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■中山金杯・予習 (2009.1.4 中山11R)

新年の幕開けを飾るハンデ重賞・中山金杯。
ハンデ戦には“斤量の軽い人気薄の馬が馬券に絡む”というイメージがあるが、今年の場合、出走馬16頭中12頭が56~58キロの斤量を背負う。ハンデにそれほど大きな差がつかないのであれば、素直に“個々の馬の能力”を基準に検討すべきだろう。

まず、格上のGⅠ戦線を使われてきた馬について。
昨年のこのレースの勝ち馬・アドマイヤフジは、レコード決着となった天皇賞・秋でウオッカから0.8秒差(11着)。昨年春のGⅠレースでも常に勝ち馬から1秒以内の結果を残しており、実績面ではトップと考えて間違いない。好位から直線で抜け出す脚質は中山向き。昨年より0.5キロ増の58キロになるが、GⅠで背負いなれている斤量なので問題はない。
気になる点を上げるならば、前走でダート(JCダート)を走ったこと。馬自身のリフレッシュ効果につながっていればプラス材料とも思えるが、砂をかぶって嫌気がさした(陣営のコメント)ことが走りのリズムに悪影響を与える場合もある。

キングストレイルは天皇賞・秋でアドマイヤフジに先着(0.5秒差・9着)。GⅡ・オールカマーでは逃げて2着。近2走は先行脚質を活かして安定した結果を残している。
ただし、この馬の場合、中長距離では頭打ちになり、スプリント路線への変更によって活路を見出した経緯がある。決して芝の2000mが得意な距離というわけではない(3戦3着外)。前述のオールカマーは鞍上の横山典騎手の好判断によるスローな逃げによって2着を確保したが、レースの主導権を握れなかった時に自分の競馬ができるかどうか。

ネヴァブションは11ヶ月の休み明けから数えて叩き3走目。GⅡ・日経賞勝ちのある得意の中山コース。前走に続いて横山典騎手の連続騎乗。たしかに“買い”の材料は多い。
問題は前走・ジャパンカップで本来の“差し”ではなく“逃げ”に転じたこと。陣営は「ハナを切れたのはレース勘が戻った証拠」とコメントしているが、はたして額面通りに受け取っていいものか・・・。急な脚質転換によって馬が走りに戸惑いを覚えることもある。今回どのようなポジションで競馬をするか注目だ。

実績馬の相手として人気になりそうなのが、昨年秋から力をつけてきた勢いのある馬たちである。
明け4歳のヤマニンキングリーは古馬との初対戦となったOP・アンドロメダSを勝ち、さらにGⅢ・中日新聞杯を連勝。馬体重が1戦ごとに増加していることから“本格化”という見方もできる。
もっとも、不安要素がないわけではない。ひとつは直線に坂のある中山・阪神で結果が出ていないこと。もうひとつは、これまでの勝ち鞍はスローペースに恵まれた部分が大きいことだ。今回の結果によって、この馬の実力に対する評価が決まると言ってもいいだろう。

夏の新潟・1000万から3連勝でオープン入りしたオペラブラーボ。4歳秋に本格化して明け5歳。最も力を発揮できる時期と言えよう。前走・中日新聞杯は道中ゴチャついて外々を回らされての4着。展開が向かなかった参考外のレースという見方をする専門紙も多い。
しかし、展開に左右されるということは、確実性に欠けることでもある。ここ数戦の走りを見る限り、馬群がばらけやすくなる広いコース向きと思えるし、内に包まれやすい1枠2番という今回の枠順は有利とは言えない。スタート後の位置取り次第では、前走同様「外に出して差して届かず」というケースもあり得る。

人気薄の激走はあるだろうか。
面白そうなのは、昨夏のサマーシリーズの主役だった2頭、ダイシングロウミヤビランベリだ。ともに4ヶ月の休養をとり、ここを目標に仕上げられている。
どちらも逃げ・先行脚質。好位・中団でレースを進める人気の差し馬が牽制し合う展開では、ノーマークの逃げ馬が馬券に絡むことが多い。昨年3着のメイショウレガーロ(9番人気)はその典型例。アタマから狙えるタイプではないが、3着候補の資格は十分にあるはずだ。

実績上位馬か、勢いのある上がり馬か、あるいは人気薄の伏兵か・・・。
いずれにしても“激戦”であることは間違いない。


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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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