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■フローラS・復習

オークストライアル・フローラSを制したのは、断然の1番人気(単勝1.9倍)に支持されたサンテミリオン。
勝ち時計の2分0秒2はレースレコード。ラストの3Fはいずれも11秒台を刻む厳しい流れで、数字的にも評価できる一戦だった。

レースは大方の予想通り、アグネスワルツがマイペースの逃げで引っ張る展開で、1000mの通過が60秒6。スローに近い平均ペースで上がりの勝負になった。
外枠に不安材料があったサンテミリオンだったが、向正面では2番手のポジションをキープ。逃げ馬をマークして直線で抜け出す“勝ちパターン”に持ち込み、最後は内で粘るアグネスワルツに1馬身差をつけて振り切った。ひとことで言えば、完勝。この馬の能力を十分発揮できたレースと見ていいだろう。
横山典騎手は「こういう競馬ができれば本番でも楽しみ」とコメント。勝ちパターンを持っている馬の強味を言い表わしており、本番に向けて手応えをつかんだとも受け取れる。
今回の勝利によって、オークスの有力候補として期待できる1頭になったことは間違いない。強さのインパクトも大きく、「アパパネとの一騎討ち」といった見出しを載せるスポーツ紙もあった。
近年のオークス好走馬は桜花賞直行組が大半を占めており、別路線のフローラS組は、“桜花賞に出走できなかった第2グループ”のイメージが強い。はたして、この構図を逆転できるかどうか。
キャリアが浅く強い相手と戦っていないサンテミリオンが、桜花賞上位組を相手にどのような走りを見せてくれるかに注目したい。

2着は逃げ粘ったアグネスワルツ。
マイペースの展開になったとはいえ、力のある逃げ馬であることを再認識できる内容だった。休み明け、長距離輸送、初距離といった課題もクリア。終始、サンテミリオンにマークされながらも、最後の最後まで抜かせなかった勝負根性も評価できるだろう。
終盤でラップが速くなるところなどは、若干ではあるが、ダイワスカーレットの“匂い”を感じさせるものがあった。ゴール前で脚が止まったわけでもないので、距離が伸びても問題はないだろう。
本番での課題は状態面。骨折明けでレコード決着の激走となれば、やはり反動が気になる。強い逃げ馬がいるとレースが引き締まる。ぜひとも、万全の状態で出走してきてほしい。

3着は2番人気のブルーミングアレー。
上位2頭の後ろでレースを進めていたが、残り1Fあたりで大きく離された。
松岡騎手は「今回は権利獲りが第一の目標だったので前での競馬をしたが、実際は後ろからのレースの方が良さそう」とコメント。本番では作戦を変えてくることを示唆していた。となれば、今回の着差に関しては、あくまで“トライアルの結果”という判断が必要かもしれない。
この馬の場合、『予習』の中でも書いたように、アパパネやエイシンフラッシュと対戦して好走した経験値がある。松岡騎手の言うように、本来の持ち味を発揮できるレースができるならば、本番で見直せる要素もあるだろう。

アタマ差の4着で優先出走権を得られなかったアマファソン。
こちらは、ブルーミングアレーとは反対に、自分の競馬に徹した上での結果だった。最後はメンバー最速の34秒1の脚で伸びてきているが、開幕週の馬場で4コーナー15番手からの外差しでは、さすがに厳しい。
今後、どのような走りに変わっていくかはわからないが、現時点では展開に左右されるタイプ。条件次第では狙える馬だろうが、3歳のこの時期に脚質を限定してしまうのはもったいない気もする。

5着のアスカトップレディは、内枠を利してロスのない競馬をしたが、最後は伸び切れずに終わった。
初の長距離輸送で馬体重が減っていたことが原因(藤田騎手談)。もっとも、未勝利勝ちからの格上挑戦で掲示板に載ったことは大健闘とも言えるだろう。今後、経験を積んでいけば頭角を表わしてくるかもしれない。

3番人気のベストクルーズは7着。
直線で前が窮屈になる場面があったとはいえ、好位のポジションにいながらこの結果は案外だ。『予習』でもふれたように、能力を発揮できるだけの状態ではなかったのかもしれない。
距離に関しても、若干長い印象。折り合いに不安があるタイプではないようだが、昨年のレースぶりを見る限りでは、マイルの速い流れの方が向いているようにも思える。

終わってみれば、順当な決着。
出走メンバー中3頭の2勝馬がずべて4着以内に入ったのだから、実績通りと考えることもできるだろう。
ただし一方で、1~3着馬が4コーナー通過・3番手以内であることからもわかるように、展開が左右したレースだったのも事実。レースレベルは高かったという評価があるとはいえ、先行馬に有利な上がりの勝負だった点は否めない。
サンテミリオンとアグネスワルツが今回と同じ競馬ができるかどうか。本番の出走馬と枠順が決まった時点で、改めて展開面についての検討が必要になるだろう。




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■コメント

■Re: フローラS・復習 [ECO]

安東様、毎度です。
フローラSは取れないレースでした。
土日ほか重賞もさっぱりで、土日曜に関しては迷った馬が連に絡みます。
自分馬券傾向も分析しながらなので信頼できるご意見として今週もどうぞ宜しくお願いします。

■ECOさんへ [安東 裕章]

