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■CBC賞・予習

サマースプリントシリーズ第2戦となるGⅢ・CBC賞。
実績馬が休み明けの上、斤量差最大11キロのハンデ戦。予想は一筋縄ではいかないようにも思える。
加えて、開幕週の馬場の見極めも難しい。
GⅠ・高松宮記念の勝ち時計=1分10秒3が示すように、前開催の新装中京競馬場は“パワーと持続力を必要とする時計がかかる馬場”が特徴だった。ところが、土曜の5Rに行われた芝1400mの新馬戦の勝ち時計は、前開催の基準タイムより1秒1速く、9Rの500万(同じく芝1400m)では、さらに2秒以上タイムが更新されている(1分20秒0)。10Rの芝1600m戦(1000万)では1分32秒8の好時計がマークされ、これまでの“時計のかかる馬場”とはかなり様相が変わってきているようだ。
ちなみに、土曜の5R、6Rは逃げ切り勝ちで、9Rを勝ったのは2番手の馬。「内が伸びて前が止まらない」「馬場状態が良く時計が出やすい」という一般的な“開幕週の馬場”と考えられなくもないが・・・。いずれにしても、当日の芝レースの傾向については、できればチェックしておきたい。

トップハンデ59キロを背負うダッシャーゴーゴー
昨年のスプリンターズSでは11着と大敗し、2走前のオーシャンSでも結果を出せなかったが、前走のGⅠ・高松宮記念では0.1秒差の4着。スプリンターとしての健在ぶりを示した。
夏場の調子を上げてくる馬で、このレースでは一昨年2着、昨年は58.5キロのハンデながら1着と、連続連対を果たしている。重賞3勝の実績と昨年のハンデを考えれば、この斤量は仕方がないかもしれない。
今回は3ヶ月の休み明け。早くからこのレースを復帰戦に予定していただけあって、調整は順調という見方が多い。となれば、あとは他馬との斤量差がどう影響するかだろう。陣営は「軽量馬の大駆けが怖い」とコメントしているが・・・。
 
斤量57.5キロのマジンプロスパー
初のGⅠ挑戦となった前走の高松宮記念では0.3秒差の5着。今回トップハンデのダッシャーゴーゴーとは0.2秒差だったことから、斤量差で逆転の可能性もあるとして、この馬を本命に推す競馬記者も少なくない。
この馬に関しては、スプリンターの資質をどう評価するかが予想のポイントになるかもしれない。
高松宮記念については、先行して見せ場十分だった内容にも及第点を与えられるだろう。ただし、好位から後続を突きはなして完勝した2走前の阪急杯(1400m)と比べると、1200m戦は若干忙しい印象もある。実際、1400mでは〈4.0.2.2〉の実績があるのに対して、1200mは〈1.0.0.2〉。距離経験そのものが少ないために、スプリンターとしての“強さ”“適性”が今ひとつ測りにくい。
そういう意味では、今回のレースはこの馬にとっての試金石とも言えるだろう。3ヶ月の休み明けと57.5キロの条件で、1200mを専門としている距離経験が豊富な軽ハンデ馬たちを圧倒することができるかどうか。

高松宮記念6着のグランプリエンゼル
内の馬場が良く先行有利な展開に泣いた感もあり、後方から追い込んで届かずの競馬。勝ち馬から0.3秒差だっただけに、位置取り次第ではもっと上位に食い込めたとも思えた。
前走はヴィクトリアマイル17着。マイル戦は長過ぎる印象で、今回、得意距離の1200mに戻るのは好材料と言えるだろう。実際、全芝4勝はすべて1200mによるものだ。
もっとも、道悪で時計のかかる馬場を得意としている馬だけに、土曜の芝レースの傾向にあるような“速い時計での決着”になるとどうだろうか。陣営はこのレースに向けて「時計のかかる中京は合っている」とコメントしているが、馬場の読み違いをしている部分があるかもしれない。今回の最内枠に関しても、馬場の良いところをロスなく走れる点では有利だが、近走は序盤でやや置かれ気味になるのも目立っているため、ポジションをキープできるかという懸念もある。
さらに不安点をあげるならば、GⅠを2走続けて走った消耗度も気になるところ。特に、前走は他馬とぶつかるアクシデントもあった。『ヴィクトリアマイル・展望』のブログでも書いたように、元々は高松宮記念での引退を予定していた馬。状態面についてはチェックが必要かもしれない。

高松宮記念では17着に敗れたエーシンダックマン
陣営のコメントによれば、「疲れがたまっていて体調が今ひとつだった」とのこと。加えて、この馬をマークしてきた相手がカレンチャン、ロードカナロアといった強力馬であったことから、かなりのプレッシャーがかけられていたようにも思える。メンバー的には今回の方が楽逃げを期待できそうだ。
言うまでもなく、この馬の持ち味はテンから飛ばして押し切る速い逃げ。それゆえ、前が残れる馬場かどうかが重要なカギになる。4走前の淀短距離Sを勝った時のような高速決着(1分07秒5で2着馬に0.6秒差)が見込めるようならば、逃げ切りの可能性もあるだろう。
あとは、陣営も若干気にしている直線の坂がどうか。阪神コースでは2戦2勝の数字を残してはいるものの、中京はコースと坂の形態がまったく異なる。坂を登り切った後にどれだけ余力を残しているかがカギになりそうだ。

