■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■NHKマイルC・予習

3歳マイル王決定戦、GⅠ・NHKマイルカップ。
土曜日午後の時点で前売り単勝人気1ケタ台の馬が5頭。割れ気味の人気からもわかるように、力量の優劣を判断しづらい非常に難解な一戦になりそうだ。

暮れの朝日杯を制した2歳王者のグランプリボス
GⅡ・京王杯2歳Sの勝ち馬でもあり、実績面を基準に考えれば、圧倒的な支持を得てもおかしくない存在のはずだ。
評価を下げている理由は、年明け2戦の内容。
スプリングSは「結果次第では皐月賞へ」という陣営の思惑があったため、必ずしも適距離とは言えず、休み明けという条件も加味すれば、折り合いに苦労するのは想定内だったと解釈できるかもしれない。
しかし、続くニュージーランドTでも、スローな流れになったとはいえ、終始行きたがる面を見せていたのは不安材料。そもそも朝日杯の戦前評価でも「マイルは1F長い」と言われていた馬だけに、直線を向いてからが正念場となる東京のマイルを克服できるかが課題となりそうだ。
今回のレースは「行く馬が揃ったため流れは速くなる」というのが一般的な見解。折り合いに不安を残すグランプリボスにとって、その点は有利な材料と言えるだろう。ただし、勝ち鞍のある中山マイルと東京マイルとでは、求められる能力が違ってくる。長い直線を克服できるスピードの持続力があるかどうか。そのあたりの見極めが、この馬の取捨選択のポイントかもしれない。

前走、毎日杯2着のコティリオン
直線半ばまでは前が開かない状態だったが、最後はメンバー最速の33秒6の上がりで勝ったレッドデイヴィスをクビ差まで追い詰めた。1勝馬でありながら上位人気に支持されているのは、府中の長い直線向きの末脚が評価されているからだろう。速い流れが見込まれる展開ならばなおさらだ。
この馬の場合、外枠に入ったことが走りに影響を及ぼすかどうかがカギになるかもしれない。
陣営の希望は“前に壁を作れる内枠”。外々を気分良く行くと脚を溜められなくなるからだ。前走に関しても、直線で前が詰まっていたことが、逆に最後の瞬発力につながったという見方もできる。
「流れが速くなれば差し・追込馬が有利」と言われるが、それはあくまで後方で脚を溜めることができた上での話。先行馬につられる形で外目を追走すれば、脚を使い過ぎて不発で終わるケースもある。道中、どれだけ我慢できるか。小牧騎手のポジション取りに注目したい。

前走、1200mのファルコンSを勝ったヘニーハウンド
新馬勝ちの後、4ヶ月の休養を挟んで、2戦目で重賞勝ちというのは、そう簡単になせる業ではない。初戦と2戦目の勝ち方が違っているのも、非凡なレースセンスを感じさせる。新馬戦で東京コースを経験している(輸送を含めて)のも強調材料だろう。
問題は距離。
初のマイル戦であり、しかも持続力を問われる東京コース。1200m→1400mと距離を伸ばしてきたのではなく、逆のパターンであることも気掛かりな点だ。
ちなみに、過去において、前走で芝1200mを使って参戦した馬の成績は〈0.0.1.23〉。2~3歳馬にとっては距離経験が重要となることは言うまでもない。
ある意味、ここは試金石の一戦。今回の条件でも能力を発揮できるようであれば、今後が大いに楽しみになる。

フルゲート18頭のうち、ニュージーランドTを走った馬は8頭。
したがって、ニュージーランドTをどう評価するかが、馬券検討のひとつの糸口になるかもしれない。
グランプリボスのところでも述べたように、このレースはスローな展開。前半3Fは35秒9だった。一方、NHKマイルCの過去5年における前半3Fの平均は34秒1。行きたい馬が揃った今回はさらに速い通過になるかもしれない。
つまり、ニュージーランドTのレースの流れは、必ずしもNHKマイルCに直結するものではなく、見方を変えれば、ニュージーランドT凡走馬にも見直す余地があるとも考えられるわけだ。

