■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■中山記念・予習

出走馬10頭。しかしながら、“GⅠでは足りないがGⅡならばチャンスあり”といったメンバーが揃ったため、少頭数でありながらレースは混戦模様である。

昨年のこのレースを制したカンパニー。芝・1800m戦は<4・3・0・5>で、中でも中山芝・1800mは<2・1・0・1>と相性が良い。中山記念はリピーターが多く活躍するレースでもあり、連覇の可能性も十分にある。本来は差し・追込の脚質だが、昨年のレースでは先行有利の馬場を読んだ横山典騎手の好判断により番手のポジションから直線で抜け出す競馬で勝利をモノにしている。この馬に関しては、脚質の有利・不利は不問だろう。
気になる点は、昨年のローテーションがGⅢ・東京新聞杯を使った“叩き2走目”であったのに対して、今回は昨秋のGⅠ・マイルCSからのぶっつけであること。そして、昨年よりも1キロ増の斤量・58キロを背負うこと。明け8歳馬のカンパニーにとって、この条件の変化がどのように影響するか・・・。

前走、GⅢ・中山金杯をトップハンデの58キロで勝ったアドマイヤフジ。昨年は天皇賞・春を目標とするローテーションを組み、京都記念→阪神大賞典という長距離路線へ進んだが、今年は一転して中距離のレースに狙いを絞ってきた。芝・2000mの実績<3・1・1・4>に対して1800mは<0・0・3・0>。数字だけ見れば、この馬には1F短い距離のようにも見えるが、昨年のGⅡ・毎日王冠では1、2着馬のスーパーホーネット、ウオッカから0.3秒差の3着。前述のカンパニーにも先着している。斤量も金杯から1キロ減の57キロと有利だ。
この馬の弱点は、続けて結果残せないこと。06年の日経新春杯を勝った後、次に連対したのは08年の中山金杯(06年はほとんど休養していたが)。08年の金杯の後は、続く京都記念で2着に入ったものの、その後は前走の中山金杯勝ちまで連対なし。GⅠレースの出走が多いだけに、この結果は仕方がないのかもしれないが、仮に調子のピークを持続できないタイプだとしたら、前走の強さをそのまま信頼するのは危険かもしれない。

中山芝の中長距離戦で安定した成績を上げているエアシェイディ。このレースは一昨年が2着で昨年は3着。勝ち切るまでにはあと一歩足りない馬だが、近走は有馬記念3着、AJCC2着と確実に馬券に絡んできている。アドマイヤフジと同様に前走よりも1キロ減の57キロで出走できる。
この馬の場合、自分よりも前にいる馬を捕らえることができるかどうかが勝負のカギになるだろう。そういう意味では、少頭数でスローペースに落ち着きそうなメンバー構成の今回のレースは、展開面に関して必ずしも有利とは言えない。昨年のAJCC(1着)のように直線の入り口で前に取り付き、そこからの追い比べになれば、重賞2勝目を手中におさめることもできるのだが・・・。

前走AJCCで3着と健闘したトウショウシロッコ。ここにきての充実ぶりが目立つ。脚質は先行型で好位から抜け出す競馬は開幕週の馬場に向いている。1800mはこの馬にとって1F短いが、2走前のOP・ディセンバーSの時のように折り合えば十分にこなせるはずだ。今回のメンバーでは“若手”にあたる6歳馬。近走の勢いで重賞初制覇を成し遂げても不思議ではない。
不安点は昨年の夏の函館・巴賞から休みなしで使われていること(8ヶ月で9戦)。ハードな調教をこなして状態面は最高潮という声も多いが、それゆえ目に見えない疲労の影響が気がかりでもある。

出走馬中唯一のGⅠ馬・ドリームジャーニー。この馬の評価は微妙である。昨年の小倉記念や朝日CCで見せた4角で先行集団をとらえる競馬こそ中山コース向きだと思えるのだが、有馬記念もAJCCも直線を向いてからスパートする走りしか見せていない。今回は少頭数なので無理に大外に持ち出す必要もないし、開幕週の馬場で末脚の決め手だけに賭ける作戦に出れば不発に終わる公算が強い。池添騎手が今回どのような乗り方をするかが最大のポイントと言っていいだろう。

展開を考えた場合、単騎逃げが見込めるキングストレイルにも注意を払いたい。適距離を模索している印象は否めないが、一時は短距離路線で結果を出した実績もあるので、前走(AJCC)の2200mから1800mへの距離短縮はこの馬に有利に働く可能性もある。ただし、アドマイヤフジや先行策に転じたカンパニーが番手に位置を取り、この馬を目標にレースを進める形になってしまうと、4コーナー過ぎで馬群に吸収されることも予想できる。今回の鞍上は騎乗実績<1・2・0・5>の北村宏騎手。どのような逃げ方をするか、あるいは他の馬に行かせて控えるか、そのあたりに注目だ。

最後にキャプテンベガ。前走のGⅢ・東京新聞杯は15番人気で2着だったが、それについては「前崩れの展開に助けられた」という見方が強い。ただし、前走はフロックという理由だけで“消し”と判断するのは危険だろう。父・サンデーサイレンス、母・ベガという良血だけに、ひとつのきっかけで素質が開花することもあり得るし、陣営も「前走の前からハードな調教をしてもカイ食いが落ちず体質が変わった」とコメントしている。相手関係は一気に強化されるが、初対戦であるからこそ、逆に“どのような走りを見せてくれるのか”という期待感も生まれてくる。


スポンサーサイト

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。