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■セントウルS・予習

サマースプリントシリーズ最終戦となるGⅡ・セントウルS。
GⅠ・スプリンターズSの前哨戦という意味でも重要な一戦であり、今回は「キンシャサノキセキがどのような走りを見せてくれるのか」が注目点だったのだが、残念ながら疝痛のため出走取消。断然の実績馬が不在になったために、レースも一気に混戦模様となった。
まずは出走15頭中8頭を数える“前走・北九州記念組”から検討してみたい。

アイビスSDのシンガリ負けから一転して北九州記念を制したメリッサ
このレースを勝てばワンカラットを逆転してサマースプリントシリーズチャンピオンを手にすることができる。陣営も「GⅠではなくここが目標」とコメント。5000万円の賞金獲得に向けて目イチで臨んでくるだろう。
もっとも、前走より3キロ増の斤量に加えて〈0.0.0.3〉と実績のない阪神コース。条件はかなり厳しくなる。夏に強い牝馬とはいえ、猛暑の中で新潟、小倉の2戦を消化しているのも不安材料だ。ここ2年で馬券に絡んだレースは昨年の北九州短距離Sと前走の北九州記念のみ(ともに1着)。成績にムラがあることも信頼性という点において強調しづらい。

北九州記念2着のスカイノダン
4走前の1000万勝ちからここまで4戦連続連対。安定感・充実度ではメリッサよりも上と見ることもできるだろう。
前走はフルゲート18頭の大外枠となったが、スタートを決めてすぐに好位に取り付くレースができた(スタートの良さはこの馬の持ち味でもある)。今回も再び大外枠だが、スムースにポジションを取ることができれば、前回同様の好走が期待できるかもしれない。
あとは、3キロ増となる斤量がどう影響するか。前走よりも相手関係が極端に厳しくなったとは思えないが、この馬自身も前走は“格上挑戦の軽量ハンデ馬”。別定のGⅡでどれだけの走りを見せてくれるか、注目したい。

北九州記念では3着だったサンダルフォン
1・2着馬と4キロのハンデ差があったことを考えれば、0.2秒差の3着は評価できるだろう。「2ヶ月ぶりの前走を叩いて状態はアップ」(陣営談)となれば、GⅠ・GⅡで強豪に揉まれてきた馬だけに、侮れない存在だ。
ただし、阪神コースとの相性は〈1.0.0.5〉と良くない。さらに、開幕週の馬場は基本的に先行有利。差し・追込型のこの馬にとってはベストの条件とは言えない。前走で見せたようなマクリ気味にポジションを上げる競馬ができるかどうか。あるいは、逃げ馬のケイティラブ、ヘッドライナーが競り合う形になって差し馬向きの流れになるかどうか。取捨選択に関しては、展開の読みが必要になりそうだ。

北九州記念4着のストリートスタイル
8枠17番から終始外々を回らされる競馬となったが、最後の直線ではメンバー最速の33秒8の脚を使って0.3秒差の4着に食い込んだ。
阪神コースは〈1.2.1.2〉。休み明けを叩いて実績のあるコースとなれば、軽視はできないだろう。
課題はサンダルフォンと同じく脚質。上がり33秒台のキレ味を発揮するためには、どうしても展開の助けが必要になる。

シルクロードS2着の実績があるショウナンカザン(北九州記念6着)。
前走は厳しいペースを追い上げて直線では3番手。逃げたケイティラブとコウエイハートが失速した中で0.3秒差の6着に粘ったことについては、この馬の底力と評価してもいいだろう。叩き3走目の今回は状態面での上積みも見込める。元々、スプリント路線で期待されていた馬だけに、このあたりで結果が欲しいところだ。
問題は、近走のレースで見せているズブさ(近走騎乗したジョッキーも指摘している)。前走ではそれなりに行く気を見せていたが、1番人気に支持されたオーシャンSでも2走前のアイビスSDでも“追っつけ通し”の競馬だった。開幕週でテンのスピードも速くなることが予想される今回、流れに乗れるかかどうかがカギになりそうだ。

