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■札幌記念・展望

今週は札幌競馬場でGⅡ・札幌記念が行われます。
当初、出走予定だったアーネストリーの回避によって、レースは一気に混戦ムードに。土曜日の前売り単勝オッズも人気が二転三転しています。

実績を重視するならばレッドディザイア。
ただし、有馬記念以来8ヶ月ぶりの実戦のため、仕上がりに関しての不安は否めません。さらに、昨年はそのほとんどを海外遠征に費やしていたことから、国内での“レース勘”がどうなのかという点も気になります。
地力の高さは認めるとしても、目標は秋のGⅠ戦線という見方をした方がいいかもしれません。

昨年秋から頭角を現わし、年明けのAJCCを制したトーセンジョーダン。
この馬に関しても同様で、放牧から戻ってきたのが10日前というスケジュールを考えると、やはり目標は先という気がします。

目黒記念、函館記念と重賞を連勝して勢いに乗るキングトップガン。
この馬の場合、前走から3キロ増となる斤量が課題と言われているようですが、500キロを超す馬格のある体ですし、ある程度時計がかかり瞬発力を問われない洋芝の競馬であれば、それほど大きな問題とは思えません。
むしろ気になるのは、近2走があまりに完璧なレースだったこと。
51キロの軽量を活かして早め先頭から押し切った目黒記念。ラチ沿いのインでロスなく脚を溜めて直線で一気に突き抜けた函館記念。どちらも横山典騎手の好騎乗が光ったレースですが、穿った見方をすれば、展開が味方をした(もしくは、展開を味方につけた)部分が大きかったようにも思えます。
今回も同じように不利を受けることなくスムーズな競馬ができるかどうか。ある意味、実力の真価が問われる一戦ではないかと思います。

レッドディザイアとトーセンジョーダンにとって、今回の札幌記念は“先を見据えたレース”。
ならば、注意したいのは、北海道シリーズで結果を残したいタイプです。

札幌芝実績の高いマイネルスターリーとアクシオン。この2頭は、中央の重賞戦線では今ひとつだけに、得意のコースで勝負をかけてくると思います。
マイネルスターリーは函館記念で1番人気に支持されましたが、大外枠から序盤に脚を使ったこともあって、直線で失速という結果になりました。敗因がわかっている以上、巻き返しの可能性も十分。ただし、気難しい馬だけに、当日どれだけ集中できるかがカギになるかもしれません。
アクシオンは前走の函館記念で3着。洋芝適性の高さを改めて証明したように思えます。もっとも、7歳を迎えて高齢馬と呼ばれるようになった昨年以降、連続好走がなくなったことは少なからず不安な材料。状態をどれだけ保っているかがポイントになるでしょう。

今後の重賞戦線を占うという視点に立てば、“最強世代”と呼ばれる4歳馬の走りにも注目です。

ヤングアットハートは2走前の目黒記念で0.1秒差3着の実績。その時の勝ち馬・キングトップガンとは4キロの斤量差があったわけですから、机上の計算では同斤量の今回はキングトップガン逆転する可能性もあります。
もっとも、ここで強調したいのは、前走の常総S(中山芝2000m)で見せたロングスパート。小回りでコーナー4回の札幌コースのレイアウトを考えれば、前走のような勝ち方ができたことは大きなプラス材料と考えられます。実際、札幌芝実績は〈0.1.1.0〉。相手は強化されますが、軽視できない存在でしょう。

1000万から3連勝でオープン勝ちのあるカリバーン。今回は半年ぶりのレースとなりますが、どのような競馬を見せてくれるか楽しみな1頭です。
ただし、この馬の場合、戦績が示すように、どちらかといえば直線の長いコースでの瞬発力勝負向き。芝のレースでは8戦して7回が複勝圏内という底を見せていない強味もありますが、力を必要とする洋芝ではどうかという懸念もあります。

3歳時にきさらぎ賞を制したネオヴァンドームも、コース適性がどうかでしょう。
過去3勝のすべてが京都芝1800m。つまり、コーナー2回の外回りコースです。カリバーンも同様ですが、休み明けの今回は、秋に向けての使い出しという意味合いが大きいかもしれません。

むしろ、4歳馬の中で不気味に思えるのがマカニビスティー。
春天4着の実績もあって長距離馬のイメージが強く、前走のみなみ北海道Sでも1番人気に支持されていました。今回は過去に一度しか走っていない2000m。額面通りの距離不足であれば惨敗に終わるかもしれませんが、距離短縮で一変する可能性はゼロとまでは言い切れないでしょう。

他では、クイーンS2着から連闘で挑んでくるコスモネモシン。
前走で見せたマクリとメンバー最速の上がりの脚は見事でした。適距離は1800mなので、あと1Fをどのように乗りこなすかがポイントでしょう。
上がりの脚に注目するならば、ダンスインザモアも怖い存在。
前2走の函館戦はいずれもメンバー最速。数字こそ〈0.0.0.2〉であっても、隠れ洋芝巧者という見方ができるかもしれません。ただし、正直なところ、定量戦よりもハンデ戦向きという気もします。

いずれにしても難解な一戦。
皆様のご健闘をお祈りいたします。



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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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