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■中山金杯・予習

年明け最初の重賞となるGⅢ・中山金杯。
ハンデ戦ということもあって、2ケタ人気の馬が馬券に絡むことも多く、近5年の3連単の平均配当は20万を超える(3連複も5年連続万馬券)。毎年“波乱含み”となる一戦だ。

専門紙の多くが有力候補と見なしているのが、唯一の明け4歳馬・コスモファントム
有馬記念1・3・4着の結果もあって、“最強世代”との呼び声も高い明け4歳だが、この馬も前走の中日新聞杯ではトゥザグローリーの2着、2歳時にはヴィクトワールピサにクビ差の2着(ダノンシャンティ・ヒルノダムールには先着)と、世代の中心馬たちと差のない競馬をしてきた実績の持ち主。専門紙の記者が重い印を打っている理由にも、「強い世代の1頭」という意見が目立っている。
ただし、この馬の経歴を考えた場合、世代レベルとしての評価には一考が必要かもしれない。
コスモファントムはデビューから3戦ダートを走り、昨年もダービー以降に地方交流のダート戦を使われている。「芝・ダート兼用馬」と言ってしまえば聞こえはいいが、穿った見方をするならば「陣営にはこの馬の芝適性について疑問があったのではないか」という考え方もできる。少なくとも、クラシック3冠路線や古馬混合の芝の重賞に駒を進めた他の3歳馬たちとは、“芝馬としての使われ方”に違いがあるのは明らかだ。
有馬記念で1・3着となったヴィクトワールピサとトゥザグローリーを相手に好走したことは、コスモファントムの能力を測る上でのひとつの基準にはなる。しかし、芝のレースで揉まれた経験値に関しては2頭とは大きな差がある。「強い世代の明け4歳馬だから」という安易な理由だけで、無条件に“買い”という判断は避けるべきだろう。
前走の中日新聞杯はマイペースに持ち込めたことが好走の要因であり、ある意味展開に恵まれた感も否めない。中山が今週からCコース使用となることは、先行力を活かしたいこの馬にとって有利な材料には違いないが、一方で同型馬との兼ね合いという課題もある。このレースでどのような走りを見せてくれるか。試金石の一戦として注目したい。

昨年このレースを制したアクシオン
鳴尾記念を勝っての2連勝中だった昨年と比べると、今年は臨戦過程の勢いが今ひとつ。加えて、トップハンデの57.5キロ。長期休養があったとはいえ、8歳馬には厳しい斤量という見方も少なくない。
もっとも、中山金杯というレースには、同じ馬が連続して好走するという特徴がある。アサカディフィートやアドマイヤフジがその例だ。相性の良さというのもあるのかもしれないが、有力馬にとっては秋のGⅠを叩き台とした上で、目標のレースとして設定しやすいのかもしれない。
アクシオンの場合、3走前の札幌記念3着のように、条件が合えば一変する可能性を持っている。前走の鳴尾記念10着にしても、大外枠で前に壁を作れなかったのが敗因であり、3枠6番の今回は枠順的にも好転した。状態面がどれだけ良化しているかのチェックが必要になるだろうが、地力上位(それゆえトップハンデ)である以上、簡単には軽視できない存在だろう。

夏の新潟記念勝ち以来、4ヵ月の休み明けとなるナリタクリスタル
自在性のある脚質で、相手なりに器用さを発揮するタイプ。特に、混戦になった時の渋太さはこの馬ならではの持ち味だ。昨年のサマーシリーズで本格化した印象があるだけに、今回のメンバーならば実力上位と評価してもいいだろう。
あとは久々がどうか。鉄砲実績が〈0.0.0.2〉で二走目が〈2.0.0.0〉という数字は、いかにも叩き良化型だが・・・。能力を出せる仕上がりならば有力候補の1頭。

昨年の夏、500万からの3連勝でオープン入りを果たしたミステリアスライト
前走のディセンバーSは2番人気に支持されながら6着に敗れたが、直線で狭まる不利がなければ・・・と思わせる内容。力負けとは言えないだろう。「55キロの斤量は魅力」という陣営のコメントの通り、3連勝当時のキレのいい走りができれば圏内の可能性も十分にある。
問題はポジション取り。
この馬にとって理想的な展開は好位からスムーズに抜け出す競馬。大外枠に入った今回、前々の位置に付けられるかどうかがポイントになりそうだ。さらに、3連勝が東京と新潟であったことからもわかるように、広いコースの方が持ち味を活かせるタイプ。中山の小回りコースでゴチャつく展開になるとどうか。

前走、オープンのディセンバーSを制したケイアイドウソジン
戸崎騎手の騎乗が光ったレースだったが、ハナへ行かないとモロい印象が強かったこの馬にとって、番手で折り合って抜け出す競馬ができたことは大収穫。
もっとも、1800mでは〈5.0.1.7〉の実績がありながら、2000mになると〈1.0.1.2〉。ベストより1ハロン長い印象は否めない。近走の成績も1着か着外かいう両極端。信頼性においては少々見劣る感もある。

