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■函館記念・復習

GⅢ・函館記念を制したのは2番人気のマイネルスターリー。
勝ち時計は洋芝施行となった94年以降最速の1分58秒5。2着馬に3馬身半差をつける圧勝劇となった。

レースは1000m通過・57秒8のハイペース。もっとも、これは大逃げを打ったテイエムプリキュアが刻んだ数字であって、実質的には、離れた2番手を進んだドリームサンデーが作った緩みのない平均ペースの流れ。スピードの持続力をはじめとする“底力”が問われる一戦となり、結果として、有力と評価された馬が馬券に絡む順当な決着となった。

それにしても、マイネルスターリーは完璧なレースを見せてくれた。
道中は好位の6番手。3コーナー手前から進出すると、直線入り口では前を行くドリームサンデーを射程圏内に捕らえ、一気に抜き去った。「先頭に立つのが早いのでは?」という気もしたが、鞍上のホワイト騎手のコメントによれば「ズブさを考えた上での早仕掛け」。名手の好判断と言えるだろう。当然ながら“Bコースへの変更で前が止まらない馬場状態”についても考えの中にあったはずである。
『予習』では「同じ洋芝でも札幌と函館を一括りにしていいものか?」という疑問をあげたが、終わってみれば“無用の心配”。時計のかかる洋芝をこの時計で走れたということは、改めて適性の高さを証明した形でもある。
次走は札幌記念を予定しているとのこと。当然、有力候補の1頭になるだろう。

2着のジャミールは一気の距離短縮が不安視されたが、一応の格好はつけてくれた。
「早く動くと良くない馬」(安藤勝騎手)ということで、これまで通りの後方で脚を溜める競馬。4コーナーで前が詰まって追い出しが遅れたものの、最後は内を捌いて伸びてきた。馬群を割ってくる力強さは、能力の高さと評価してもいいかもしれない。
ただし、印象としては、直線の短い小回りコースには向いていないようにも思える。器用に立ち回れる一面も見せてくれたが、広いコースで末脚を活かす競馬の方が持ち味を発揮できそうだ。個人的には、勝ったマイネルスターリーよりも、秋のGⅠ戦線で期待したい1頭。

3着は5番人気のドリームサンデー。
ハナに立って逃げるのが理想ではあったが、離れた2番手とはいえ自分のペースで我慢できた点は高く評価したい。渋太い馬である。
目標にされるのは逃げ馬の宿命であるため、前走の金鯱賞同様、最後の直線で勝ち馬に交わされてしまったが、少なくともGⅢレベルならば馬券圏内への粘り込みを期待できるタイプ。特に、今回のように、内が止まりにくい馬場状態では今後も注意が必要な馬だろう。

4着は11番人気のエアジパング。
休み明けで久々の2000mということを考えれば、大健闘の内容だろう。もっとも、冒頭でも述べたように、このレースは“底力”が問われる一戦。天皇賞・春で5着という実績からすれば、決して驚けない結果だったかもしれない。

フィールドベアー(5着)、マンハッタンスカイ(6着)、マヤノライジン(8着)は、いずれも函館芝実績の高い馬だったが、各陣営に共通するのは「時計が速すぎた」というコメント。前日のラベンダー賞、日曜8Rの横津岳特別と、レコードタイムが続出した函館の芝。1分58秒台の決着を予想できたかどうかは別として、“時計のかかる函館での好走歴”は疑えたかもしれない。付け加えるならば、今回上位に入った馬が「函館よりも時計が少し速くなる札幌での実績が高かった」というのも偶然ではないように思える。

ひとことで言うならば、今回の函館記念は例年とは異質のレース。時計的な裏付けと底力がモノを言った一戦であり、それは馬券に絡んだ馬たちが“時計の速い新潟大賞典”“GⅠ天皇賞・春”“GⅠ宝塚記念の前哨戦となり金鯱賞”という近年にはないローテーションからの参戦だったことにも表れている。
函館といえば「洋芝で時計のかかる馬場」と思い込みがちだが、それ以上に“開催の傾向”をしっかり把握しておく必要があったということ。勉強になったレースである。





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■コメント

■Re: 函館記念・復習 [クラブケイバ]

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■また反省です [電気羊]

函館記念はマイネルスターリー、マヤノライジン、ドリームサンデー、フィールドベアーの4頭をピックアップ。またまた1-3着ワイドのみの的中でしたが、買い目が絞れたのは幸いでした。

しかし今開催の走破時計は全くチェックしていませんでした。チェックしていてもジャミールは買わなかったと思うので、結果は同じだったでしょう。しかし、思い込みを捨てることと、“開催の傾向”を把握するということは、今後のために頭に叩き込んでおきたいと思います。

■電気羊さんへ [安東 裕章]

こんばんは。
ワイド的中おめでとうございます。
渋太いですね~♪

ジャミールに関しては、買いづらい馬だったように思います。
成長の見込める4歳馬ではあっても、「函館・芝・2000m」というレース条件を考えると、他にも有力候補がいましたからね。
速い決着が想定できたとしても、持ち時計がありませんでしたから・・・う~ん、難しいですね。

今週の小倉記念も混戦が予想されます。
少しでもレースを見極められるように、頑張りたいと思います。

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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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