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■日経新春杯・復習

ハンデGⅡ・日経新春杯を制したのは、5歳牝馬のメイショウベルーガだった。
レースは、出ムチを入れてハナを切ったドリームフライトの先導で、1000m通過が58秒9というハイペース。後方追走から直線勝負に持ち込みたい馬にとっては、おあつらえ向きの流れとなった。
もちろん、メイショウベルーガもその1頭。3コーナー過ぎの下りから動き出したトップカミングとベストメンバーをマークするような形で、ワンテンポ仕掛けを遅らせ、直線半ばで2頭を交わすと、最後は3馬身差をつける圧勝。メンバー最速の上がり3F・34秒9を駆使した“大外一気”だった。
勝ち時計の2分24秒4は、新春杯が2400mで行われるようになって以降、史上2番目の好タイム。差し馬向きのペース、ゴチャつきにくい少頭数と大外枠など、展開や条件に恵まれた部分もあったが、この勝ち方はなかなかのもの。特に、以前のように直線だけの競馬ではなく、3~4コーナーで自分から動くことができたことは、内容的にも十分評価できるはずだ。
もっとも今回は、“古馬混合の一線級”とまでは呼べないメンバー構成。かつてのスイープトウショウのように、GⅠ戦線で牡馬相手にわたり合えるかといえば、現段階ではまだ未知数。今後のレースに注目していきたい。

1番人気に支持されたトップカミングは2着。最後はメイショウベルーガのキレ味に屈した形だが、この馬の競馬はできていたように思える。特に評価したいのは、レースを使うたびに、競馬が上手になっていること。“強さ”の印象はないものの、“しっかりした走りをする馬”という点で好感が持てる。
まだまだ成長過程にある4歳馬。昨秋から使い詰めの感があるので、ほどよく休養を取りながら、今後の中長距離路線の中心馬の1頭になれるよう育っていってほしい。

3着には最低人気のレッドアゲートが入った。3歳時にフローラS勝ちがあるものの、近走はまったく見どころがなく、条件的にも狙える材料はなかったのだが・・・。
好走要因をあげるならば、やはり、道中の位置取りだろう。中団のインをロスなくまわり、直線では馬群の開いた最内に突っ込んできた。これは、間違いなく、浜中騎手の好騎乗。さすが“菊花賞ジョッキー”(=京都の長距離に実績があるという意味)といったところだろうか。
その他に考えられるとすれば、厩舎が変わったことで馬自身にプラスとなる刺激(環境の変化)があったことかもしれない。もっとも、転厩初戦というのは、大方が“様子見の仕上げ”をするので、さらに狙いづらいものなのだが・・・。
いずれにしても、このレースがきっかけでレッドアゲートが再び第一線に浮上してくるのであれば、それはそれで喜ばしいことに違いない。

4着のサンライズマックスは、差し馬向きの展開であったにもかかわらず、最後まで伸びあぐねていた。たしかに、前が若干壁になっていたかもしれないが、スパッと切れるような脚も、馬群を割ってくる勢いもなかった。
武豊騎手は「掛かってしまって抑えた分、ポジションが悪くなった」とコメント。『予習』でもふれたように、気性的な問題が大きいのだろう。

5着に入ったゴールデンメインは、4コーナーで一旦後退しながらも、もう一度伸び脚を見せた。良馬場の時計勝負でも堅実な走りを見せたことは収穫。近走の好成績が地力に基づくものであることを証明した。10歳馬だが、これからも元気な走りを見せてもらいたい。

8カ月の休み明けながら、4番人気の支持を得たベストメンバーは7着。トップカミングと並ぶような形で直線を向いてきたが、最後は脚がなくなってしまった。ブランク明けで今回の速い時計は厳しかったに違いない。ただし、馬の雰囲気自体は、思っていた以上に良く見せていた。次走は期待できるだろう。ただし、距離に関しては、もう少し短い方がいいような気もするが・・・。


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■コメント

■Re: 日経新春杯・復習 [ECO]