ニュージーランドTの勝ち馬・エイシンオスマンは、4コーナー2番手からの抜け出し。スローペースが味方した部分が大きいとも考えられる。
前走の皐月賞ではハナを切る競馬を見せたが最後は失速。適距離のマイルに戻るのはプラス材料だろうが、前傾ラップが予想される流れに対応できるかどうか。何より、中1週続きの4戦目、連続での関西から輸送というローテーション的な問題が気になる。

2着のエーシンジャッカルは、先行有利の展開でありながら、後方から馬群を割って伸びてきた。内容的には1着馬より高く評価できるかもしれない。2枠4番という枠順は、外に持ち出すロスがなく、馬込みを苦にしないこの馬にとっては有利と思える。あとは、輸送と初の左回りをクリアできるかどうかだろう。

5着のロビンフットは、2歳時から重賞戦線で経験を積んできた馬。東京芝のマイルに勝ち鞍があるのも強味だろう。もっとも、勝ち負けになるには、もうひと押し足りない印象。ヒモの候補としては面白いかもしれないが・・・。

ニュージーランドT組で最も変わり身を期待されているのが、前売り3番人気のリアルインパクト
前走は3ヶ月の休み明け。しかも、震災の影響もあって急仕上げとなり、輸送で馬体重を減らしての参戦だった。
京王杯、朝日杯ともに、グランプリボスに0.1秒差の2着の実績。叩き2走目の今回は当然上積みが見込めるだろう。コースロスの少ない最内枠から巧く立ち回れば、直線で抜け出してくる可能性も見えてくる。

同様に、前走で体を減らしたオメガブレインも変わり身が期待できるかもしれないのだが、こちらには大外枠の不利がある。1400~1600mの距離しか使っていない馬だけに、外々を回らされる展開になると厳しいだろう。

人気薄ではあるが、16着に大敗したキョウエイバサラも気になる存在。
前走は大外枠からの出遅れ。スローな展開では致命傷であり、まったく競馬にならなかった。
注目したいのは、2走前のアーリントンC。相手関係もそれほど強くなく、インをうまく回ったとはいえ、初芝で2着に入った結果は評価してもいいはずだ。適性そのものに未知の部分も多いが、今回巻き返しがあっても不思議ではないだろう。

ニュージーランドTでハナを奪ったリキサンマックス
3走前のきさらぎ賞の走りと比較すると、無理にスローに落とさずにマイペースで飛ばした方がいいタイプのようにも思える。
今回は逃げにはうってつけの1枠2番に入ったが、やはり問題は同型馬の出方。
前半3Fを35秒台で走るリキサンマックスに対して、桜花賞で5着に粘ったフォーエバーマークは34秒台のスピードを持っている。クリアンサスも逃げて結果を残しているし、テイエムオオタカもスタートからの加速が鋭い。
このあたりのメンバーがどういう出方をするかによって、ペースや隊列が決まってくるだけに、展開面での検討はやはり必要になってくるだろう。
逃げ・先行型から1頭あげるならば、テイエムオオタカ
未勝利勝ち以降すべて馬券に絡んでいる戦績は、いわば“相手なり”に走れる渋太さとも評価できるし、距離に1200~1800mの幅があるのも、自在性という意味での強味ともとれる。あとは、番手に下がっても自分のリズムでレースができるかどうかだろう。

年明けのクラシック戦線の実績を考えれば、プレイも軽視できない。
前走の皐月賞は外枠からポジションを取りに行った分、最後は一杯になったようだが、流れに乗れば粘り込むタイプであることは、京成杯や弥生賞で立証済み。となれば、カギになるのは、マイルの流れに乗れるかどうか。個人的には、コーナーを4回通過して息の入れやすいコースの方が向いているようにも思えるのだが・・・。