人気にはなっていないものの、個人的に面白そうに思えるのがレディルージュ(北九州記念7着)。
馬体重の変動こそなかったが、前走は陣営いわく「攻め不足の余裕残し」。今回は坂路調教で49秒6の時計が出たように、確実に状態面が上がっているようだ。
昨年の夏以降はOP・重賞でも人気になり好走していた馬。当時の能力を発揮できれば上位争いに加わってくるかもしれない。前へ行ける脚もあるので、開幕週の馬場も苦にはならないはずだ。

前走の北九州記念で2番人気に支持された3歳馬のダッシャゴーゴー(結果は11着)。
不利を受けての結果だけに、この馬の巻き返しを推す声も多い。前走は行きっぷりが悪く後方からのレースになったが、陣営は「今回は前で競馬をさせる」とコメント。ハンデ差があったとはいえ、CBC賞で古馬相手に結果(2着)を出した実績があるのだから、簡単には見限れないだろう。
もっとも、開幕週の時計勝負になるとどうか。持ち時計の裏付けもなく、CBC賞2着にしても荒れた稍重馬場で1分9秒の決着だった。今後の可能性という意味では期待したい1頭ではあるのだが・・・。


別路線組では、テレビユー福島賞を制したショウナンアルバが人気になっている。
3歳時に共同通信杯勝ちがあるものの、その後は気性難が災いして結果につながらなかった。折り合い面を考えた場合、距離短縮は正解だったと言えるだろう。
ただし、準オープンの1200mを1走勝っただけの馬が、別定GⅡのスプリント戦で即通用するかというと、そのあたりは疑問だ。まして今回は熱発取消明けの中1週。脚質的にも後方からの末脚勝負は開幕週向きとは言い難い。大駆けの可能性は秘めているものの、今回はスプリンターとして活躍できるかどうかの試金石的な意味合いが強いようにも思える。

阪神芝実績を基準にすれば、〈5.2.0.7〉のタマモナイスプレイも無視できない存在。
もっとも、この馬に関しては初の1200mがポイント。マイル戦でマイペースの逃げならば、六甲Sでスマイルジャックに0.3秒差をつけたような強さを発揮できるが、スプリント戦ともなれば馬群全体のスピードも変わってくる。番手あたりにつけてペースに乗れるかどうかがカギになりそうだ。

開幕週という条件を考えれば、先行馬の粘り込みにも注意したいが、CBC賞を勝ったヘッドライナーは函館SSを使えず順調さを欠いた点がマイナス(阪神実績も良くない)。アイビスSDを制したケイティラブも1200mは1ハロン長い印象がある。

最後に香港GⅠ馬のグリーンバーディーだが・・・。
4ヶ月の休み明けで59キロの斤量を考えると、条件的にはかなり厳しいように思える。目標がスプリンターズSであることは間違いないし、評論家からは「猛暑のために馬自身の体調も落ちている」という意見もあがっている。ここは叩き台と見た方が無難かもしれない。
もっとも、国際レーティングではキンシャサノキセキよりも上の評価。地力の違いが明白ならば、2006年のテイクオーバーターゲットのように、叩き台と言われながらも結果(2着)を出す可能性はゼロとは言い切れないだろう。


中山で行われるハンデGⅢ・京成杯AHも混戦模様。
人気のセイクリッドバレー、キョウエイアシュラ、サンカルロはいずれも差し馬。ならば、直線の坂に不安はあるもののファイアーフロートの逃げ残りには一応の注意が必要。
他では、スプリント戦を使ったことで“行き脚”がつき前で競馬ができそうなフライングアップルと、4走前の韓国馬事会杯のようなポジション取りができた時のキョウエイストームが面白いかもしれない。
穴は、ファイアーフロートを制してハナを奪うという条件付きで、ファストロックの逃げ残り。





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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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