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■根岸S・展望

今週から関東は東京開催。日曜にはダートのGⅢ・根岸Sが行われます。

昨年のブログでも書いたように、このレースはGⅠ・フェブラリーSの前哨戦という位置付けではあるものの、近年は短距離ダートのスペシャリストが競い合う一戦という意味合いが強くなっています。
実際、昨年の覇者・セイクリムゾンは、本番のフェブラリーSでは2番人気に支持されながら14着。短距離実績は申し分なくてもマイルでは距離が長い印象を残しました。「本番を見据えた出走馬よりも1200~1400mを得意とする“このレースが目標”の馬を狙う」と考え方も、馬券検討の上でひとつのヒントになるかもしれません。

土曜の午後の時点で、単勝1番人気に支持されているダノンカモン。
重賞では常に馬券圏内に入る堅実派で、昨年のこのレースでは2着。前走のJCダートは距離不向きのため5着に敗れましたが、今回は〈4.4.1.2〉の良績を残している1400m。東京実績も〈2.4.2.1〉と高く、過去の戦績を踏まえれば、レースの中心馬として考えても差し支えないでしょう。
ただし、アタマから狙えるかというと疑問な点も。
「この馬にとって56キロは恵量」という意見もありますが、これまで重賞勝ちがないからこその斤量であり、それゆえ、なぜこの馬がこれまで重賞を勝てなかったかを検討する必要もあると思います。
陣営のコメントを参考にするならば、抜け出して1頭になると集中力を欠くことが原因。たしかに、プロキオンSや武蔵野Sなどは、勝てるレースを落としたという印象もあります。仮にこのことをダノンカモンの弱点とするならば、怖いのは後方から差してくる馬。したがって、展開面については重視して考えるべきでしょう。
あとは、状態がどうかという点。
1600mでも実績のある馬ですので、目標は当然ながらフェブラリーSのはず。JCダート以来というローテーションも、1月の大和Sを制して駒を進めてきた昨年と違って、叩き台の要素が強いようにも感じます。調教では3歳馬(500万クラス)に並びかけるのがやっとだったとのこと。そのあたりも、少なからず割引材料と考えられるかもしれません。

ダート1400mで7勝の実績を持つ、昨年の勝ち馬・セイクリムゾン。
昨年のフェブラリーSで大敗した以上、本番よりもこのレースを目標にしてきたと推測できます。前走は交流戦の兵庫GTで58キロを背負って2着。1キロ減でベストの条件の今回、有力候補の1頭と考えてもいいでしょう。
もっとも、3連勝で臨んだ昨年に比べると、休養明けのここ4戦の内容はもうひとつの印象も。少なくとも、当時ほどの勢いは見られなくなったように思います。
さらに、主戦の幸騎手がこの馬ではなくヒラボクワイルドに騎乗する点も気になる材料。連勝時には幸騎手の絶妙な仕掛けのタイミングが光っていただけに、吉田隼騎手がテン乗りで同じような乗り方ができるかどうかがカギになるかもしれません。

5走前のプロキオンSでダノンカモンに0.4秒差をつけたシルクフォーチュン。後方14番手から34秒9という強烈な末脚をくりだした走りは衝撃的でした。
直線の長い東京コース向きとも思えますが、これまでの実績は〈0.0.1.2〉。もっとも、この3戦はいずれもマイル戦であったため、流れが速くなる1400mになれば適条件であることは間違いないでしょう。
ただし、後方一気の馬だけに、どうしても展開に左右される点は否めません。思ったよりも流れが落ち着くようであれば、差しが届かず不発に終わる危険も。

3走前のTV静岡賞(1600万)で、今回と同じ条件を逃げ切っているタイセイレジェンド。
必ずしも生粋の逃げ馬ではありませんが、今回のメンバーを考えると、思い切ってハナに立つことも予想できます。番手マークの相手次第にもなるでしょうが、ペースを握れば残り目の可能性も十分あるでしょう。実際、TV静岡賞の勝ち時計は、昨年良馬場で行われた東京ダート1400mで3番目の好タイム。オープン実績こそありませんが、力量的にも通用するかもしれません。
ある意味、今回のレースのキーポイントとなるのが、この馬の逃げ方でしょう。ペースが速くなるのか、遅くなるのか。それによって、他馬の仕掛けが変わってくるわけで、ギリギリまで追い出しを我慢したいダノンカモンや後方一気のシルクフォーチュンの走りにも影響が及ぶと思います。

近走の成績が良く、勢いのある馬にも注意が必要でしょう。

サクラシャイニーはダートに転向してから3戦3連勝。いずれも1400mで、うち2戦は東京コース。持ち時計も確実に詰めており、勢いを感じさせる馬です。
昇級戦でいきなり重賞ということで、やはり相手関係がカギになりますが、底を見せていないという点ではマークしておきたい1頭です。