デビューから2連勝でGⅠに挑戦するアイヴィーリーグ
前走500万条件の勝ち時計は、同日のニュージーランドTと0.2秒差。レース時が稍重馬場であったことを考えれば、上々のタイムであり、中から抜け出して後続に0.3秒差をつけた内容も評価できる。実際、この馬に本命を打つ専門紙・スポーツ紙の記者も少なくない。
とはいうものの、問題はやはり経験値だろう。
データをあげるならば、キャリア2戦でこのレースに挑んだ馬は、過去10年において馬券圏内はおろか掲示板にも載っていない(もっとも、データはあくまでデータにすぎないが)。
ヘニーハウンドにも言えることだが、キャリアの浅い馬ほど可能性は高く見えるもの。GⅠというグレードを考えつつ、そのあたりをどう判断するかがポイントになるだろう。

最後に、ダンスファンタジア
近走は結果が出ていないが、赤松賞とフェアリーSの勝ちっぷりが強い印象を残している。さらに、それ以外のレースについては、関西輸送と道悪という敗因も読み取れる。
桜花賞の後、フローラSを使って中1週が続くローテーションが気になるが、2000mを経験したことで距離短縮が難のある折り合い面にプラスに働く可能性もある。
良血馬として期待された部分が大きかった分、敗戦がマイナス要素としてとらわれがちだが、マイルの持ち時計はメンバー中トップ。ハマった時の破壊力は頭に入れておいた方がいいかもしれない。



スポンサーサイト

■コメント

■NHKマイルC [うに]

今回は、当日に気が変わらない内に、予想を書かせていただきます。

マイルG1勝ちの実績には逆らえないので、グランプリボスを予想の基準とします。
その時の2着馬のリアルインパクトは、前走を度外視できそうなので買います。

叩き3走目のエーシンジャッカル。展開に左右されないし、何より岩田騎手が内枠にいるのが怖いです。

コティリオンは外枠で悩みましたが、切れまくるので買っておきます。

アドマイヤサガスは、東京コースで一変を期待します! シンザン記念の上位馬が次々と出世して、次は4着だったこの馬があるかな~と思っていますが、決め手に欠けるのが残念。でも、人気馬だけの馬券は面白くないので買います。
デイリー杯の2着は強調材料にはならないですかね~


今週も予習のお陰で、予想がはかどりました。
ありがとうございます!


■結果報告 [うに]

NHKマイルCは、なんとか3連複を当てる事ができました。
予習に、アドマイヤサガスについて書かれていなかったのに、わざわざ引っ張り出してくることなかったですね(笑)。

グランプリボスは、外国人騎手で復活しましたね。
重賞2連勝の鞍上も、Mデムーロ。改めて腕の違いを見せつけられた感じです。


お仕事の方は、まだ立て直し中ですか?
とにかく、お身体を大事になさってください。

■うにさんへ [安東 裕章]

こんばんは。
的中、おめでとうございます!
レースを見て「あ、うにさん当たったな!」って思いましたよ!(笑)
ここにきて調子がいいみたいですね~♪

『予習』で多くの馬を取り上げる時は、多くの場合「波乱があるかも」と思っている時なのですが、今回は見事にハズレて人気サイドでの決着。
いやあ、大反省です(笑)。

仕事の方はボチボチってところですが、元々不規則なスケジュールが多いので・・・。
お心遣い、ありがとうございます。



■ありがとうございます。 [うに]

ここで予想を書かせて頂いているのが効いているのかも。
適当な事は書けないので、良く考えるようになりました。
土日トータルで赤字なんで、まだまだでございますが(泣)。

昨年のマイルCSのエーシンフォワードの様な、実力がある穴馬を見抜けるようになりたいです。
あれは苦い思い出です。
ヴィクトリアマイルの1・2着は固そうなので、3頭目にそんな人気の盲点になりそうな馬がいないですかね~(笑)


■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。