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■エリザベス女王杯・復習

4馬身差の圧勝!
GⅠ・エリザベス女王杯を制したのは、外国馬のスノーフェアリーだった。

1000m通過が1分0秒1、2000mが2分0秒7。1Fごとのラップにも大きな差はなく、レースは緩みのない平均ペースで進んだ。言うなれば、紛れの起きにくい流れ。各馬の実力がストレートに反映されたレースだったと考えていいだろう。
スノーフェアリーは道中6~7番手でアパパネをマークするような位置取り。4コーナーから直線を向くと、馬場の荒れていない外ではなく、ポッカリ空いたインへ。馬場が荒れていても問題のない手応えがあったからこそのムーア騎手の判断だろうが、そこからの伸びが凄かった。メンバー最速の上がりの脚で2着馬に4馬身差。まさに圧勝だった。
実力の差と言ってしまえばそれまでだが、あえて勝因をあげるとすれば、“勝負度合い”かもしれない。つまり、勝てるレースを勝ちにきたということ。賞金を稼ぎにきたということではなく、注目すべきは「3歳牝馬が日本まで遠征してくる」という点だったはず。斤量面の有利=勝てる可能性の拡大という考え方は、日本馬が凱旋門賞挑戦のたびに話題になったことでもある。自国でGⅠを連勝した実績。スノーフェアリーにとっての“海外挑戦”は、「3歳の今だから狙えるレース」であり必勝を期すものだったに違いない。
まして、日本の牝馬戦線は、牡馬混合GⅠでも勝ち負けできるブエナビスタやレッドディザイアを除けば、レベル的に高いとは言い難い(それゆえ重賞勝ち馬が次々に変わる)。ウルトラファンタジーにスプリンターズSを勝たれた時と同じ敗因が、迎え撃つ日本側にもあったと考えるべきだろう。
もっとも、強い競馬というのは見ていて胸がすくものである。「いいものを見せてもらった」というのが正直な実感でもある。

2着は外から追い込んだメイショウベルーガ。
3コーナーの手前から追っつけ通しだったが、これはいつものこと。勝ち馬には及ばなかったが、この馬の競馬はできていたし、最後の伸びも上々。改めて「京都外回りは走る」ことが確認できたレースだった。
重賞で牡馬相手に戦ってきたことが、実力という形で身についている印象。今回のメンバーに対しては“格の違い”を見せつけた部分もある。年明けの日経新春杯ではハンデを背負わされそうなので、京都記念あたりが次の狙いどころかもしれない。

3着のアパパネについては、陣営・蛯名騎手のレース後のコメントがすべてだろう。
「3冠を目標に仕上げてきた」
やはり、ピークは前走の秋華賞。先入観があったせいかもしれないが、直線での走りはかなり辛そうに見えた。それでも3着にきたのだから、むしろ健闘と評価すべきかもしれない。
次走は未定のようだが、できれば休ませてあげてほしい。今回は無理の上に無理を重ねた末の3着。秋華賞の走りを見る限りでは、牡馬混合重賞でも十分渡り合える素質の持ち主。常に万全の状態の走りを見せてもらいたい。

4着のリトルアマポーラは状態面がかなりよかったようだ。この馬の力を出せたと見ていいだろう。福永騎手も「本当にイメージ通りのレースができた」とコメントしている。
古馬になってから連続好走がないのでなかなか見極めが難しいが、調子が良ければ牝馬戦線では上位に入る力の持ち主と評価したい。

5着のヒカルアマランサスは最後のひと伸びで突っ込んできた。
じっくり脚を溜めれば距離は保つのかもしれないが、個人的にはマイル前後の速い流れの方が力を発揮できるタイプのように思える。

期待された3歳馬のアニメイトバイオは15着。
レース前の気配などは最高のようにも見えただけに不可解な負け方だったが、鼻出血だったことが判明。アクシデントがなければ、メイショウベルーガと併せる形で追い込んできたかもしれないが・・・。今回は残念な結果だった。

その他では、掲示板には載れなかったものの、コロンバスサークルとセラフィックロンプが見せ場十分の競馬。どちらも力をつけてきた印象が残った。
コロンバスサークルはもっと短い距離の方が良さそう。セラフィックロンプは2戦続けて番手でしっかり競馬ができたのが収穫。粘り込んだ後にもうひと伸びできるようになれば、いい意味で“嫌な先行馬”になれそうだ。




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■コメント

■エ女杯・復習 [うに]

安東さん、こんばんは。もう週末ですよ~(笑)

スノーフェアリーの勝ちっぷり、凄かったですね。あの競馬をアニメイトバイオに期待していたのですが、なかなか思い通りにはいかないですね。

競馬場で胸騒ぎがして、一度切ったものの、ずっと気になっていたスノーフェアリーを拾い直しても、点数が増えただけでした(泣)。

高速馬場への対応を懸念して、“外国馬”とひとくくりに考えてしまっていた事は反省しなければ。
あと、やっぱり外国人騎手は怖い!ですね。


セラフィックロンプが目の前を駆け抜けた時は、複勝は入ったかと思うほどでした。
ひいき目に見なくても、頑張りましたよね。
パドックでも、しっかり見られたし。(ゼッケンがなければ、どれがどれだかですが)

私も、「嫌な先行馬」に成長する事を期待してます。


■いやはや・・・ [安東 裕章]

ブログの更新が遅くなって申し訳ありません。
うにさんの言う通り、もうすっかり週末です!(笑)
今週はドタバタしていて、月~金の5日間の睡眠時間は合計で5時間!
でも、マイルCSになる前に、なんとかエリザベスの復習を書くことができました。

年内はおそらくこんな調子が続くと思いますが、懲りずに遊びに来てください。
よろしくお願いします。

■Re: エリザベス女王杯・復習 [ECO]

安東様、毎度です。

うにさん、早とちりごめんね~。今とは違い複数で予想してた頃追加でいい思いしたことなかったのでついつい・・・。

しかし安東さんそんな睡眠時間ですごいですね。交感神経過多ですね。当方は副交感神経過多な生活に40を前にして完全になってしまいましたが、おかげで競馬、この場所で楽しめてます。

エリザベスは予定どうり展開でしたが、京都は後ろからこれますね。反省です。

しかし武蔵野Sもそうですが、今の当方の情報収集の方法では外国馬、海外参戦、地方ダートなど前走の位置取りから予想立てているのでJRAの出走表ではさっぱり予想が立てれませんので、至急ノンコストの方法で対策考えたいと思います。

今日も難解ハンデ戦、2歳戦なんで心してかかります。

■あ然…(-o-;) [うに]

お忙しい中、お返事ありがとうございます。
ずっと徹夜ですか?無茶しないで欲しいですが、無理な相談なんでしょうね。


私は、今年2度も風邪を引いたので、日付が変わる前に寝るようにしています。
確実に若さが失われているのを思い知った1年でした(笑)。
(ちょっと睡眠時間を削っただけなのに…)


インフルエンザにかからないよう、お気をつけくださいませ。

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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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