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■オークス・予習

今年のオークスは桜花賞1・2着馬の2強対決という声が多い。実際、土曜日午後の時点での前売り単勝オッズは、マルセリーナとホエールキャプチャが抜けた人気になっている。たしかに、この2頭は桜花賞で強い競馬を見せてくれたし、それ以前のレースからも能力の高さがうかがえる。
ただし、一方で“オークスは混戦”という見方もある。
「距離経験がマイルまでしかない馬が、東京2400mの舞台で同じ競馬ができるかどうか」「桜花賞自体がレーヴディソールという“主役”を欠いた混戦であったことから、1戦だけでは出走馬の能力差を評価できない」といった考え方だ。
桜花賞1・2着馬が力通りの走りができるかどうか。桜花賞で凡走した馬に巻き返しの可能性があるかどうか。別路線組に食い込む余地があるかどうか。
仮に“2強”で決まるレースになったとしても、馬券を絞り込む段階ではさまざまな検討が必要になりそうだ。

桜花賞を制したマルセリーナ
直線では前が詰まり行き場を失ったようにも見えたが、わずかな隙間から一気に抜け出した瞬発力は素晴らしかった。
4戦3勝。3着に敗れたシンザン記念にしても、先着を許したのは牡馬のレッドデイヴィスとオルフェーブル。皐月賞馬に0.1秒差という数字は、逆にこの馬の能力を評価する値と読むこともできる。
今回の課題はやはり距離。
冒頭でもふれたように、この馬はデビューからの4戦すべてマイル戦。折り合い面での不安がないとは言い切れない。道中、スムーズな走りができるかどうか。加えて、初の長距離輸送も克服材料。心身ともにベストの状態で出走できるかどうかもひとつのカギになるだろう。

桜花賞2着のホエールキャプチャ
外枠に入ったこともあって、レースは後方から外々を回らされる展開。4コーナーで大外に出して追い込んだものの、中を割って抜け出したマルセリーナには届かなかった。
この馬の本来の競馬は、クイーンCで見せたような中団から抜け出して後続を突き離す形。馬群を抜け出してからの加速力で勝負するタイプと思える。それを考えれば、自分の競馬が出来ないながらも勝ち馬に0.1秒差まで迫った内容は評価してもいいだろう。
今回は勝ち鞍のある東京コースだが、この馬に関しても距離延長が課題になる。マルセリーナ同様、道中でどれだけ脚を温存できるかがポイント。

桜花賞4着のメデタシ
2走前のチューリップ賞(3着)も前走の桜花賞も、ともに最後の最後に突っ込んでくる競馬。終いの脚は確実という見方もできるが、上位馬と競った形ではないので高い評価は与えられないだろう。
ただし、近走のレース内容から“エンジンの掛かりが遅いタイプ”という判断をするのならば、距離延長によってカバーできる可能性もある。
デビュー以来、体重が減り続けている馬なので、輸送による馬体減には一応注意しておきたい。

桜花賞6着のハブルバブル
連闘から中1週という厳しいローテーションだった桜花賞でも6着に健闘。中5週の今回は中間に短期放牧を挟んで順調に調整されている。状態面に関していえば、前走以上と判断する意見も目立ち、当然、巻き返しが期待できる1頭だ。乗れてるウィリアムズ騎手が騎乗することもあってか、そこそこ上位人気になっている。
もっとも、昨年のオウケンサクラのように、“使い込むほど力を発揮するタイプ”の馬もいる。ひと息入れたことが、必ずしもプラス材料にはならないケースもあるわけだ。馬体がリフレッシュされているか、レースに向けての集中力があるかどうか。このあたりについては、直前の気配を確認した方がいいかもしれない。

桜花賞10着のスピードリッパー
前哨戦のフィリーズレビューの2着馬でありながら、本番では人気が上がらず、実際のレースも見せ場なく終わった。
今回も人気薄だが、実は、馬券圏内を外したのは前走の桜花賞のみ。ヒモ候補を考えた場合、不気味な存在のようにも思える。
同じファルブラヴ産駒のワンカラットやワイルドラズベリーと違って、短距離戦で速い上がりをマークできない馬。もしかしたら、距離が伸ばして新味の出るタイプかもしれない。スローの瞬発力勝負になると分が悪いだろうが、個人的には気になる1頭だ。

桜花賞11着のデルマドゥルガー
前走は輸送の影響もあってマイナス16キロでの出走(調教後にはプラス12キロまで回復)。レース自体も内に包まれる形になり、道中でポジションを下げざるを得ない展開に泣いた感もある。
クイーンCではホエールキャプチャに0.2秒差の3着。力を発揮できれば巻き返しがあってもいいだろう。この馬もマイルまでの距離経験しかないので、道中の折り合いがカギ。外国人ジョッキーのピンナ騎手の手綱さばきに注目したい。

