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■弥生賞・予習

皐月賞トライアル・弥生賞。
本番と同距離・同コースで行われるため、トライアルの中でも特に注目される一戦であり、このレースでの各馬の走りについては、“本番での適性”を見極める上でも重要になる。
過去10年の傾向としては、連対馬20頭のうち“17頭が1~4番人気”(近5年は1番人気が連続連対中)、同じく“16頭が前走1着”という数字が示されている。
さらに、連対馬20頭中15頭には、“芝1600m以上の重賞で連対”“芝2000mのOPで連対”のいずれかの実績があった。データ的には「実績が評価されて人気になる馬が結果を出すレース」という見方ができるだろう。
その一方で、近年は馬券的に“ヒモ荒れ”の結果が多いのも特徴。それについては、今回、ローズキングダムがスプリングSに回ったように、有力馬が分散してトライアルを使うようになったため、実績のある人気馬以外は能力にそれほど差のないメンバーが出走することが原因と言われている。軸として信頼できる馬がいる場合であっても、相手の取捨選択については慎重な検討が必要になりそうだ。

前売り時点で断然の1番人気に支持されているヴィクトワールピサ
デビュー戦こそローズキングダム(朝日杯優勝馬)に敗れたものの、その後は未勝利、OP(京都2歳S)、GⅢ(ラジオNIKKEI杯)を3連勝。その3走とも今回と同じ2000mのレースであり、距離実績に関しては十分に評価できる。
武豊騎手はこの馬について「与えた課題を次々にクリアしてくれる」と語っているが、前走のラジオNIKKEI杯でそれまでとは違う中団からの競馬を試みて結果を出したことも、“課題→クリア”の証明と見ていいだろう。脚質の幅を広げる経験を積んだことは大きい。
今回の課題をあげるならば、初の長距離輸送と道悪の克服。
特に、道悪に関しては、大跳びの走りという見方をされているだけに、予想以上に難題になる可能性もある。ラジオNIKKEI杯では、武豊騎手が追い出しを抑えたことを割り引いても、わずかながら“エンジンのかかりが遅いかな?”と思わせる部分もあった。能力そのものに加えて“立ち回りの巧さ”も要求される中山コースで、この馬がどのような走りを見せてくれるのか。できれば、皐月賞への期待が高まるような強い勝ち方を見せてもらいたい(もちろん、勝つと決まったわけではないが)。

暮れの2歳GⅠ・朝日杯FS2着のエイシンアポロン
最後はローズキングダムのキレ味に屈したが、好位・中団で折り合って直線で抜け出すレースぶりを見る限り、“センスのいい馬”“完成度の高い馬”といった印象が強い。
すでに関東への輸送も経験しているし、道悪に関しても、稍重の京王杯2歳S勝ちの実績がある。近3走はいずれも重賞で3連対。「激戦の経験値」という点では、ヴィクトワールピサ以上と考えてもいいはずだ。
問題は距離。
2000mは初となるし、1400~1600mの実績が〈1.2.0.0〉にあるのに対し、1800mでは〈1.0.0.2〉。さらに、その2着外がいずれもスローペースであったことから、適度に流れが速くなるレースの方が力を発揮できているようだ。
血統や走り方から、「距離延長は問題ない」と評価する声も多いが、距離そのものを経験していないことは、不安材料に違いない。加えて、陣営のコメントも「距離がどうかな?」というニュアンス。賞金面ではすでに足りているので、レースの結果如何では、マイル路線に矛先を向けようという選択肢もあるのかもしれない。いずれにしても、今回の距離でこれまでと同じ走りができるかどうかがカギになるだろう。

