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■ダイヤモンドS・予習

芝3400mのハンデ重賞・ダイヤモンドS。ハンデ頭の有力馬(08年・アドマイヤモナーク・57.5キロ)が勝つこともあれば、その一方で、1000万クラスの軽量馬が穴を開けるケース(08年・レーザーズエッジ・50キロ=3着、05年・ウイングランツ・51キロ=1着)もあり、狙いを絞りにくい難解なレースである。
特に今年の場合、トップハンデが56キロという斤量でもわかるように、抜けた馬のいない“波乱含みの一戦”。それゆえ、どの馬にもチャンスがあると見なされ、人気割れが予想される。

4歳馬のフローテーション(56キロ)は菊花賞2着の後、古馬初対戦となったGⅡ・ステイヤーズSでも2着。暮れのGⅠ・有馬記念は9着に敗れたが、道中ダイワスカーレットを追い詰めようとした結果と考えれば大健闘と言えるだろう。前走に続いてルメール騎手が騎乗。鞍上込みの東上で勝負気配も十分だ。
ただし、4歳馬に関して言えば、クラシック戦線での好走歴がそのまま実績として換算され実力以上に重い斤量を課せられる傾向があることも事実。05年には1番人気に支持された4歳馬・ハイアーゲームがハンデ57キロで4着に敗れている。
フローテーションについても、トップハンデに見合うだけの絶対的な信頼を置けるかといえば、現時点ではそこまでは言い切れない。このレースは、ステイヤーとしての強さと可能性をはっきりと示すことができるかどうかの“試金石”となるだろう。

07年のGⅠ・JCダートでは2番人気に支持されたドラゴンファイヤー。ダート戦線においては重賞で上位を賑わす実力の持ち主だ。実績を考えれば56キロのハンデは妥当だろう。
問題は芝適性。初芝のレースとなった前走・ステイヤーズSでは5着に入り、適性があることを示した形ではあるが、中山・3600mと東京・3400mは要求される走りの質が違ってくる。コーナーを8回通過し息を入れやすい中山に対して、東京は直線が長い分だけスタミナの持続力がモノを言うコース。さらに、最後の上がりにおける加速力も必要になってくる。この馬の評価は今回の走りによって決まる部分が多く、前走の結果だけでは安易な判断はできない。

フローテーションと同じく4歳馬のベンチャーナイン。ハンデは55キロ。東京コースにはプリンシパルS勝ちがあり、長い直線を利した末脚が魅力の1頭だ。
しかし、この馬もフローテーションと同様、過信は禁物だろう。常に能力を発揮できる信頼性が備わっていないし、追い込み一辺倒の脚質はどうしても不安定な印象が拭いきれない。

前2走で1000万、1600万を連勝してオープン入りを果たしたビービーファルコン。ここに来て長距離馬としての素質を開花させた感がある。ハンデも54キロで前走より3キロ減。
この馬の場合も、東京・3400mのスタミナ勝負に対応できる走りができるかどうかがポイントになるだろう。東京芝実績は<1・1・3・3>と悪くはないが、2連対はいずれも未勝利戦のもので距離も1800mと2000mだった。前2走は中山・2500mで勝っているが、少頭数で展開に恵まれたという声もある。

ビービーファルコンが勝った中山・迎春Sで2、3着に入ったのが、モンテクリスエスエーシンダードマン
4歳馬・モンテクリスエスはメンバー最速の上がりをマークしてハナ差の2着。先行有利のスローなレースだっただけに、ビービーファルコンよりも強い競馬をしたという評価もある。ハンデは軽量の53キロ。メジロトンキニーズ、トウカイトリック(06年)、エリモエクスパイア、アドバンテージ(07年)など、過去において軽ハンデの4歳馬が馬券に絡んだケースも少なくない。
3着のエーシンダードマンは昨年のこのレースの4着馬。07年の菊花賞4着以降、徹底して長距離路線を走り、ここにきてようやく安定した走りができるようになった。このレースで<2・2・1・4>という成績を残しているダンスインザダーク産駒。前年と変わらない53キロの斤量も恵まれたと見ていいだろう。

1000万を勝ったばかりのウォーゲーム(53キロ)も、鞍上が長距離レースに強い横山典騎手ということもあって、そこそこ人気になりそうだ。不安点をあげるとすれば、昨年暮れの最終週(12月27日)を使い、さらに年明けにすでに2戦を消化していること。過去10年で年明け2戦を走って連対した馬は2頭しかいない。

騎手という視点から見れば、同じく1000万勝ちから格上挑戦で出走してくるスノークラッシャー(52キロ)も面白い。鞍上の松岡騎手にとっては自身の重賞初勝利となったゲンのいいレース(05年・勝ち馬・ウイングランツ)で、07年にも10番人気のアドバンテージで3着という結果を残している。

その他にも、逃げを打てた時のドリームフライトや9歳馬ながら実績上位のトウカイエリートなど、名前をあげればキリがないが、あえてヒモの穴候補として取り上げてみたいのはブラックアルタイル。休養明け4走目で着実に調子を上げていることが期待できるし、昨年の別定GⅡ・AJCCでは3着の実績がある。東京コースは<0・3・1・2>と悪くない数字。斤量も昨年のこのレース出走時より1キロ減の54キロ。流れ次第では上位に食い込む可能性もあるだろう。


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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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