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■日経新春杯・予習 (2009.1.18 京都11R)

京都・芝・2400mで行われる日経新春杯。クラスはGⅡだが、ハンデ戦ということもあって、“格”が優先されるレースとは言い難い。06年と07年は、2年連続して前走1600万条件を使われた馬が連対を果たし、逆に、前走がGⅠ・有馬記念だった実績馬については04年以降連対がない。

今回、トップハンデ58キロを背負うアドマイヤモナーク。前走の有馬記念では最低人気ながらダイワスカーレットの2着に入り、末脚が健在であることを示した。昨年のこのレースの優勝馬でもあり、実績に関してはメンバー中トップ。ただし、自分から動いて勝ちにいくタイプの馬ではないだけに、58キロの斤量が直線勝負になった時に負担となるかもしれない。
データ的にも不安材料が多い。前述の「前走・有馬記念を走った馬は不振」に加えて「トップハンデ馬は過去10年で<2,1,1,9>と結果が出ていない」という傾向。短絡的に“実績馬=馬券の軸”と考えるのは危険だろう。

ハンデ次位は56キロのナムラマース。2、3歳時には重賞2勝の実績を持ち、クラシック戦線でも期待された馬である。前走はGⅢ・鳴尾記念で2着。専門紙を見る限り“4歳秋になって本格化した”という見方が多いようだ。実績とハンデのバランスを見ると中心視できる馬ではあるが、差し・追込一辺倒の脚質が少々気になる。さらに休み明けの近2走はいずれも1800mのレース。2400mへの距離延長がこの馬にプラスに作用するかどうかは未知数だ。

武豊騎手を鞍上に迎えたことで人気になりそうな4歳牝馬のマイネレーツェル。3歳牝馬GⅡのローズSを勝ち、GⅠ・エリザベス女王杯4着、GⅢ・愛知杯3着と、ここにきて堅実な結果を残している。斤量も前走より1キロ減の54キロ。2週後に行われる牝馬GⅢ・京都牝馬Sではなくこのレースに照準を合わせてきたことに陣営の勝負気配を見ることもできる。問題は牡馬との力関係だろう。マイネレーツェルの場合、牡馬との混合戦を走るのは2歳秋の500万・白菊賞以来となる。「牡馬相手でも末脚勝負ならひけはとらない」と陣営は発言しているが・・・。

未勝利戦から4連勝で重賞に挑戦するヒカルカザブエも人気の一角。ハンデは54キロ。好位からレースを進めて直線で抜け出す競馬が身上だ。2走前に今回と同じ京都・芝・2400mを勝った時のタイムは2分25秒1。これは出走メンバー中3位の時計。さらに、ここ3走は馬体重を増加させながらの連勝で、1走ごとに成長していることが数字として表れている。不安があるとすれば、この馬の出遅れ癖。最内枠で出遅れた場合、予定よりも後ろのポジションになり内に包まれることも考えられる。

軽量52キロのタガノエルシコも注目されている1頭だ。前走は、それまでの追込型の競馬とは違って、好位から抜け出し後続を突き離す強い走り。430キロの馬体を考えれば今回の斤量は大きなプラスだろう。もっとも、今回は1000万を勝ち上がっての格上挑戦。馬柱表の数字は3、2、2、1と、常に馬券に絡んでいる信頼性の高い馬のように見えるが、あくまで1000万クラスのレースでの成績。過大な評価を与えることは危険かもしれない。実際、過去10年の間に、1000万を勝ちあがり、1600万を走らずにこのレースに出走して連対した馬は1頭もいない。

ある程度の人気にはなるかもしれないが、穴馬として面白いのはドリームフライト。逃げ切りでしか勝てなかった馬が、前走は番手から抜け出して勝つレースをして脚質に広がりを見せた。今回もメジロコルセア、テイエムプリキュアを先に行かせるレースになるだろうが、離れた3番手で自分の競馬ができれば有力な差し馬を抑えて粘り込む可能性もある。鞍上の西田騎手は重賞では役不足と思われるかもしれない。しかし、昨年1年で10勝だった西田騎手は今年すでに3勝と勢いに乗っている。

長距離戦は騎手の腕がポイントになるという観点から言えば、岩田騎手のメイショウクオリアとデムーロ騎手のアグネストレジャーにも注意を払った方がいいかもしれない。ともに京都コース実績の高い馬。近走は結果が出ていないことで人気にはならないと思われるが、このレースは過去10年で前走掲示板に載れなかった馬が7頭(20頭中)連対している。



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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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