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■中山金杯・復習

新春の中山金杯を制したのは1番人気のコスモファントム。“最強世代”と呼ばれる明け4歳馬からまた1頭重賞勝ち馬が誕生した。

レースは予想通りモエレビクトリーが逃げて、1000m通過が61秒0のスローペース。差し・追込馬にとっては厳しい流れとなり、実際、出走16頭全馬が34秒台の上がりをマーク。前へ行った馬がそのまま先着という結果だった。
勝ったコスモファントムにとっては理想的な展開。道中は3~4番手のインで折り合い、直線で抜け出す正攻法の競馬ができた。『予習』では「同型馬との兼ね合い」を課題として取り上げたが、先行激化にならなかったことで、この馬の力を100%出来たと言っていいだろう。Cコース変更で内が有利な馬場状態。当然ながら、枠順も味方した。
もちろん、馬自身の走りも評価できる。特に、直線でスペースが開いたと同時に抜け出した瞬発力は素晴らしかった。相手を圧倒するような重厚な強さはないが、レース運びが巧くセンスの良い馬という印象が残った。
今後の課題は緩みのない速いペースになった時の走りだろう。言い換えれば、先行激化の消耗戦になった場合である。重賞勝ちにケチをつけるつもりはないが、今回はすべての条件がこの馬にプラスに働いた感もあるし、相手関係も楽だったように思える。今後の成長も含めて、その走りに注目していきたい。

2着には伏兵のキョウエイストーム。
『予習』では「枠順を活かしてロスなく巧い立ち回りができれば、面白い存在になるかもしれない」と書いたが、まさにその通りのレースを見せてくれた。狙いすましたように最内を突いた石橋脩騎手の好騎乗も光った。
もっとも、11番人気というのは、あまりに低い評価だったとも思える。たとえ距離不安があるにしても、中山〈3.3.2.0〉という実績と内枠を加味すれば十分に馬券の対象となったはず。ここまで高いコース実績があるということは、展開や相手に恵まれた好走ではなく、馬自身の走りがコース形態にマッチしていると考えるべきだろう。トリッキーな中山コースだからこそ、適性は軽視できないということである。

3着は外から伸びたナリタクリスタル。
一旦は先頭に立ったが、最後に内から差されたのはコース取りの明暗のようにも見えた。とはいうものの、休み明けでこの走りは立派。持ち前の勝負強さを発揮できたレースだったと言えるだろう。GⅢクラスでは能力上位の存在。あとは、もうひとつ上のクラスへ行って、同じように相手なりに走れるかどうかが課題になるかもしれない。

モエレビクトリー(4着)とケイアイドウソジン(5着)もわずかの差。ただし、モエレは道中スローペースに落としながら直線で突きはなすことができず、ケイアイは勝ち馬と同じ戦法をとりながらももうひと伸びできなかった。このあたりは力の差と見るべきかもしれない。
ケイアイに関しては、吉田豊騎手が「ハナに立つのが理想」とコメントしているので、今後のレースでは逃げることも頭に置いて考えたほうがいいだろう。

2番人気に支持されたミステリアスライトは8着。
蛯名騎手は「左回りの方がいいのかも」とコメントしているが、『予習』でもふれたようにもう少し前目のポジションが理想だろう。大外枠がマイナスに働いた部分もあるはずだ。次走、東京のOP特別(例えば白富士S)に出てきて内目の枠に入ったら要注意。自分の競馬が出来ずに0.3秒差の負けならばまだまだ見限れない。

先にも述べたように、今回のレースは差し・追込馬には厳しい展開。マッハヴェロシティ、セイクリッドバレーあたりは“参考外”ととらえてもいいかもしれない(自分でレースを作れない弱さを披露した形ではあるが・・・)。
ただ、アクシオンの覇気のなさ、マイネルスターリーの出足の悪さは気になるところ。今後に関しての不安点が残ったようにも思える。





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■コメント

■中山金杯 復習 [ECO]

安東さま、毎度です。

ひさびさにスポーツ新聞みながら頭の中だけで予想しましたが、すっかり現在の情報を書き出して検討することに慣れてしまい戸惑いました。

中山の内枠、コース適正からすると二着馬はありましたね。反省です。

京都は逃げ馬でかなり前残り、後ろ追走見極めないと馬券にならないのではと考えてます。開催が続きますので見極めていきたいですね。

安東さん旧年に引き続き忙しそうですね。

今年もバンバンと予習、復習期待しております。
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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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