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■神戸新聞杯・予習

菊花賞トライアル・神戸新聞杯。フルゲートに満たない14頭立てではあるが、本番へ向けて興味深いメンバーが顔を揃えた。
このレースのポイントは、先週行われたトライアル(ローズS、セントライト記念)と同様、「春の実績馬の成長」と「夏の上がり馬の能力」の見極めになるだろう。
ちなみに、データ的には「春の実績馬(皐月賞・ダービーの上位馬)が人気通りの結果を出すレース」。1番人気馬が強く、過去10年で馬券の対象外となったのは、2007年のフサイチホウオー1頭のみである。前売り段階では、三つ巴の人気になっているが、各馬がどのような走りを見せてくれるかが楽しみだ。

前売り1番人気は皐月賞馬のアンライバルド。2週にわたってハードな調教をこなし、馬体の仕上がりも上々とのこと。「しっかりと結果を出して本番につなげたい」という陣営のコメントの通り、道悪に泣いたダービーの雪辱を果たすためにも、ここは負けられない一戦。直線の長い阪神・外回りコースも、差し脚を存分に発揮できる条件と言える。
この馬の場合、“ダービーの敗因をどう読むか”がポイントかもしれない。
キレ味勝負のアンライバルドにとって、当日の不良馬場が走りに大きな影響を与えたことは間違いない。加えて、外々を回らされる大外枠の不利もあった。しかし、ナカヤマフェスタ(4着)のように、最後に差し込んできた馬がいたことも確か。つまり、穿った見方かもしれないが、アンライバルドが後方ままで惨敗を喫したことに関して、“本当に馬場状態だげが原因だったのか”という疑問を持つこともできるわけだ。
馬場状態以外に考えられる敗因、それは、距離。
元来、折り合いに難があると言われていたアンライバルド。皐月賞で見せた3~4コーナーのマクリも“掛かり気味”の走りだった。ダービーはジョーカプチーノが玉砕覚悟の逃げを打ったために、記録上はハイペースになっているが、2番手以降の馬群はゆったりとした流れ。つまり、皐月賞よりも距離が伸びた2400mのレースの流れ(ペース)そのものが、アンライバルドに向かなかったのでは?と考えることもできる。
今回のレース(芝・2400m)での課題もそのあたりになるだろう。世代トップクラスとしての“磐石の走り”ができるかどうか。距離がさらに伸びる菊花賞本番を考える上でも、アンライバルドに関しては、道中の折り合いというものに注目してみたい。

リーチザクラウンは皐月賞で大敗したものの、ダービーでは2着。2つのレースを比較すればわかるように、自分のリズムで走れた時には強さを発揮するタイプである。春の時点から「菊花賞向き」との評価をされていたが、要するに、距離が伸びるほどマイペースでレースを運ぶことができるからだ。“3強”のうちの2頭が皐月賞とダービーを勝った以上、残る一冠は何としてでも手に入れたいはず。たとえトライアルであっても、本番を期待できる結果を残したいところだろう。
この馬がどれくらい成長したかについては、走りの柔軟性に注目してみたい。
これまでのレースは、いわば、スピードの違いだけで、若干“掛かり気味”に逃げ切っていた部分が多い。それゆえ、前述したように、自分のリズムが崩れると脆さを露呈してしまう。本当に強い逃げ馬と呼ばれるのは、逃げながら自身も脚を溜め、直線でさらに後続を突き放すような走りをするもの。リーチザクラウンには、そういった緩急をつけられる自在性を期待したい。

ダービー3着のアントニオバローズ。春のクラシック戦線では、「弥生賞取消→ぶっつけで皐月賞」「皐月賞出走→トライアル→ダービー」というように、順調な調整過程を踏んでレースに臨むことができなかった。そのような状態でありながらも、ダービーで3着に入ったことによって、この馬の潜在能力の高さを評価する声もある。春の一連のレースと比べれば、今回は状態面(調整過程)における信頼度も高い。アンライバルド、リーチザクラウンを相手に“春の序列”の逆転があっても不思議ではないだろう。
もっとも、この馬が本格化するのは、まだまだ先ではないかという見方もある。シンザン記念やプリンシパルSの走りには、たしかに粗削りな面が目についていたし、実際、今回の調教では折り合いを欠いたため、専門紙の採点も今イチ。加えて、好位差しの脚質のため、上がりの競馬=キレ味勝負では分が悪い。血統的には長距離仕様と言われているだけに、トライアルも本番も期待したい1頭ではあるが、まずは「どれくらい大人の走りができるようになったか」「どのような“強さ”を見せてくれるか」に注目したい。