連勝で重賞に挑むエーシンヒットマン
前走の水無月Sは勝って同条件の降級戦だっただけに、クラスの壁を突破してきたわけではないが、それでも近5走はいずれも馬券圏内の結果を残しており、この馬の充実ぶりがうかがえる。
サマースプリントシリーズでは毎年“新勢力”と呼ばれる馬が台頭してくる。今年の場合も、函館SSを勝ったドリームバレンチノがすでに頭角を現わしてきているが、この時期、勢いのある馬は侮れない。
芝1200mは〈5.2.2.2〉。4歳にして、9歳のサンダルフォン、6歳のグランプリエンゼルに次ぐ勝ち数を上げている。あるいは、スプリント戦線でさらに上を狙える素質の持ち主かもしれない。
不安点をあげるならば、初の左回りコースと大外枠。
慣れない走りを強いられた上に、外々を回らされる展開になると厳しいかもしれない。下級条件ではあったものの、前開催では外枠の馬が4コーナーで膨らむシーンも多く見られた。序盤で好位をキープして流れに乗れるかどうかが課題になるだろう。

52キロの軽量で挑む3歳馬のシゲルスダチ
今回トップハンデのダッシャーゴーゴーも3歳時には同じ52キロで2着に入っている。それゆえ、実績面での比較はできなくても、軽量3歳馬には一応のマークは必要かもしれない。
この馬を管理する西園厩舎は、このレースで3年連続連対中。1200~1600mで優秀な成績をあげている厩舎だけに、馬の作り方という点では軽視できないだろう。
前走のNHKマイルCは直線で落馬。その影響が懸念されるところだが、中間の状態を見る限りでは問題ないという意見が多い。
課題は、高速決着になった場合の対応。3走前~2走前の連勝は、いずれもパワーを必要とする阪神の馬場だった(実際、この馬に重い印を打った競馬記者も「阪神での連勝を見ると力のいる中京向き」を理由としている)。時計勝負に関しては未知数と考えた方がいいかもしれない。

同じく3歳で牝馬のファインチョイス
前走のバーデンバーデンCは今回と同じ50キロで出走して7着(0.8秒差)。追走に手一杯のようにも見え、古馬の壁は高いという印象が残った。洋芝の函館で新馬戦と2歳Sを連勝したように、時計がかかり上がりの遅いレースが向いているようにも思える。

3走前の阪急杯で2着に入ったスプリングサンダー
前走のヴィクトリアマイルは13着。キレの鋭い差し脚が持ち味なだけに、前が残る流れに泣かされたレースだった。1200m戦は〈1.0.0.5〉。〈0.0.0.6〉のマイル戦よりは競馬はしやすいかもしれないが、やはりベストは〈4.3.1.4〉の実績がある1400mとも思える。
脚質的に展開に左右される面があるため、前が止まらない場合はどうか。勝ち切るだけの“武器(=末脚)”があるだけに、ノーマークにはできないところもあるが・・・。

バーデンバーデンC4着のオウケンサクラ
初の1200m戦となった前走は、外から速い馬に被せられたこともあって中団後方からの競馬。追走に戸惑ったようにも見えたが、最後の直線では見せ場十分の脚を使っていた。慣れが見込める今回は、前走よりも流れに乗れるかもしれない。陣営いわく「距離を短くしてから集中して走るようになった」。2走前の1400mでは1分20秒0(マジンプロスパーに次ぐメンバー2位の持ち時計)で走っており、高速決着に対応できる可能性もうかがえる。
もっとも、この馬の場合、左回りコースは〈0.0.0.7〉。使われていた距離が長かったとはいえ、少なからず気になる材料ではある。距離短縮で苦手な部分を克服できるかどうか。

人気薄で気になるのは2頭(かなり無理があるとは思うが・・・)。
まず、ドラゴンファング
2回の長期休養があり続けて使えなかった馬が中1週で参戦。常識的にはかなり厳しい条件であっても、予想以上の変わり身を見せてくれるかもしれない。1200mの時計勝負は不向きとも思えるが、本来は先行タイプなので、エーシンダックマンをマークする形で流れに乗れれば面白いかもしれない。
もう1頭は、イセノスバル
前が残る馬場状態を前提とすれば、内枠の先行馬という条件は無視できない。準オープンクラスの格下馬だが、前走より5キロ減の斤量は魅力。ドラゴンファング同様、逃げるエーシンダックマンをマークしながら後続との差を広げるような競馬ができれば、軽量の粘り込みがあるかもしれない。