安東さま、毎度です。年が明けるとあたらない日々が続き反省ロードつっぱしておりますが、中々予想フィルターにかかってくれません。そこで冬場特に気に掛けていているポイントなどありますでしょうか。(中山、京都)

■ECOさんへ [安東 裕章]

毎度です。

冬場だからといって予想の考え方を変えるということはありませんが、一応気をつけていることはあります。

ひとつは馬場状態。
芝に関しては、霜の影響などで荒れやすくなるため、週を追うごとに内外の伸び方が変わってきます。
特に京都は連続開催になるので、外差しが決まりやすくなります。
そのへんの見極めには注意するようにしています。
ダートに関しては、凍結防止剤を撒くために、時計が速くなり前が有利になる傾向があります。
したがって、展開面を考える場合には、“前々のポジションを狙う馬が多いだろう”という前提で組み立てるようにしています。

あとは、勝負気配についてでしょうか。
春のGⅠを目標に始動する有力馬と、賞金を加算して重賞戦線に参入したい上がり馬。
能力の比較だけではなく、“その馬にとって絶対に落とせないレースかどうか”という点を、慎重に検討するように気をつけています。

■日経新春杯 [うに]

こんばんは。
日経新春杯は難しかったですね~。
レッドアゲートの浜中騎手にはやられましたね。馬券を買った後に、浜中騎手は買えたかもと思ったのですが(遅!)、馬はマイナスだらけでやっぱり“無い無い”と、それ以上考えることなく、セラフィックロンプに期待してました。いつか穴を開けそうな感じがして、4走前から買っているのですが、もうあきらめた方がいいでしょうか?(笑)
馬連は確保できたものの、儲けはわずかでした(笑)。

■今年もよろしく [電気羊]

今年の初馬券は日経新春杯。単勝/馬連/ワイド(1点)的中もこの配当では……。
しかし、本線的中なんですから文句を言ってはバチが当たりますよね。
考えるべきは馬券の買い方。メイショウに自信アリでしたから馬単だったかなあ?あるいは一服入れたトップカミングに一抹の不安がありましたから、単勝を厚く買うべきだったか……。
予想の精度を上げるのはもちろんですが、今年は馬券の買い方を工夫したいと思う次第であります。

■復習 [ECO]

安東さん、毎度です。勝負気配を読むのはむずかしいですね、思惑はよみにくいですね。あと外差は連続開催や連続開催後も馬同様ダメージが内側にのこってるんですね

■うにさんへ [安東 裕章]

こんばんは。

日経新春杯のレッドアゲートは狙いづらい馬でしたね。
浜中騎手に上手く乗られたという感じです。
セラフィックロップは私も期待していました。ただ、後方から外を回る展開ではつらかったですね。
レッドアゲートの位置で競馬ができていれば、チャンスはあったようにも思えますが、そのあたりは、京都コースを知っている関西の浜中騎手と騎乗機会の少ない関東の宮崎騎手の差が出たかもしれません。

3連馬券を当てるのは難しいレースだったと思います。
馬連的中で“良し”としてください!(笑)

■電気羊さんへ [安東 裕章]

こんばんは。
今年もよろしくお願いします。

配当は今イチだったかもしれませんが、本線的中おめでとうございます♪
終わってみると、「単勝で厚く勝負できたなあ」「馬単で買えたなあ」と思うこともありますが、レース前に決断するのはなかなか難しいですよね。
でも、しっかりと予想を続けていけば、“ここが勝負!”といったタイミングの見つけ方も身についてくると思います。
これからもがんばってください!

■馬連的中で良しとします(笑)。 [うに]

配当がちゃちい時は、自分で予想して買った馬が、結果的に人気馬だったのだと考えるようにしています(無理矢理)。
でも、予想はいつも自信が無いので、今回のような人気馬の決着でも、結構エキサイトしました(笑)。
又、参考になるアドバイスをして下さって、ありがとうございました。
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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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