■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■桜花賞・短評

GⅠ・桜花賞を制したのは、2番人気のジェンティルドンナ。
ゴール前の3頭による叩き合いを外から差し切り、半馬身差で栄冠を手にしました。

レースは前半3F通過が34秒9の平均ペース。結果として、各馬の底力が問われる緩みのない流れだったように思えます。
ジェンティルドンナは好スタートから一旦下げて中団後方の位置取り。「サウンドオブハートとアイムユアーズを見ながら、最高の形で運べた」という岩田騎手のコメントの通り、キッチリと折り合って外目から先行勢をマークする理想的なレース運びを見せてくれました。仕掛けてからの反応も上々。内のヴィルシーナに食い下がられたものの、ゴール前でさらにもうひと伸び。最後は決め手の差が勝ち負けにつながったと言えるでしょう。

レース前日のブログで「減り続けている馬体重が不安材料」と書きましたが、今回もマイナス4キロ。数字を聞いた時はイヤな予感がよぎったものの、気配そのものは抜群で、他馬と比べても体を大きく見せていたようにも思えました。あるいは、(これもブログに書いたことですが)レースを経験するごとに、競走馬としての体が作られてきたのかもしれません。

結果論にはなりますが、今回の勝利は順当と呼べるもの。
牡馬混合のGⅢを勝った実力と経験値。万全でない状態でのトライアルの敗退。そして、本番での巻き返し。すべてが1本の線で結ばれていると思います。
岩田騎手はこの馬について絶賛しながらも、「まだ未完成な部分がある」とコメント。鞍上の指示通りに動ける“賢さ”を見せてくれたレースでしたが、欲を言えば、“他馬を圧倒するような凄み”が身についてくると、さらにレベルアップが期待できるのではないでしょうか。オークスに関して言うならば、今回見せたキレ味(メンバー最速の上がりをマーク)をどれくらい持続できるかがカギかもしれません。

2着はヴィルシーナ。
この馬については、ゆったりと運べるレースの方が向いているように思えたので、ブログには「桜花賞のイメージに結びつかない」と書きました。ところが、レースでは、好位で流れに乗り最後まで脚色が衰えない“強い競馬”。一度は後退しながらも差し返す根性も見せ、予想以上に“心身ともに奥が深い馬”という印象が残りました(もちろん、過小評価については反省です)。
戦前から専門家の間では「桜花賞よりもオークス向き」という意見が多かった馬ですが、長くいい脚を使えるという“府中向き”の持ち味が、今回のレースでも発揮されたということでしょう。2000mでの勝ち鞍もあり、距離に対する自在性がうかがえるタイプ。オークスでも有力候補になることは、間違いないと思います。

3着のアイムユアーズは、レース巧者ぶりをいかんなく発揮。1・2着馬には屈したものの、自分の勝ちパターンに持ち込める立ち回りの巧さは評価に値すると思います。確実性のある馬だということを改めて実感しました。
最後にもうひと伸びできなかったのは、ベストの1400よりも1F長かったことが原因かもしれません。ピンナ騎手は「オークスでも距離は大丈夫」とコメントしていますが、実際のところはどうでしょうか。3歳GⅠにこだわるのであれば、個人的には「オークスよりむしろNHKマイルの方かな」とも思うのですが・・・。

1番人気のジョワドヴィーヴルは6着に敗退。
この馬を本命に推した某競馬評論家は「阪神JFのイメージに囚われすぎた」との意見を述べていましたが、端的に言えば、現時点では“未完成”という評価が妥当のように思います。
ブログでも「半信半疑な部分がある」と書いたように、潜在的な力はありながら、その使い方がわかっていない・・・。加えて、410キロ台の小柄な体。今回のように底力が問われるレースでは、スタミナという点でも厳しかったのかもしれません。
陣営はオークスに向けて「このまま厩舎に置いて、体をふっくらするのに持っていくしかない」とコメント。数々の名牝を育てた松田博調教師の手腕に期待したいと思います。

