・復習

GⅢ・関屋記念を制したのは、2番人気のスマイルジャック。3歳春のスプリングS以来となる重賞勝利を手に入れた。
道中は折り合いに専念して後方からの競馬。直線で前が開くと、正に突き抜けるような伸び脚を見せ、大外から迫るヒカルオオゾラの追撃を退ける完勝だった。
このレースのために新潟に参戦した三浦騎手の騎乗も見事。後方での折り合い方、窮屈になった4コーナー過ぎでの落ち着き。とてもテン乗りとは思えない“馬の末脚を信じた”乗り方。三浦騎手もこれが重賞2勝目。人馬ともに秋に向けてさらなる期待を持たせてくれるレースだった。

1番人気のヒカルオオゾラは2着。武豊騎手も三浦騎手同様、折り合い重視の後方待機策をとった。大外からの直線勝負に出る作戦は成功と言えたが、ゴール手前では1着馬にさらに突き放されてしまった。残念ながら、今回の1馬身差は現時点での両馬の力の差という見方ができるだろう。
もっとも、レース後の武豊騎手のコメントは「キャリアの浅い馬だし、今日のような馬場で速い決着に対応できたことは大きい」と前向きなもの。たしかに、この馬は今回のレースが12戦目。まだまだ成長の余地を残しているかもしれない。勝ち切れなかったものの、このレースを含めての連対率は75%。マイル戦線の安定勢力として今後の活躍を期待したい。

3着には13番人気のマイネルスケルツィが入った。道中2~3番手で逃げるマイネルレーニアを追走し、直線で先頭に立つ競馬。この馬の持ち味が十分に発揮された内容だった。鞍上の石橋脩騎手は「渋った馬場がプラスに働いた」とコメントを残したが、馬場状態を考えて早目に逃げ馬を捕らえに行った好騎乗も光る。ノーマークの伏兵ではあったが、この馬の芝・1600mの持ち時計・1分32秒3はメンバー中2番目の数字。速い時計に対応できる能力は備わっていたと考えることもできるかもしれない。あるいは、3カ月の休養によって、馬自身がリフレッシュされていたことも好走要因に上げられるだろう。

長期休養明けでその走りが注目されたキャプテントゥーレは4着。評価は分かれるかもしれないが、ブランクの長さを考えれば上出来の内容だったと思われる。次走の予定は秋の阪神・朝日チャレンジCとのこと。とにかく、今後も無事に使われて、重賞戦線を賑わせてくれる1頭になってほしい。

5着はキャプテンベガ。馬場状態を考えれば“好走”ととらえてもいいかもしれない。吉田豊騎手は「手応えが良すぎて仕掛けが早くなった」と語ったが、脚の使いどころが難しい馬なのだろう。個人的には、“一瞬のキレ”で勝負できる直線の短いコース向きだと思うのだが・・・。

昨年の覇者・マルカシェンク(3番人気)は16着。『予習』の中で不安点としてあげた「出遅れ」が致命的だった。馬場状態も不向き。この1戦だけでは判断は難しいため、叩き2走目となる次走の走りに注目したい。

マイネルスケルツィ、キャプテントゥーレ、トーホウレーサーといった先行馬が上位に入ったことからもわかるように、差し馬には不利の稍重馬場で行われた今回のレース。その条件下で、スマイルジャックとヒカルオオゾラは、4コーナー14・15番手から32秒台の上がりの脚を使っている。勝ち時計は1分32秒7。新潟の芝そのものの状態が良いとはいえ、タイム的にも評価できるものだ。
結論としては、「1・2着馬の能力が抜けていた」ということになるだろう。



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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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