トウショウカズンも2連勝中。強い、あるいは速いといったイメージはないのですが、前走の大和S勝ちを見る限りでは、追ってから渋太く伸びる走りが持ち味のように思えます。前々に位置しながらうまく脚を溜めるレースができれば、粘り込む可能性もあるでしょう。
この馬の場合、実績のない左回りの克服がカギかもしれません。

前走、ギャラクシーSで強い勝ち方を見せたヒラボクワイルド。中距離ダートからの距離短縮が結果につながっているようです。
もっとも、前走は内枠からの立ち回りの巧さも勝因だったと思います。それ以前の数戦が馬券圏外だったこともあり、同じ競馬ができるかどうかが課題でしょう。

ゼンノベラーノとティアップワイルドも近走でいい走りを見せていますが、いずれも1200mがベスト。1F延長の重賞は厳しい条件かもしれません。

実績がありながらさほど人気になっていないのがテスタマッタ。
58キロの斤量が他馬と比べて不利、あるいは、目標は次のフェブラリーS(2着の実績あり)といったことで嫌われているのかもしれませんが、最近の道中掛かり気味になるレースぶりを見ると、今回の距離短縮は好材料のように思えます。軽視は危険かもしれません。

穴候補をあげるならば、ブライトアイザックとセレスハント。
ブライトアイザックは良馬場の東京ダートならば4戦4勝のコース巧者。最内枠を利して直線で巧く内に潜り込むような競馬ができれば、ゴール前で伸びてくるかもしれません。
セレスハントは3走前に同条件のベルセウスSを勝利。成績がムラなため信頼性に欠けますが、東京実績〈4.0.0.6〉の数字が示すように、勝つか負けるか=いつ走るかわからないというのは逆に穴馬としての魅力とも思えます。鞍上の後藤騎手の騎乗成績も〈3.0.0.2〉。一発があっても驚けないかもしれません。

京都ではGⅢ・京都牝馬S。
この時期の京都は芝が荒れやすく、Bコースへの仮柵移動もあって、基本的には差し馬が好走しやすい条件になります。
昨年の勝ち馬・ショウリュウムーンや、牡馬混合のGⅡ・札幌記念でも鋭い伸び脚を見せたコスモネモシンは、やはり有力候補。
反対に、ヴィクトリアマイル3着の実績を持つレディアルバローザは、末脚よりも好位差しが持ち味なので、若干不向きな馬場かもしれません。
穴ならば、外々から後方一気を狙えるスプリングサンダーと軽量のビッグスマイル。
あとは、京都のマイル戦でよくありがちな“坂の下りからスパートをかけた場合”の逃げ馬・クィーンズバーンの残り目にも注意が必要かもしれません。


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■コメント

■内田騎手に期待! [うに]

こんにちは。
根岸Sは、流れが遅めの前提で予想。
タイセイレジェンドは逃げ切り、逃げ残りまで。
サクラシャイニーは、連勝の勢いとコース相性の良さを買います。
実績では、ダノンカモンは外せない。
あと、1400m・G3で激走しそうなダイショウジェット。
内田騎手には、長いブランクなど問題なかったみたいですね。頑張ってほしいです。


京都牝馬Sは、外回りがピッタリ合う、ビッグスマイルに期待します。牝馬同士の今回はチャンスありそう。
あと、コスモネモシン。マイルが合うのか心配ですが、堅実なので。
京都金杯で、時計を更新した、ショウリュウムーンとアスカトップレディも買います。


■ [うに]

こんばんは。
ダノンカモンの敵は、やはり差し馬でしたね。でもダイショウジェットじゃなかったぁ(ちょっと期待してました)。
しかし、前も捕らえられなかったのはどうなんでしょう。本番で人気が落ちる事を期待しています(笑)。

京都牝馬は、好きな馬に肩入れしすぎたようです。コスモネモシンとビッグスマイルは、マイルは合っていないんじゃないかと思いつつも、惚れた弱みで切れず。いや、来たら悔しいから切れないのです(笑)。

来週もがんばります。

■うにさんへ [安東 裕章]

こんばんは。
コメント、ありがとうございます!

ダノンカモンは万全の出来ではなかったようにも思えますね。
ただ、ブログにも書いたように、揉まれ弱さがあるのかもしれません(福永騎手も「スムーズな競馬しか経験していなかった」とコメントしてますし)。

京都牝馬はある意味順当な結果。
コスモネモシンは中距離の方が持ち味を発揮できるタイプでしょう。
ビッグスマイルは自分で競馬を作れないのが弱点。
いい脚を持ってるんですけどねー。

来週もよろしくお願いします!

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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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