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■札幌記念・復習

競馬ファン注目の札幌記念を制したのは、7番人気のヤマニンキングリー。
『予習』でも述べたように、“この馬がどのようなレースをするか”ということも、レースを見るポイントのひとつだったわけだが、今回の結果については高く評価していいだろう。道中は好位(3~4番手)の内にポジションを取ってロスのない走り。直線で抜け出す反応も鋭く、まさに正攻法での勝ち方。休養前よりも強さの面で“一皮むけた”印象を残した。
マイナス20キロの馬体重が人気を下げた理由のようだが、河内調教師の話では「使いながら体重が増えていくタイプの馬なので別に問題はなかった」とのこと。心身ともにリフレッシュされた後、しっかりと仕上げられたということなのだろう(数字から判断するのは難しいが・・・)。
むしろ気掛かりなのは次走。休み明け+マイナス20キロでの激走の反動が生まれるのではないか・・・。予定では、毎日王冠から天皇賞・秋を目指すということだが、今後のGⅠ戦線での活躍を期待する上でも、無理をせずベストの状態で出走してきてほしい。

1番人気(単勝1.5倍)に支持されたブエナビスタはクビ差届かず2着。その結果を受けて、陣営は「凱旋門賞回避」を表明した。
もっとも、この一戦でブエナビスタの評価が下がるとは思えない(評論家の意見も“休み明け初戦としては立派な内容”というものが多い)。最後もしっかり伸びていたし、直線の長いコースであれば差し切っていたことは間違いない。あえて、気になる点をあげれば、陣営も指摘していたように、思ったよりも馬体の成長が見てとれなかったことくらいだろう。
ブエナビスタの敗因を上げるならば、大外を回らされたこと。
安藤勝騎手は「マクって進出したマツリダゴッホが行き切ってくれなかったため馬群が団子になった」とコメントしている。レースのVTRを確認してみると、たしかに4コーナー手前でマツリダゴッホのスピードが鈍り、その後方にいたブエナビスタをはじめ、シェーンヴァルト、シャドウゲイト、マヤノライジン、タスカータソルテが、ブレーキをかけるような走りになっている。
掲示板に載った馬は、ブエナビスタ以外、すべて内を突いた馬(=マツリダゴッホが壁にならなかった馬)。不可抗力にも似た“展開のアヤ”があったわけだ。それでも、大外から追い込んでクビ差の2着。ブエナビスタの高い能力は示されたのではないだろうか。
今後の目標はGⅠ・秋華賞。牝馬3冠のかかったレースとなる。他馬を圧倒するような“強いブエナビスタ”の走りをこれからも期待していきたい。

3着は札幌巧者のサクラオリオン。この時点でサマー2000シリーズ・ポイントランキングのトップに立った。コース適性を味方につけたとはいえ、7歳馬にしてこの活躍は“立派”のひとこと。常に力を出し切る走りには好感が持てる。「中央のコースで同じ走りができるか」という課題はあるが、これからも長く無事で走り続けてほしい。

4着のマンハッタンスカイも自身の力を発揮できた1頭。好走要因のひとつは“最後まで馬の走りをもたせた”地方ジョッキー・吉田稔騎手の腕だろう。平均ペースの流れが向いたとはいえ、キレる脚がない馬をあそこまで粘らせた騎乗はさすがである。

逆に、本来ならばマンハッタンスカイの位置で競馬をしたかったはずのミヤビランベリ(3番人気)は14着に沈んだ。プラス10キロという太め残りのせいもあって、3コーナー過ぎからマクリ気味に動いたものの失速(もともとマクリが得意でないことは『予習』でも書いたが)。早めに好位に取り付けなかったのが痛い。今回は外目の枠も不利に働いたようだ。

2番人気のマツリダゴッホ(9着)はかなり深刻だ。横山典騎手も「ここまで走らないとは・・・」と絶句。状態面の悪さだけが目立った。
行き脚がつかず中盤まではブエナビスタよりも後ろの位置。3コーナー手前から得意のマクリを見せたものの、前述したように行き切ることができなかった。陣営は「もう一度立て直しをする」と語っているが、はたして復活が期待できるのだろうか・・・。“終わった”とまでは断定できないにしても、衰えは隠せないように思える。

タスカータソルテとシェーンヴァルトは外目から伸びずに終わったが、どちらも休養明けの一戦。ここを叩いた次走は変わってくるだろう。
穴の1頭として取り上げたシャドウゲイトは位置取りがあまりに後ろ過ぎた。三浦騎手は大事に乗りすぎたのかもしれない。ならば、主戦の田中勝騎手に戻った時に改めて見直したい。


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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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