今後、期待できそうな馬をあげるとすれば、とりあえず2頭。
休み明けのGⅠ出走ながら、見せ場のある競馬ができたサウンドオブハート。
今回は万全の状態ではなかった(馬体細化のマイナス10キロ)ものの、3連勝した経験値は見逃せないパララサルー。
その他の馬については、多かれ少なかれ、好走するには距離やペースなどの条件が付くように思えました。


スポンサーサイト

■コメント

■少しもやもや [電気羊]

A.過去3年の桜花賞、3着以内の9頭より

<a>GI馬の産駒
SS系GI馬の産駒が5頭。他もキングカメハメハ(2)、クロフネ(1)

<b>ブラッシンググルーム系
09年ジェルミナル:母母父
10年オウケンザクラ:父
11年ホエールキャプチャ:母母父
※08年12番人気1着レジネッタ:母母父

<c>ノーザンダンサー系
母父ノーザンダンサー系5頭、父で1頭

B.前週及び良馬場でのマイル戦、さらに当日の9R──500万クラス以上の4鞍──より

<d>ノーザンダンサー系
特に、当日含め良馬場での2鞍では3着までノーザンダンサー系産駒が独占。4鞍では8頭が馬券に。

中でも、
サドラーズウェルズ系:産駒が6番人気2着、8番人気3着。
当日、父母で14番人気2着
ダンチヒ系:産駒が1勝。父母で1勝2着1回(共に6番人気)。母母父で2着

<e>ロベルト系
グラスワンダー産駒:6番人気1着
母父ブライアンズタイム:8番人気3着

ジェンティルドンナが最有力と見ていましたが、敢えてアイムユアーズを本命に。距離に不安も、これだけノーザンダンサーが走る今ならと期待しました。
母父にサドラーズウェルズが入っているのも買い材料でした。
穴には母父ホワイトマズルのトーセンベニザクラ。当日9Rで産駒が9番人気3着。母母がロベルト系リアルシャダイ×ダンチヒ。リアルシャダイはオウケンサクラの母父でしたし、戦歴的にも面白い存在と思いましたが……。
ヴィルシーナは安東さんの見解もあり買いづらい、むしろ正直買いたくない馬でした。ただ母母にブラッシンググルームを持っており「買わんと来たら絶対後悔するやろなぁ~(笑)」と押さえました。

結果的にはアイムからのワイド2点的中です。意外に配当は良かったというのが実感。
優勝はジェンティルドンナ。母父ダンチヒ系で私的には納得の結果です。

ただ、予想的にはすっきりも単勝・馬連が外れ、ジェンティル-アイムのワイドを買い足したつもりがマークカードを入れ忘れたりと、もやもやが少々残ります。
まぁ、曲がりなりにもプラスだったので、とりあえずGI3戦とも的中ってことでいいですかね(笑)


■電気羊さんへ [安東 裕章]

こんばんは。
コメント、ありがとうございます!
そして、GⅠ3戦連続的中、おめでとうございます!
ご自身のもやもやはあるかもしれませんが、結果が出ているのですから、すばらしいと思います。

アイムユアーズは軸馬としては最適だったかもしれませんね。
ヴィルシーナについては、個人的には「見くびった」のひとこと!(笑)
うーん・・・
買わないと絶対に後悔する馬だったんですね~(笑)

今回もまた、電気羊さんならではの血統解説が読めてありがたく思います。
ただ、以前はクールな印象だった電気羊さんが、ここ最近、妙に人間味あふれる感じになってきたのは・・・気のせいでしょうか?(笑)
喜怒哀楽がうかがえて、私はとても楽しんで読ませていただいてます!

■ありがとうございます [電気羊]

“人間味あふれる感じ”ですか……。いやぁ、全く意識してませんでした(笑)
それにもまして“以前はクールな印象”を与えていたなんて!(照)

でも、そんな風に読んで頂いているんですね。本当にうれしいです。
いつも長くしまい心苦しいのですが、なるべくわかりやすく書きますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

あ、阪神牝馬はアパパネは切って正解でしたが、スプリングサンダーが3着を外すとは……。で、フミノイマージン-マルセリーナのワイドのみ的中でした。

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

■トラックバック

■まとめteみた.【桜花賞・短評】

G?・桜花賞を制したのは、2番人気のジェンティルドンナ。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。