■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■秋天・短評

天皇賞・秋を制したのは7番人気のトーセンジョーダン。
1分56秒1の日本レコードでGⅠ初制覇を飾りました。

レースは逃げ馬・シルポートが飛ばして1000m通過56秒5の超ハイペース。そのため、直線は持久力勝負となり、先行勢は次々と圏外へ消えました。
トーセンジョーダンは枠順の関係もあって、これまでよりも後方での競馬。結果的には、このポジション取りが功を奏して、最後は持ち前のスタミナが活かされる形になったと思います。長距離タイプのイメージが強かったのですが、これまで2000mでは5勝。スタミナがありながら、ギアの入れ方ひとつで瞬発力にも変えられる脚を持っていると評価してもいいかもしれません。
元来、3歳時にはクラシック候補と言われ、昨年の秋にアルゼンチン共和国杯を勝った時には“春天の有力馬”とも評価された逸材。前走の札幌記念にしても、帰厩して10日という日程にもかかわらず強い勝ち方をしたのですから、実力を備えた馬だったことは間違いありません。長期休養があったために実績こそ残していませんでしたが、ベストの状態ならば十分GⅠ戦線で活躍できる馬だということを証明してくれたと思います。
それにしても、今回のメンバーを相手にレコード勝ちというのは立派のひとこと。今後はJCから有馬へ駒を進めるということですが、主役級の馬がまた1頭登場したことは、競馬ファンとしてうれしい限りです。

2着のダークシャドウもGⅠ初挑戦ながらしっかりと結果を残しました。
11頭立ての毎日王冠の勝ち時計が今ひとつだっただけに、フルゲートの時計勝負で力が発揮できるかどうかと思っていましたが、今回もまた馬群を割るような形で伸びてきました。著しい成長。本当に力が付いているという印象です。

3着には外から伸びたペルーサ。
パドック解説でも触れられていたようですが、馬体の作りが大きく変わっていました。4歳秋にして大人の馬へと成長を遂げた感もあります。
今回もスンナリとゲートを出ましたが、ペースを見越した横山典騎手の好判断もあって、後方からの競馬。最後はメンバー最速の上がりの脚を見せてくれましたが、あと一歩及ばず。賞金の関係で残念ながらJCは除外濃厚とのことですが、いずれは重賞勝ち、そしてGⅠタイトルにも手が届くような期待感が残りました。

連覇を狙ったブエナビスタは4着。
この敗戦にはいろいろな意見があるかもしれませんが、個人的には「まだまだやれる」という印象を持ちました。一番の敗因は、やはり、外から被せられてインで行き場をなくしたこと(先行馬が次々に下がってきては、いかに岩田騎手でも捌ききれなかったのでは)。それでも最後は狭いところから伸びてきています。1回使った次走では巻き返しもあるのではないでしょうか。
ただし、不安材料がないわけではありません。4コーナーの反応の鈍さ。これについては、休み明けの影響と考えたいのですが・・・。

エイシンフラッシュとローズキングダムについては、超ハイペースの影響が大きかったという見方になると思います。
エイシンフラッシュは戦前のブログでも書いたようにスローの瞬発力勝負の方が持ち味を発揮できるタイプ。ローズキングダムは2歳時にマイルGⅠを勝っているので、「速い流れに対応できるかも」と思っていたのですが、現時点では長い距離と緩いペースの方が向いているのかもしれません。
この2頭に関しては、JCでの巻き返しも十分考えられます。今回はあまりのスピード決着。ペース・展開はまったく違うものになると予想されます。

アーネストリーはやはり大外枠が響きました。しかも出遅れ気味。そこからあのハイペースの中でポジションを取りに行ったのでは、直線ではもう余力がなかったでしょう。自分のペースで走れない時の脆さも少なからず見えた一戦かもしれません。

次走への期待という点では、5着に入ったトゥザグローリー。
休養効果のせいか、最後までしっかり走っていました。福永騎手は「外枠が響いた」とコメントしていますが、それでも一旦は抜け出しそうな見せ場もありました。春にあれだけ高く評価された馬。次は有力候補として出走してくるはずです。



スポンサーサイト

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。