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■中山金杯・復習

年明け最初の重賞・中山金杯を制したのは4番人気のアドマイヤフジ。昨年に続く連覇である。
最大の勝因は“底力がモノを言うレース”だったこと。
レースタイムの1分58秒5はコースレコードタイの高速決着。内から6mのところに仮柵を設けたCコースへの変更と洋芝を12cmに刈り揃えたことによって、暮れの開催とはまったく異なる“時計の出る”馬場状態になっていた。
“時計の出る”馬場とは、言い換えれば、“力が試される”馬場である。走りやすいコンディションであればあるほど、能力がそのまま走破時計に反映されると考えられるからだ。
「中山金杯・予習」の中でも述べたように、アドマイヤフジは出走馬中トップの実績を誇る馬。“底力勝負”のレースになれば他馬との差は歴然となる。実際、今回の勝ちっぷりは堂々の横綱相撲と言えるものだった。
ネヴァブション(3番人気・5着)、キングストレイル(5番人気・7着)の2頭も実績上位馬には違いないが、これまでの両馬の戦歴を考えると、レース距離の2000mはネヴァブションには短く、キングストレイルには長かったようだ。やはり、ベストの条件でなければ、その馬の実力を発揮することは難しいということなのだろう。

2着のヤマニンキングリー(2番人気)は確実に力をつけていることを証明した。近2走の連勝はいずれもスローペースの瞬発力勝負で展開に恵まれた感もあったが、このレースでは馬自身の強さというものを見せてくれた。中団にポジションをとり、3コーナーからマクって直線勝負。これは中山芝コースを勝つための走り方である。藤田騎手の好騎乗とはいえ、これまでとは違った“自分から動いて勝ちにいく走り”ができたことは高く評価できる。今後の古馬重賞戦線でのさらなる活躍を期待したい。

3着には人気薄(11番人気)のミヤビランベリが逃げ粘った。絶妙のペース配分だったと言えるだろう。この馬が後続に脚を使わせる“自分が勝つための逃げ”をうてる馬であることは、昨年夏の七夕賞の走り(逃げ切り勝ち)ですでに実証済み。ダイワスカーレットのように差し馬の脚を完封できるだけの強さは備えていないが、今回のように単騎逃げが見込まれるレースでは馬券圏内に渋太く残ることを想定しておいた方がいいかもしれない。

4着のマイネルキッツはコース適性の低い中山(0.1.0.5)でよく頑張った。が、やはり平坦コース向き。七夕賞・3着、新潟記念・2着、福島記念・2着という成績が示す通り、ローカル重賞でゴール前が混戦になるようなレースでは最後にひと伸びするタイプ。適鞍と判断できるレース(例えば、中京記念や新潟大賞典)では積極的に狙ってみてもいいだろう。

1番人気に支持されたオペラブラーボは6着。勝負どころでゴチャついて反応が鈍っていた。レース後、蛯名騎手は「中山にも勝ち鞍はあるが本質的には広いコース向き」とコメント。東京コースに替わればスムースな走りができるかもしれないが、モマれ弱さを解消するためには、もうしばらくオープンの厳しい流れを経験する必要がありそうだ。


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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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