■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■小倉記念・予習

サマー2000シリーズ第3戦となるGⅢ・小倉記念。
七夕賞の上位馬が揃って参戦することもあって、シリーズの行方を占う意味でも重要な一戦になりそうだ。
開催3週目でそれほど荒れていない馬場状態を考えると、基本的には4コーナーで前にいる馬が有利かと思えるが、このレースに限ればはっきりとした傾向は出ていない。一昨年の勝ち馬・ドリームジャーニーのようにマクリ気味に進出して好位から突き抜けるケースもあれば、昨年のように横一線となったゴール前で脚を溜めていた差し馬(ダンスアジョイ)が抜け出す決着もある。展開に関しては“読みにくいレース”と言っていいだろう。
特徴として取り上げたいのは、近年の勝ち時計が1分57秒~58秒台であることと、レースの上がりが35秒以上かかっていること。言い換えれば、典型的な小回りコースの速い決着であり、スローの瞬発力勝負にはなりにくい。ちなみに、土曜日のメインに行われた1000万クラスの高千穂特別(芝・2000m)の勝ち時計は1分59秒2、上がりは35秒6だった。取捨選択のひとつのポイントとして、「ローカルの速い決着(=上がりのかかる速い時計)に対応できるかどうか」に注目した方がいいかもしれない。

土曜午後の時点で1番人気に支持されているのは、4歳馬のナリタクリスタル
前走の釜山Sは57.5キロの斤量を背負いながら、馬群の狭いところを抜け出しての差し切り勝ち。時計も優秀だった。中1週となる今回は小倉に滞在して調整(唯一の小倉滞在馬)。直前輸送がない分、状態面を維持してレースに臨むことができる。今回55キロまで減る斤量もプラス材料だ。
準オープンからの再昇級という形だが、2月には小倉大賞典2着の実績あり。デビューから17戦の成績は〈5.6.2.4〉。掲示板を外したのはわずかに2回であるから、安定感という点でも強調できるだろう。
課題は、前走より1F延長となる2000mの距離。〈3.2.0.0〉という距離実績が示すように、この馬が最も得意とするのは1800m。2000mでも〈2.1.1.2〉の戦績を残してはいるものの、時計の速い決着に対応できるかどうかは現時点では未知数だ。もっとも、同じ4歳馬のジャミールは、先週の函館記念でアッサリ課題(時計への対応)をクリアしてしまったが・・・。

七夕賞の上位馬では、馬場の良い大外から追い込んだ1・2着馬よりも、早めに動きながら踏み留まった3着同着の2頭の方が人気になっている。おそらく、「七夕賞は馬場状態と展開に左右された決着」と評価されているからだろう。

小倉芝では〈3.2.0.1〉の実績を持つバトルバニヤン
七夕賞では4コーナーで先頭に立つ果敢なマクリを見せた。3着に敗れたものの、自分から動いた強い競馬だったと評価する意見も多い。元来、夏に調子を上げてくる馬で、6~8月の戦績は〈4.2.1.3〉。叩き3走目のこのレースは“当初から狙っていたレース”という見方もできる。
もっとも、この馬がローカルの速い決着向きかというと、少々疑問ではある。1分58秒台の持ち時計はあるものの、これは直線の長い新潟での数字。昨年10月のアイルランドTでも1分58秒6のタイムを出しているが、これも前半より後半が速くなる東京のレースだった。平坦小回りコースで2分を切ったのは、2008年5月の中京・金鯱賞での1分59秒9。小倉での最高タイムは2分0秒5。
もちろん、持ち時計だけで馬の能力を判断することはできないが、小倉と夏に良績が集中している割には、時計的な裏付けが乏しいようにも思える。

前走、七夕賞でバトルバニヤンと同着3着のサンライズベガ
その敗因は出遅れで後方からの競馬になったこと。道中追い上げを見せたが、1・2着馬にはコース取りの差で0.1秒及ばなかった。この馬もバトルバニヤン同様、“負けて強し”と評価されている。
前走は休み明けの好走だったが、本質的には叩き良化型。中2週以内では〈3.2.6.6〉の結果を残しており、上積みが期待できそうだ。
過去6回の重賞挑戦で掲示板を外したの一度だけ。それを考えると、ハンデが55キロのまま据え置きというのは恵まれた感もある。
ただし、この馬に関しても、レースの流れが向くかどうかがカギになりそうだ。昨年夏の新潟記念の走りからもわかるように、スローペースを好位で進んで速い上がりの脚を使うのが持ち味。前々で粘り込む競馬もこなせないことはないが、速い決着となるとどうか。