前走、GⅢ・京成杯で2着に入ったアドマイヤテンクウ
今回と同じ、中山・芝・2000mで結果を残していることは、大きなアドバンテージと考えることもできる。と同時に、それまでとは一転して逃げの競馬をしたことで、脚質の幅が広がったという見方も多い。
もっとも、この馬の場合、前走の走りを額面通りに受け取っていいかというと、少なからず疑問が生まれる。京成杯の逃げは、スローペースを見越した上での“奇策”。言い換えれば、安藤勝騎手の好判断があったからこそ実を結んだ作戦だったということだ。その証拠に、勝ったエイシンフラッシュ(本来は差し馬)も道中3番手という前目の競馬。コスモヘレノスやスマートジェネシスといった“前を主張する馬”が出走する今回、同じレースができるとは限らない。
とはいうものの、アドマイヤテンクウが有力候補であることは否定するつもりはない。注目したいのは、3走前の未勝利勝ち。稍重馬場で道中ポジションを上げながらキッチリ差し切っている。展開的には、むしろこのレースの方が今回の流れにあてはまるようにも思える。少なくとも、「アドマイヤテンクウ=逃げ馬」という狭い視点でレース展開を予想するのは危険だろう。

3カ月の休み明けとなるミッションモード
新馬戦から1番人気の支持を受けていたように、デビュー前から素質を評価されていた馬である。その新馬戦で敗った相手が共同通信杯を制したハンソデバンド。単純な比較はできないにしても、潜在能力の高さを測る上ではひとつの材料を言えるだろう。
休養前に勝った葉牡丹賞は今回と同じ中山・芝・2000m。しかも、稍重の馬場だった。このあたりの経験値もプラス要素と判断できる。
あとは、どれだけ仕上がっているかだろう。
陣営は「弥生賞も視野に入れて調整した」とコメントしているが、本来の目標は3週間後の阪神・毎日杯だったはず。藤沢和厩舎は道悪の水仙賞を勝ったリリエンタールを連闘で使う予定だった。
“状態が良いからこそ使う”と考えるのが順当かもしれないが、週中に起きた厩舎サイドの“出走馬のさしかえ”は、少なからず気掛かりな材料でもある。

展開的に有利という見方が多いのが、逃げ馬のコスモヘレノス
前走の寒竹賞(中山・芝・2000m)では、絶妙のペース配分で逃げ切り、断然の1番人気馬・ダイワアセット(単勝1.8倍)を封じ込めた。道悪の巧拙は定かではないが、今回もマイペースで渋太さをいかせるようならば、残り目も十分考えられる。
気になる点は、熱発でローテーションが狂ったこと。本来使おうと思っていた共同通信杯の出走を見送ったことで、仕上げ→緩み→仕上げという二度手間がかかっている。馬自身(心身ともに)に影響がなければいいのだが・・・。

朝日杯FS3着のダイワバーバリアン
“距離不安”を指摘された前走のきさらぎ賞で5着に敗れたために、今回は人気を落としているようだ。
たしかに、この馬の場合、気性面に問題があるため、さらに1F距離が伸びる今回のレースでは、折り合いが課題になることは間違いない。
もっとも、前走と比較して見直せる要素があることも確か。短期放牧明けを1走叩いた上積み。苦手のキレ味勝負にはならないと思われる馬場状態。これらの点はプラス材料と判断してもいいはずだ。
距離を克服できればという条件付きにはなるが、巻き返しの可能性がないとまでは言い切れない。

今回のレースが初芝となるトーセンアレス
3歳馬の場合、デビュー時には脚元に不安があるためにダートを走り、その後、体質がしっかりとしてきたところで芝路線へ方向転換するケースも少なくない。もちろん、初芝で好走する馬もいる。
この馬に関しては、陣営いわく、血統的な理由からダートを使っていたということだが、主戦騎手の横山典騎手の進言があって、芝のレースに矛先を向けてきたようだ。
もっとも、新馬・500万を1番人気で勝ち上がってきたことから、ダート馬としての能力を評価されて結果を残してきたのは間違いない。芝で通用するかどうかは正直わからないが、過剰な期待は禁物だろう。
あえて、この馬の好走パターンを推理するならば、昨年の毎日杯で2着に入ったゴールデンチケットのように、パワー型の走りを見せて先行した場合かもしれない。同様のことは、北海道競馬で好成績を残してきたビッグバンにもあてはまると思われる。

