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■根岸S・復習

根岸Sの勝ち馬・フェラーリピサを管理する白井調教師は、レース後に次のようにコメントしている。
「今回は半信半疑だった」
昨年秋、突然発症した原因不明の“顔面神経痛”のために、フェラーリピサは目標としていたJCダート出走を断念。今回のレースにあたっては、肉体的な立て直しこそ図れたものの、いざ実戦となった時にメンタル面でのダメージがどう影響するか、まったくわからない状態だったという。
しかし、そうした陣営の不安を拭い去るかのように、フェラーリピサは完璧な走りで快勝。OPクラスで5連続連対中という実績通りの強さを披露した。
道中3番手から直線で抜け出す理想的な競馬。勝ちタイムの1分22秒1は、自身の持つレコードと0.2秒差の速い決着。重馬場の時計勝負でこの馬のスピード能力が十分に発揮された形となった。

1番人気のバンブーエール(5着)は、やはり休み明けと59キロの斤量がこたえたようである。好位に控えることは作戦通りだったかもしれないが、直線を向いて追い出してからがサッパリ。前を行くセントラルコーストを射程圏に入れながらズルズルと後退し、最終的には勝ち馬に0.7秒差をつけられた。
次走はGⅠ・フェブラリーSを予定しているという。1走叩いたことと斤量減というプラス材料はあるものの、はたしてこの馬は距離が伸びていいタイプかどうか・・・。今回は勝ち負けにこだわらない叩き台だったと割り切って考えたとしても一抹の不安はある。

バンブーエールが直線で伸びなかったことで、そのあおりをもろに受けたのが6着のビクトリーテツニー。『根岸S・予習』で「インを突けるかどうかがカギ」と述べたが、最後までインが開かないままレースは終わった。「馬にかわいそうなことをした」という横山典騎手のコメントの通り、ジョッキーが追うことのできない不完全燃焼の走り。まったくの参考外として次走の巻き返しに期待したい。

行き場を失ったビクトリーテツニーとは反対に、巧妙に外に持ち出して直線勝負に賭けた、木幡騎手鞍上のヒシカツリーダー。最後は勝ち馬にクビ差まで迫る末脚を見せた。差し・追込タイプには不利な馬場状態だっただけに、大健闘と言っていいだろう。距離短縮を試みて4戦目のレースでこの内容。“自分の勝ちパターンを持った短距離ダートの差し馬”という評価を与えられるところまできたようだ。

3着のセントラルコーストも“番手でも競馬ができる”という大きな収穫があった。速い流れに乗ることができたし、最後まで脚色が鈍ることもなかった。まだまだ伸びしろのありそうな4歳馬。今後の短距離ダート戦線での活躍が楽しみである。

同じく4歳馬のナンヨーヒルトップ(7着)は行きっぷりが悪かった。藤田騎手は「前走で1800の競馬をしたせいかも」と語ったが、むしろ自分でペースの作れる1700~1800くらいの距離の方が向いているのかもしれない。近走のレースの使い方を見ると、陣営も試行錯誤を続けている様子。早く適性を見つけてダートの重賞戦線を賑わせる1頭になってほしい。

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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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