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■中山記念・復習

堂々の連覇達成。伝統のGⅡ戦・中山記念は2年連続でカンパニーが制した。
昨年のレースを再現するかのように、先行して番手から抜け出す強い競馬。開幕週で、しかもやや重という“前有利”の馬場を、完全に読み切った横山典騎手の好騎乗が光った。
8歳、休み明け、58キロ。戦前には不安材料もあったが、終わってみれば貫禄勝ち。春の大目標はGⅠ・安田記念に向けて最高のスタートが切れたと言っていいだろう。

2着はドリームジャーニー。『予習』の中で「池添騎手がどのような乗り方をするかがポイント」と書いたが、今回は外へ回さずに中を突く“正攻法”。この馬には不向きな緩い馬場ではあったが、道中を馬混みの中で我慢させたことが直線の伸び脚(最速の上がり・34秒2)につながった。こういう競馬ができればGⅡはもちろんGⅠ戦線でも確実に上位争いに加われるはずだ。大きな収穫のあったレースだったのではないだろうか。

3着に入ったアドマイヤフジには金杯で見せたような“走りの勢い”がなかった。ベストの2000mより1F短い距離とスローペースが原因かもしれないが、それ以上に道中のポジションが理想的ではなかった。番手で逃げ馬をマークする形をとれずにカンパニーの後ろにつく3番手。こうなると、カンパニーのペースに合わせるしかない。これについて川田騎手は「勝ち馬の鞍上と僕の腕の差」とコメントを残して潔く敗因を認めている。それでも渋太く伸びて3着を確保できたことは、馬自身の底力の証明という見方もできるだろう。

4着は逃げたキングストレイル。ゴール前まで粘って、結果として3着馬にクビ差と健闘したが、今回も“番手に食われる逃げ馬”の域を脱することができなかった。今後も逃げにこだわるのであれば、もう少しメリハリのある走りができないと苦しいだろう。

エアシェイディはまったく見せ場もなく5着。これまでの中山コースでの走りがウソのような負け方だった。緩い馬場が原因という声もあるが、調子落ちだったようにも思える。昨年このレースに出走した時は、GⅢ・富士S→OP・キャピタルS→GⅢ・中山金杯→GⅡ・AJCCというローテーションを使ってきたが、今年の場合は、GⅡ・オールカマー→GⅠ・天皇賞(秋)→GⅠ・有馬記念→GⅡ・AJCCという流れ。明らかに昨年より厳しいレースを戦ってきている。疲労の蓄積があったとしても不思議ではない。この馬もすでに8歳馬。衰えの兆候でなければいいのだが・・・。

重賞初制覇が期待されたトウショウシロッコは9着。終始外々を回らされる厳しい展開だったが、一番の敗因はスタートで好位をとれなかったこと。どのような条件でも自分の勝ちパターンに持ち込めるようにならなければ重賞のタイトル争いには加われない。今回はやはり力負けだろう。
同じくキャプテンベガも物足りなさだけが印象に残った。内田博騎手は「この馬にはペースが遅すぎた」と敗因を述べているが、どんな流れにも対応できるようにならなければ“トップクラスの馬”とは呼べない。
この2頭に関してはまだまだ伸びる余地があると思うので、あえて厳しい意見を述べてみた。


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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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