先に述べたように“ヒモ荒れ”の傾向もあるこのレース、「複勝圏内ならばあるかもしれない」と思われる伏兵にもふれておきたい。
まず、マイル戦に限定されてはいるものの、デビューから3戦連続で馬券に絡んでいるダイワファルコン
母・ダイワルージュという血統からマイル色が強い印象だが、好位の内々をロスなく回ってくる競馬ができれば、粘り込みがあるかもしれない。ちなみに、前走は稍重馬場で2着の結果を残している。
次に、近2走、重賞で掲示板を確保しているアースステップ
瞬発力勝負になると分が悪い馬だけに、馬場が渋るのは好材料だろう。あとは立ち回りと仕掛けのタイミング。追ってからの反応が鈍い印象がある馬なので、乗り替わりの藤田騎手の騎乗に注目したい。
最後に、デビューから2戦連続で2000mを走ったスマートジェネシス
持ち時計の2分6秒0は決して強調できるものではないが、3カ月の休養によるリフレッシュ効果とその間の成長が期待の材料。先行できる脚があり、新馬戦で稍重を経験済み。ちなみに、この馬も新馬戦を1番人気で制した1頭だ。重賞で即通用する下地はないが、他馬が思った以上に伸びあぐねるようならば、残り目があるかもしれない。



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■コメント

■穴馬の狙い方 [かなと]

こんばんわ。
ご無沙汰しています。

穴馬の狙い方について質問させていただきたいのですが、例えば得意条件に出走してきた馬、あるいは展開が向きそうな馬など、すべてを狙い打ちするとどうしても数が膨大になってしまいます。
元々「穴馬」と目されている馬なのでやはり中々馬券に絡めずということも多いです。

なので、私は狙う条件として、近3走以内に好走していることと、陣営の狙ってくる勝負レースがわかりやすいといった観点から、連戦している馬よりも、一度休養を取った馬(狙いは叩き数戦以内)を掲げています。

これについて安東さんはどのようにお考えでしょうか?

また、私は根っからの穴党なので、穴馬の複勝で基本的に勝負するようにしているのですが、穴馬を見つけるにあたって何かアドバイスを頂けると幸いです。


■かなとさんへ [安東 裕章]

お久しぶりです。
お元気でしたか?

かなとさんの掲げられている「近3走以内の好走」「休養明け数戦」という条件は、馬自身の体調面などを考えた場合、能力を発揮できる状態であることを裏づける意味でも、理にかなった狙い方ではないかと思います。

私は“あえて穴馬を狙う”ということはしていませんが、たとえ人気薄でも好走できる要因を探すようにはしています。
条件や展開の向き・不向きはもちろんですが、適性に疑問のある馬でも、それを補って余りある“一変の要素”はないだろうか?と考えることもあります。

ひとくちに“穴馬の狙い方”と言っても、どの馬にも、あるいは、どのレースにも共通する項目を見つけるのは難しいですよね。
それに、穴馬が見つかったとしても、有力馬が能力通りの走りをしてしまえば、馬券に絡む確率は下がります。
ですから、私の場合は、人気薄が好走する可能性と同時に、有力馬が凡走するケースも検討して、その兼ね合いから買い目を組み立てるようにしています。

うーん・・・、難しい質問ですね!(笑)
うまくお答えできなくてすみません。

■ [かなと]

お気遣いありがとうございます。
お陰さまで、元気に過ごしております。

質問に詳しく回答していただきありがとうございます。
2つの条件を自分で掲げてみたものの、少し自信がなかったので、安東さんにそう言っていただけると嬉しく思います。
安東さんのご指摘のように、適性を上回る「一変の要素」についても今後考えていくようにしていきたいと思います。

そして有力馬が凡走するケースも一緒に考えていきたいと思います。
たしかに例え好走するであろう人気薄の馬を見つけれたとしても、有力馬が能力通りの力を発揮すれば、人気薄は馬券に絡めませんもんね。

今後も様々な観点から予想するようにして、予想の精度を上げていきたいと思います。
質問が難しくなってしまい、すみません。

どうもありがとうございました!!


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はじめまして。
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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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