■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■共同通信杯・復習

3歳GⅢ・共同通信杯は、3番人気のハンソデバンドが勝利。3連勝で重賞タイトルを手に入れた。

レースは1000m通過が61秒6の超スローペース。折り合いに難のあるハンソデバンドにとっては苦しい流れとなったが、ハナを切ったカワキタコマンドを番手でマークする形で落ちつかせた蛯名騎手の好騎乗もあり、直線で早めに先頭に立つとそのまま他馬の追撃をしのぎ切った。
勝因をあげるならば、「経験の差」だろうか。
アリゼオ、ダノンシャンティの2頭がデビューから3戦目であったのに対し、ハンソデバンドは5戦目。スタートの速さはさらに磨きがかかったようにも思えたし、道中の折り合いに関しても成長が感じられた。言うなれば、上位3頭の中で最も“レース慣れ”していたように見えたのがこの馬だったということだ。
もっとも、クラシック戦線の中心馬になれるかというと、現時点では微妙だろう。先行力や渋太さは評価できるものの、ローズキングダムやヴィクワールピサのような“強さ”を感じることはできなかった(超スローの上がりの競馬になると、大抵はそのような印象になりやすいのだが)。
今後の方向性について、陣営は「折り合い面を考えると、皐月賞よりもNHKマイルCを目標にした方がいいかもしれない」とコメントしている。ゴール前で後続を突き放したジュニアCの走りと今回の走りを比較してみる限りでは、“スピードを活かしたマイラー”として活躍の場を求めた方が期待できそうだ。

ハナ差の2着に敗れたダノンシャンティ。
最後は上がり3F・33秒5の脚で追い込んできたが、スタートで後手を踏んだ上に、道中行きたがっていた分、仕掛けに対しての反応が遅れたのかもしれない。
それでも、初の輸送と初の東京コース(レース前はかなりのイレ込みだった)ということを考えれば、まずまずの内容だったはず。流れが速くなれば、さらにキレそうな末脚で、「ハンソデバンドよりも今後に期待できる」と評するスポーツ記者も多い。今後、レース経験を重ねていくことで、どれくらい走りが研ぎすまされてくるかに注目したい。

1番人気のアリゼオ(3着)の評価は難しい。直線半ばでハンソデバンドを射程圏に入れた時は、そのまま突き抜けてくるかのようにも見えたが、追い出してもまったく伸びてこなかった。
道中の折り合いも欠いていたし、ルメール騎手は「馬込みが嫌いなのかもしれない」とコメント。精神的な理由で能力が発揮できないのであれば、今後の成長に望みを託すしかないのだが・・・。いずれにしても、完全な勝ちパターンになりながら負けたのであるから、信頼性という点では評価を下げざるを得ないだろう。
戦前には“クラシック級の器”とも言われていた馬。皐月賞、ダービーを盛り上げる意味でも、次走での雪辱を期待したい。

4着以降は上位3頭に2馬身差をつけられたが、その中から今後に注目したいのはタイセイレジェンド(6着)。
休み明けで反応が鈍く(三浦騎手談)、しかも直線で最内に入ったため伸びを欠いたが、道中もスムーズに流れに乗れていたし、状態が上がってくればもっと走りそうな馬に思えた。
三浦騎手は「外目から自分で動く形がいいかも知れない」ともコメント。次走は、そのあたりにも注目してみたい。
他には、距離を短くした時のカシマストロング、瞬発力が備わった時のアースステップあたりが楽しみだ。

終わってみれば、1~3番人気の3頭で決まったレース。順当な結果ではあった。
しかし、中身に関しては、正直、期待はずれの感もある。「メンバーが小粒だった」と言われればそれまでだが、クラシックへの展望が広がらなかったのは残念だ。
今週末のきさらぎ賞をはじめ、まだまだ前哨戦は残っている。“強豪”の出現を心待ちにしたい。


スポンサーサイト

■コメント

■復習 [ECO]

安東さん、毎度です。イヤー続かないですね。だからやめれないんですが。毎回変化する相手に動かず仕留めるか 相手と同じく仕留めるか いやいや楽しいですね。

■ [うに]

こんばんは。
共同通信杯は人気馬で決まりましたが、あまのじゃくな私は、この間まで2歳だった3歳馬の人気が信用できず、穴馬探しに必死になってました。アリゼオだけは、スポーツ紙で絶賛していたので買いましたが、予想通りには行かないですね~
シルクロードSでは、アルティマトゥーレがあんなに強かったとは思わず、的外れな予想をして完敗でした。
プレミアムボックスは相変わらず上がりは速いのに、勝てないですねぇ。
東京10Rの早春Sで、3連複を獲れたのが救いなんですが…
馬連の半額というのが納得行かないっ!
馬連も的中していれば、こんな風に思っていないとはおもいますが…(笑)
リバースモードを単勝でも買ったのだから、もっと強気に行けばよかったなぁと、後悔の嵐でした。

当てたのに、愚痴言っちゃいけませんね。
今頃ですが、的中向上のために、競馬の基本を勉強中です。あやふやな事が多いもので。
できれば、ツボ以前の"競馬のイロハ"的な本を、安東さんが手掛けてくれたらなぁと思ったのですが、いかがでしょう?(笑)

ブログ毎週楽しみにしてます。頑張ってください!

■Re: 共同通信杯・復習 [こんばんはです]

足跡ぺたぺた

■ECOさんへ [安東 裕章]

毎度です。

ほんと、競馬って難しいですね。
でも、反省して、勉強して、「次こそは!」と立ち向かう・・・。
楽しくてやめられません!(笑)

■うにさんへ [安東 裕章]

こんばんは。
早春S、的中おめでとうございます!

3着にスピリタスが入ったので、3連複は配当が下がってしまいましたね。
でもまあ、当たったからこそ出る“愚痴”ですよね!(笑)
シルクロードSは、差し・追込馬の出番がない完全に前残りの展開。
ショウナンカザンの藤田騎手のペース配分に尽きる・・といった感じでした。

競馬のイロハですか?
うーん・・・。
競馬というのは一般的な習い事とは逆で、“基本”(自分なりの)を見つけるために“実戦の勉強”を積み重ねているような気もしますね。
もしかしたら、“基本”こそがもっとも難しいものかもしれません。
まだまだ私も勉強中です!

■こんばんはです さんへ [安東 裕章]

こんばんは。

いつも足跡を残してくださって、ありがとうございます。
非公開の“シークレット・コメント”も、しっかり読ませていただいています。
細かなお心遣いも本当にありがたく思います。

これからも競馬を楽しんでいきましょう!

■お返事ありがとうございます。 [うに]

安東さんのお言葉には、いつも気付かされる事ばかりで、とても勉強になります。基本を確立するためには、実践あるのみですね。しかし、いつになることやら…(笑)
ぼちぼち頑張って行きます!
■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。