七夕賞を勝ったドモナラズは、前述のように馬場状態と展開を味方につけた部分が大きい。今回は3キロの斤量増。小倉では2戦2勝という実績があるが、使い詰めの上に直前の輸送があることを考えると、不安材料も多い。
2着のアルコセニョーラも今回は55キロ。夏が得意の牝馬だけに激走があっても驚けないが、福島ではキレまくる追込一辺倒の競馬が、初の小倉コースで通用するかどうか。

武豊騎手の復帰ということもあって、人気の一角になっているスマートギア
重賞では2着が3回ある実績馬で、良馬場ならば確実に上がり32~33秒台の末脚で追い込んでくる。それゆえ、小回りコースへの対応が課題。小倉では2着2回の数字を残しているが、これは条件戦でのもの(時計も2分台)。追込脚質が定着した昨年の年明け以降は小倉コースを走っていない。
最内枠に入った今回、大外へ持ち出すのか、あるいは、インを突く競馬をするのか。このあたりについては、久々の武豊騎手の手綱さばきに注目したい。

小倉芝実績〈2.0.0.0〉のホワイトピリグリム
前走の巴賞では4着に敗れたが、これは予定していた七夕賞が除外になったため、直前になって急遽函館入りした輸送の影響があったと言われている。レース自体も超スローペースになり、最速の上がりを使いながら脚を余した内容。重賞でも上位に来る馬だけに、能力的には軽視できない。
問題は状態面。北海道から栗東へ戻り、中2週で小倉というのはさすがに強行軍だ。直前の気配はチェックしておきたい。

実績ならば、重賞3勝のアドマイヤオーラ
トップハンデの58キロは背負い慣れているので心配ないとしても、この馬の場合、どこまで良化しているかがカギになりそうだ。1年3ヶ月の休養明けから、着順こそ5着→3着と上がってきてはいるが、着差が大きく競った上での負けではないところに不満が残る。前走にしても、稍重の58キロで落鉄があったとはいえ、直線先頭からズルズル後退するレース。能力を発揮できればアッサリがあってもおかしくないが、そこまで調子が戻っているかどうか。

馬場状態を考えれば、先行馬にも一応の注意を払っておくべきだろう。

オースミスパークは小倉芝で〈1.1.0.1〉の実績。1000万クラスから3連勝で重賞・小倉大賞典を制したように、自分のペースで逃げる形になれば強い競馬を見せてくれる。前走(13着)は休み明けの上に58キロの斤量。さすがに息が保たなかったようだ。叩いた今回は行きっぷりも変わってくるだろう。
問題は距離。1800mまでは結果を残しているが、2000mになるとレース経験自体も1走のみ。陣営のコメントからもそのあたりの不安視が読み取れる。

距離実績でいえば、同型のメイショウレガーロの方が上だろう。昨年のサマーシリーズでも、函館記念と新潟記念で逃げて3着に粘り込んでいる。
ただし、このレースに関しては、函館記念を除外になったために急遽出走を決めた経緯がある。初コースに加えて美浦からの長距離輸送。そのあたりがどう影響するか。

人気薄で少々気になるのは2頭。いずれも好位で競馬ができる馬だ。
まず、前走長期休養明けを走ったシルクネクサス。稍重馬場で60キロを背負うレースだったため、大敗も当然である。1走使ってどこまで調子が上向いたかがカギになるが、過去には小倉大賞典での好走歴もある。常識的には一変は考えづらいものの、前々でレースを運べるようならば面白いかもしれない。
もう1頭はラインプレアー。前走のエプソムCは14キロの馬体増。リズム良く先行したが最後は脚が止まった。今回は意欲的な追い切りを試みたとのこと。小倉コース、2000mの距離ともに初となるが、逃げ馬2頭に引っ張られる形になれば、対応できる可能性もあるかもしれない。




スポンサーサイト

■コメント

■Re: 小倉記念・予習 [クラブケイバ]

はじめまして。
携帯の競馬サイトランキングとしては日本最大の『クラブケイバ』の管理人です。
ブログは、パソコンよりも携帯から閲覧するユーザーのほうが圧倒的に多くなった昨今です。
アクセスアップに携帯ユーザーは欠かせない時代です。

そこで、貴方様の競馬ブログを是非登録して頂き、携帯ユーザーからのアクセスアップに役立てて頂きたくコメントさせて頂きました。

尚、現在GREE、mixi、livedoorブログ、FC2ブログ…その他多数の大手モバイルサイトで広告掲載中です。

アクセスアップに貢献できるものと思っております。

お暇な時にでも登録して頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

日本最大級のモバイル競馬サイトネットワーク。
クラブケイバ
http://02.rknt.jp/clubk/

PS.
『クラブケイバ』に登録されますと、同時に『ガガガ競馬』(http://gagaga-keiba.com/)『競馬サイトBEST300』(http://vmz.jp/hp/)にもサイト表示されます。一度の登録で3つの競馬ポータルサイトに表示されますのでアピール度は抜群です。

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。