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■弥生賞・予習

3着までに皐月賞の優先出走権が与えられる、トライアルレース・弥生賞。
出馬登録の時点では、重賞ウイナー6頭が出走するということで激戦が予想されたが、ナカヤマフェスタ、フィフスペトル、アントニオバローズが相次いで回避。最終的に出走頭数もわずか10頭となり、残念ながら当初ほどの盛り上がりは望めないようだ。

専門紙やスポーツ紙の多くは“3強対決”という見方をしているが、その中でも最も有力視されているのがロジユニヴァース
デビューから無傷の3連勝。前走・ラジオNIKKEI杯2歳Sはリーチザクラウンに4馬身差をつける圧勝だった。負けたリーチザクラウンが次走・きさらぎ賞で2着馬に3馬身半差をつけて勝っていることを尺度にすれば、この馬の現時点での能力が卓越していることがわかる。
先行抜け出しタイプだけに、決め手勝負になった場合にどうかという懸念もあるが、週中の雨(当日も雨予報)の影響で先行有利の馬場になる公算が高い。戦前の評価を覆すほどの“道悪下手”でなければ、馬券圏外に消えることはないだろう。

2歳GⅠ・朝日杯FSを制したセイウンワンダー。新潟2歳Sでは大外から34秒4(不良馬場)の末脚を繰り出し、朝日杯では内から馬群を割るように伸びて接戦をモノにするなど、どのような展開になっても自在にレース運びができる強味がある。“凄さ”や“器の大きさ”という点ではロジユニヴァースに一歩譲るとしても、“完成度の高さ”ではこの馬も負けていない。
不安点を上げるならば、デビューからの4戦がすべて芝1600mのレースであること。つまり、2000mの距離経験がないことだ。これまでの競馬を見る限りでは、折り合い面での心配はないように思えるが、一方で陣営のコメントの中には「けいこでは折り合いが難しい」という言葉も含まれている。すでに皐月賞出走の賞金面では足りている馬。岩田騎手が本番に向けて距離を試すような乗り方をした場合、持ち前の瞬発力を発揮できないまま思わぬ取りこぼしがあるかもしれない。

距離経験に関して言うならば、すでに芝2000mで2勝を上げているアーリーロブストが一歩リードしている。特に前走の京成杯で今回と同じ中山芝2000mを勝っていることは大きなアドバンテージと言えるだろう。
あえて“対ロジユニヴァース”という視点で見れば、この馬がどのようなポジションで競馬をするかがポイントになる。これまでの勝ち鞍は逃げ・先行。ロジユニヴァースの前に位置すれば、ラジオNIKKEI賞のリーチザクラウンのように直線半ばで差される危険性があるし、かと言って、後ろからキレる脚を使えるタイプでもない。自分でペースを作ってこその馬なので、福永騎手がどのような作戦をとるかに注目したい。

伏兵の中で人気を集めそうなのがケイアイライジン。デビュー時から素質を高く評価されていた馬で、中山芝実績は<2.0.0.0>と優秀な数字を残している。
ただし、前走の若竹賞勝ち(中山芝1800m)はハイペースの展開に恵まれた感があるし、当日の雨で馬場が悪化した場合には差し脚不発で終わる懸念もある。

その他、専門紙では、連下候補として札幌2歳S3着のモエレエキスパートや唯一新馬戦で2000mを勝ったキタサンアミーゴ、京成杯5着のハイローラーに△マークが付けられているが、穴で面白そうなのはミッキーペトラ(近親にディープインパクト)。6ヶ月の休養明けとなるが、それまでの3戦はいずれも連対で、しかもソエを抱えた状態でのものだった(今回の放牧もソエを治すため)。今回はベストの状態での出走。馬場の違いを無視した上で時計の比較をすれば、芝1800mの時計は出走メンバー中、ロジユニヴァースに次ぐ2位、1600mでは1位のタイムを持っている。
波乱の要素は少ないレースのように思えるが、優先出走権がかかっているだけに、人気薄の食い込みにも一応の注意を払っておきたい。


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■コメント

■Re: 弥生賞・予習 [ひひん@全点買い]

おはようございます。
ひひんです。
分析、とても参考になります。
弥生賞は楽しみなレースの1つです。
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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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