前走1600万の美浦Sを逃げ切ったモエレビクトリー
中山コースは〈3.2.1.1〉と好相性。前走は1800m戦だったが、2000mでも〈2.3.2.2〉(中山2000は〈1.2.1.0〉)と結果を残している。近4走はいずれも馬券に絡む安定感があり、ハンデも前走から3キロ減の54キロと恵まれた印象だ。
外枠に入ったことで、ハナに立つために序盤で必要以上に脚を使わされるリスクも生まれたが、同型を封じてマイペースの逃げに持ち込むことができれば、Cコースへの変更を味方につけての粘り込みも可能だろう。

同じく前走1600万(逆瀬川S)を勝ったマッハヴェロシティ
3歳時には青葉賞2着の実績があり、クラシックでも期待されていた馬。前走勝ちだけで本格化とは言えないものの、潜在能力には一目置いておきたい。この馬も前走より3キロ減の54キロでの出走してくる。
ただし、この馬の場合、近走の勝ち鞍はいずれもスローの瞬発力勝負。33秒の上がりで突き抜けるパターンで、中山向きとは思えない面もある。

コース適性ならば、中山芝〈3.3.2.0〉のキョウエイストーム
良績がマイルに集中しているため、不適距離ということで評価は低いようだが、中山・芝・2000mを走るのは、実は今回が初。過去に大敗があるわけではない。枠順を活かしてロスなく巧い立ち回りができれば、面白い存在になるかもしれない。

その他で気になるのは、重賞勝ちのある実績馬2頭。
まず、昨年の函館記念を制したマイネルスターリー
近走の内容が一息のため、函館記念は洋芝適性の高さによる勝利だったという見方をされているが、あのレースで見せたマクりの競馬は中山向きの走りとも思える。
出遅れによるポジション取りの悪さがそのまま成績につながっている感もあり、なによりスタートが課題になるが、前々の位置をキープできればレース運びも違ってくるはず。函館記念ではホワイト騎手の腕が光ったが、今回のべりー騎手も外国人ジョッキー。“馬を走らせる技術”に期待したい。
もう1頭はアルコセニョーラ
夏場に調子を上げる牝馬のイメージが強いが、陣営によれば「今年は冬でも状態がよい」とのこと。そのあたりの自信は暮れの有馬記念に登録したことからも伺える。実際、調教の動きについての専門紙の評価も高いものが多い。小柄な馬なので斤量減も好材料だろう。
差し馬向きの展開になった場合という条件はつくが、小回りで直線の短い福島コースで見せるような走りをされると怖い存在だ。


京都ではマイル戦のGⅢ・京都金杯。
注目したいのはネオヴァンドーム。
今回人気になりそうなサンディエゴシチーと同じように、神戸新聞杯→菊花賞の長距離路線からの距離短縮がプラスに働けば、得意コースなだけに大駆けの可能性もある。問題は仕上がり具合だろう。




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■コメント

■予習 [ECO]

安東さま、毎度です。
本年もよろしくお願いします。
本日は職場の休み時間を利用して予想しましたのでいつもとは違いますが、
中山15番、京都7番。
コース、脚質適正から一番人気倒せる予想です。

■金杯予想 [うに]

遅ればせながら新年のご挨拶を申し上げます。
今年も宜しくお願いいたします。

中山の方は、前走と同じ展開で抜けて来そうなケイアイドウソジン(乗り替わりが不安ですが)、0.3秒差をつけて勝ったマッハヴェロシティ(予習の中山が向かないというのが引っ掛かりますが…)。
あとは、逃げ残りでモエレビクトリー、前々で粘りそうなコスモファントム、距離が心配ですが中山で着外なしのキョウエイストームを買います。

軸がわかりません(泣)。

京都は、ガルボ本命。今回は巧く乗ってくれますように。


■結果・復習 [うに]

中山金杯は、軸馬を決められなかったので3連複ボックスで勝負。
断腸の思いで千円突っ込んだのに(泣)、駄目でした。
マッハヴェロシティは安東さんの仰る通りでしたね。
ハンデの魅力に負けてしまいました。

京都金杯は、またもシルポート! トラウマになりそう…

■ECOさん&うにさんへ [安東 裕章]

毎度です&こんばんは。
コメントありがとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

ECOさんは、職場の休み時間の予想ということで、慌しかったでしょうね。
私も、5日の明け方になんとかブログを書いて、レース録画を観たのが7日の夜・・・いやあ、新年早々バタバタしております。

うにさんは惜しかったですね~!
ただ、これは自慢できる外し方かも!(笑)
中山は5頭選んで4頭が掲示板、京都は本命が2着。
狙いそのものはかなりイイ線だったと思いますよ。

今年もまだ始まったばかりです。
皆様の的中を期待しております!

■ありがとうございます! [うに]

安東さん、お忙しそうですね。健康に気をつけて下さいね。

慰めのお返事ありがとうございました。
安東さんのお言葉に甘んじる事なく、もっと競馬を勉強しなくてはと思った次第でございます。
回収してナンボですからねっ!
がんばりまっす!

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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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