人気3頭の全成績を見てみると、アンライバルド〈4.0.1.1〉、リーチザクラウン〈3.3.0.1〉、アントニオバローズ〈2.2.1.1〉というように、3頭とも馬券に絡まなかったレースは1レースしかない。実績面からも、やはり、今回のレースはこの3頭を中心に考えるのが正解かもしれない。

4番人気以降の馬が一角を崩すケースがあるだろうか。

ダービー5着馬のアプレザンレーヴ。芝2400mの青葉賞勝ちもあり、距離適性に関してはメンバー1という見方もできる。ただし、今回は「使って良くなれば」と陣営自らが認める“叩き台”。調教に関しても「重苦しい」という評価が大多数を占めている。先週のブロードストリートのように、厩舎情報や調教がマイナス材料になっても勝ってしまうケースもあるので軽視はできないが、すでに本番出走への賞金は足りているだけに、勝ち負けまで期待できるかどうか・・・。

皐月賞2着のトライアンフマーチ。この馬の場合は、どのようなポジションで競馬をするかに注目したい。皐月賞では後方一気の走りを見せたが、これは出遅れが原因。それ以前のレースでは好位からの競馬で結果を残している(阪神・外回りコースの形態を考えると、後方から直線での勝負に賭ける競馬になるかもしれないが)。スペシャルウィーク×キョウエイマーチという良血。夏を越して素質が開花するようであれば、侮れない1頭だ。

朝日杯FSを制した2歳王者のセイウンワンダー。春のクラシックでは脇役に追いやられた感があるが、ここで復活してくれば、本番への興味はより一層高まる。中山での勝ち鞍に加えて、阪神実績も〈1.1.0.0〉。坂のあるコースを得意としていることに関してはプラス材料だ。
問題は距離。ダービー13着について、陣営は「距離ではなく道悪が原因」とコメントしているが、それ以前も含めて騎乗したジョッキーは「距離はマイルくらいがベスト」と分析している。今回は、この馬の適性が試されるレースという見方もできるだろう。

皐月賞4着、ダービー6着と、春には善戦と呼べる一応の結果を残したシェーンヴァルト。実績上位馬に比べると、能力的に見劣りするところもあるが、休み明けを1走使って上積みを期待できるのはこの馬だけ。しかも、レースは古馬相手のGⅡ・札幌記念。状態面でのアドバンテージ、そして、古馬に揉まれた経験値は、“買い”の材料と考えることもできる。

シェーンヴァルト以上に“善戦マン”のイメージが強いトップカミング。この馬の強味は競り合いになった時の勝負根性だろう。人気以上の着順を確保するタイプだけに、ゴール前が混戦になるような展開になれば、複勝圏内への食い込みもあるかもしれない。

春のクラシックには参戦できなかったが、専門紙では潜在能力を評価されているイコピコ。前走のラジオNIKKEI賞ではトップハンデの57キロでも0.2秒差の4着に踏ん張った。馬券的にはどうかも、人気上位3頭とどれくらいわたりあえるかに注目してみたい。
夏の上がり馬では、札幌で古馬相手に好走してきたレッドシャガーラ。1000万クラスからの格上挑戦になるが、ほとんどの馬が休み明けとなる中で、使われてきた強味と勢いが魅力の1頭だ。


中山ではGⅡ・オールカマーが行われる。注目点は以下の通り。

●馬体が420キロ台のドリームジャーニーに59キロの斤量はどうなのか
●マツリダゴッホは得意のコースで自分の走りを取り戻せるか
●左回りに良績が集中しているシンゲンは中山コースを克服できるか

有力馬がそれぞれ不安点を抱えているだけに、波乱の要素もある。伏兵の台頭にも注意をした方がいいかもしれない。コース&距離適性ならば、マイネルチャールズ、トウショウシロッコ、ダイワワイルドボア。穴馬ならば、叩き2走目の上積みが見込めるスノークラッシャー(東京向きとは思うが)と、テン乗り・後藤騎手の剛腕がプラスに作用しそうなダイシングロウあたりが気になる。




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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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