毎度です。

開催替わりの1週目は傾向が読みにくいですね。
騎手の乗り方にも、位置取りやコース取りなど、手探りな部分があるように見えます。
これから先、GⅠが続きますので、しっかりとレースを見極められるように頑張りたいと思います。


■今後は時間にゆとりを [電気羊]

三週続けて時間的余裕のなさゆえに悔しい思いをすることになってしまいました。

桜花賞は知人に購入を依頼。アニメイトバイオの馬体重20キロ減を知った時には為す術なし。これはいたしかたないのですが。
皐月賞は文字通りの駆け込み。ヒルノダムールに目をつけたものの馬単・馬連まで手が回らず。1-2着ワイドのみ。
そしてアンタレスS。ダイシンオレンジを逆転候補としトランセンドを外したワイド馬券購入。トランセンドとの馬単・馬連などを思案するうちに時間切れ。結局単勝も買っておらず1-3着のワイドのみ。痛恨。

お粗末様でございました。

■ [うに]

安東さん、こんばんは。
フローラSは、ゼンノロブロイ産駒のワンツーで決まりましたね。偶然でしょうか。桜花賞の復習で、この血統に触れておられましたが、安東さんが注目の馬達に、私も期待しています。
アンタレスSは、平安Sの復習の時から、ダイシンオレンジの次走を狙っていたので、単勝と馬連を的中できました。トランセンドはレコードを出しているのが逆に気になったのですが(今回良馬場なので)、私は未だに1番人気という言葉に弱く、調教の動きも絶賛されていたし、切ることができませんでした。

ところで、地方交流重賞のレベルが良く分かりません。中央の重賞でいうと、どのあたりのグレートになるのでしょうか?
地方で優勝しても、「そりゃ勝って当然だろ」と思ってしまいます(笑)。
でも、重賞だから価値はあるのかなとも思います。
安東さんは、どうお考えですか?

■電気羊さんへ [安東 裕章]

こんばんは。
お久しぶりです。

時間がないために馬券を買い損ねたりした時は、本当に悔やまれることがありますよね。
実は私も、急いでいたためにマークシートを塗り間違えるという、なんとも初歩的なミスをしたことがあります。
しかも、ちゃんと買っていれば(塗っていれば)60万馬券!(笑)
さすがに落ち込みました・・・。

できれば、馬体重をチェックして、パドックもきちんと見てから馬券を買いたいのですが、仕事や用事がある時にはなかなかそうもいきません。
一日中競馬にどっぷり漬かる楽しみは、老後までとっておきたいと思います。

■うにさんへ [安東 裕章]

こんばんは。

今年のロブロイ産駒の牝馬は、勝ち上がった馬も多く、期待できるかもしれませんね。
牝馬ではありませんが、土曜日の青葉賞に出走するペルーサにも注目です。

地方交流重賞については、評価が難しいと思います。
現状では、中央の馬が賞金を稼ぐために出走している一面もありますし。
レベル的に低いとは思いませんが、中央とは砂の質も違うので、交流重賞の成績を中央でのレース予想に活用させるのは難しいかもしれませんね。

■ありがとうございます。 [うに]

青葉賞のペルーサですね! 天皇賞の前に楽しみが増えました♪
予習も楽しみにしてます。

■60万!…… [電気羊]

60万がマークミスでふいですか。私なら失神してます(笑)

アンタレスステークスに関して。トランセンドが1番人気というのは理解できるとしても2倍を切るのは過剰人気に見えました。血統(過去の傾向からはミスプロ系優位)、重賞実績がないこと、そして指摘されている方もいらっしゃいましたが今回の馬場状態の三点からです(ワイルドラッシュは湿ったダートが得意、ということをたまたま出かける前に某雑誌で読んだこともラッキーでした)。
ただ、一本かぶりの1番人気馬がいる場合は買い方にいつも悩みます。
ちなみに大阪杯のドリームジャーニーは、アタマは危ないが3着を外すことはないと考え、1頭軸で相手にテイエムアンコール、ゴールデンダリア、他1頭の相手3頭の三連複と、この2頭を含む4頭のワイドを購入し成功しました(これは出来すぎ、まぐれです)。
安東さんは一本かぶりの1番人気馬への見立てが、“着外も十分ありうる”場合と、“絶対の信頼感はないが馬券には絡むだろう”という場合ではどのように馬券を買われますか?

PS.青葉賞も、やはりペルーサが圧倒的人気ですね。

■電気羊さんへ [安東 裕章]

こんばんは。

私の場合、基本はボックス馬券(3頭の3連単か4頭の3連複)なので、軸にする・しないという考え方はあまりしないですね。
ですから、“着外も十分ありうる”と判断した馬は、迷わず消してしまいます!(笑)
ただ、3着ならあるかも?というような馬ならば、選んだ他の馬の馬連・馬単に券種を変更することもあります。
あとは、『ツボ』でも書いたように、有力馬を基準にして、それよりも好走が期待できる馬を上位に置いたフォーメーションで狙うことも多いですね。

トランセンドの見立てはお見事ですね!
私も重賞実績がないことと、逃げ馬が多いために得意の番手マークができないだろうと思って“消し”にしましたが、馬券は残念ながらフサイチセブンを拾い損ねてしまいました・・・。


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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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