桜花賞12着のライステラス
前走はレース中にトモを捻るアクシデントがあったとのことで、ある意味参考外ととらえることもできる。中間は長めにコースで追っているので、ダメージの心配はないだろう。
京王2歳Sではグランプリボスに0.5秒差の4着。レーヴディソールが強さをみせつけた阪神JFとチューリップ賞では、それぞれ3着、2着。実績面を見れば侮れない1頭だ。
あとは、この馬の好走パターンでもある“好位で脚を溜めて抜け出す競馬”ができるかどうか。

父・ディープインパクト×母・エアグルーヴという超良血のグルヴェイグ
前走の500万・矢車賞では上がり33秒6で後続を突き離す強い競馬。2走前のエルフィンSではマルセリーナに0.4秒差・3着の結果を残している。
この馬の場合、大舞台で素質が開花するかどうかが一番の注目点だろう。
キャリア3戦・前走500万勝ちでのGⅠ挑戦。経験値を重視すれば正直難しい。実際、過去10年のデータを見ても、前走500万勝ちで5着以内に入った馬は1頭もいない。そうした“常識”を覆すだけの能力が、現時点でのこの馬にあるかどうか。前売りで上位人気に支持されている理由は、ファンがそれを期待しているからに違いないが・・・。

新潟2歳Sの勝ち馬・マイネイザベル
オークスから逆算したローテーションを組み、桜花賞はあえてパスしたとのこと。本来ならば、前走のフローラSで結果を出しておきたかったところだが、道悪でノメりながらの走りになり、思うような脚を使えなかったようだ。クイーンCでは2着の実績。直線で長くいい脚を使えるタイプと思われるので、軽視はできないだろう。
今回は8枠17番。それゆえ、序盤の位置取りがカギになるかもしれない。道中で前に壁を作る形に持ち込むのが理想。デビュー以来この馬に乗り続けている松岡騎手の乗り方に注目だろう。

トライアルレースは、いずれも“極端なレース”だった。
重馬場でハイペースになったフローラSとスローの上がり勝負となったスイートピーS。展開の向いた馬が好走したという見方もできるだろう。
もっとも、簡単に“消し”の判断ができるというわけではない。
バウンシーチューンアカンサスは、過去のレースでもメンバー最速の上がりをマークし続けている馬。瞬発力勝負になった場合は、台頭してくる余地は十分ある。
フローラ3着のピュアブリーゼも気になる1頭。ハイペースを先行しての前走3着は評価できるはずだ。大外枠の不利はあるが、マイペースで先行できるようならば残り目も。



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■コメント

■オークス 予想 [うに]

安東さん、こんばんは。
当日の新聞の情報に惑わされたくないので、また予想書いておきます。

未知の距離が心配なのはどの馬も同じ・・
ということで、やはり実績から選びました。

G1で結果を出したマルセリーナ、ホエールキャプチャ、ライステラス。中でも、地元なら強いはず!のホエールキャプチャに期待します。

あとは、バウンシーチュンの追い込みが怖い。展開無視して来てますよね。

マイネイサベルは、左回りだと良く走るので8枠でも消さないでおきます。

■完敗でした(泣)。 [うに]

過去のデータから、重賞実績のある馬しか目に入らず、視野の狭い予想をしたなあと反省してます。
エリンコートも桜花賞に出走していたら、どうなっていたか分からないですよね。想像が足らなかったです。
ダービーでは、もっと柔軟に考えてみます。

ところで今回のWIN5ですが、あんなの獲るには、どれだけ手を出せばいいのでしょう?
小市民な私には、どだい無理な話です(笑)。

羨ましいけど、一番儲かっているのはJRAと国。
1点だけで当ててギャフンと言わせてやりたいものです。

(ちょっと違うか…笑)


■うにさんへ [安東 裕章]

こんばんは。
オークスは難しいレースでしたね。
ここだけの話ですが、私の買い目はホエールキャプチャ、ピュアブリーゼ、スピードリッパーの3頭BOX!
スローにならない展開と読んでキレ味勝負の馬は全部消したんですけど・・・蛯名騎手のコメントではありませんが、一瞬勝った!と思ってしまいました!(笑)

実績重視で予想するのは、決して間違いではありません。
特に、クラシックではどれだけ揉まれてきたかというのが、大きなプラス材料になると思います。
ダービーに関しても、やはりそのあたりが予想の基本になるのではないでしょうか。

WIN5はねえ・・・早く馬券で買えるようにならないかなあ~。
ただ、1点で当てるのは奇跡でしょうね!(笑)
でも、奇跡を起こしてみたいですね!!


■ [うに]

安東さん、相変わらず凄い眼力ですね。
私には、マルセリーナを切る度胸は無かったです。

今年の3歳牡馬の見極めは難しいですよね。
信用できなくて(笑)。
「ええーー!?」って言うような超新星が現れるのか否や。
楽しみですね~

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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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