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■コメント

■中京が [ちょび]

前残りですね~。
本日1R,カレンチャンのタイムを1秒4上回る未勝利戦。
これは完全に考え方を変えないといけません。

しかし、だからといって、なんでも前残りかどうか。
また、馬場が良いのはすべての馬に共通ですから、
特定の馬に有利な条件かというとそうとも言い切れず。

さらに現時点でやや重。
高速馬場でいったんいらないと思った
グランプレンぜルの取捨が本当に決まらないw

とりあえず軽ハンデで、騎手も上り調子の
オールブランニュー。

安東さんの大穴候補ですが、ドラゴンファングは気になっていました。
左回りに良績・騎手が乗れている・本来の先行脚質なら展開有利・
坂を止まらず上がれる…と復調なら条件ははまります。

あとは前残りなら、素直にエーシンダックマン。

この3頭を中心に一応グランプリエンゼルやスプリングサンダーといった、「今週初めは重視」していた馬たちも抑えに。
ばっさり切れない優柔不断な自分ですw

■CBC賞 [うに]

こんにちは。
今週もたくさんヒントを頂いたので、そろそろ当てなければ!

予習にもありましたが、私も中京の芝の傾向に、戸惑っています。
春と夏でガラッと変わりましたね。
土曜の傾向を参考に、前が有利で大丈夫かなあ。
前すぎず後ろすぎない3~5番手辺りの馬が勝利に近そう。
となると、ダッシャーゴーゴーとマジンプロスパーは必須ですね。仕方ないかあ。

マジンプロスパーは1200mは短いと思いますが、1400mが得意な馬が外を回れば丁度いいのではないか。

同じ理由で、スプリングサンダー。展開がはまればいいのですが。

グランプリエンゼルは、内枠が心配ですけど、雨女なので買います。

あと、密かにシゲルスダチに期待。高倉騎手もそろそろ重賞獲りたいだろうし、頑張って欲しいです。

馬券は、短距離のハンデ戦なので、ボックス買いにしておきます。

■ラジオ [うに]

再び参上。
時間があるので予想してみました。

福島の芝は、外差しが決まり出していて、流れも速くなりそう。
狙いは、差して好走した馬から。
さらに輸送やコース形態でふるいにかけた結果、残ったのは4頭。

クリールカイザー・ファイナルフォーム・ローレルブレット・タイセイグルーヴィで勝負します。

3頭が入るのは無理かな~
なので、馬連とワイドで。

■嬉しいな~♪ [うに]

こんばんは。
安東さん、3連複当たりましたよ~
6月は的中なしだったので、ほんと良かったです~(涙)


ラジオの方は余計でしたね(汗)。
福島の芝の傾向も、掴みづらいです。来週は楽しみな七夕賞。
予習、期待してますよ!

■Re: CBC賞・予習 [しろくま]

はじめまして。本は1~3まですべて読ませていただきました。
それからこのブログへ私のブログからリンクさせていただきました。
CBC賞はスプリングサンダーの取捨がポイントでしたが、阪神の1400に良積が集中している同馬は力をつけてきていると判断してよいのでしょうか。次走にも注目したいとは思います。

■ちょびさんへ [安東 裕章]

こんばんは。
コメント、ありがとうございました。

今回は馬場の判断が難しかったですね。
いやあ、たしかに、優柔不断にもなります(笑)
ドラゴンファングはジョッキーが無理をさせなかったみたいですね。
個人的に相性の良い馬だったので、ついつい狙ってみたくなりましたが・・・(笑)

今週の七夕賞もハンデ戦。
最終週の馬場なので、またまた予想が難しくなりそうです。

■うにさんへ [安東 裕章]

こんばんは。
コメント、ありがとうございました!
そして・・・
3連複的中、おめでとうございます!!!
やりましたね~♪

好位で競馬ができる馬を中心に考えると、追込のスプリングサンダーはなかなか狙いにくいのですが、キッチリ押させていたあたりはさすがです!

七夕賞の予想も期待しています!

■しろくまさんへ [安東 裕章]

はじめまして。
コメントをいただき、ありがとうございます!

スプリングサンダーは凄い脚を見せてくれましたね。
ただ、勝ち馬以外の先行勢が失速する展開で、しかもハンデ戦ということを考えれば、スプリンターとしての資質はまだ見極められないようにも思えます。
力のある馬だとは思いますが、条件に左右される面があるかもしれません。

しろくまさんのHPを拝見させていただきましたが、地方競馬までしっかりと網羅されているのですね。
なかなか見応えがあって、楽しませてもらいました。
(リンクの件、ありがとうございます)

■ありがとうございます! [うに]

スプリングサンダーを拾えたのは、『競馬のツボ』の「プラス1ハロンの馬券術」を参考にさせて頂いたからですよ~


短距離の外枠は、距離ロスが致命的だから、知らなかったら多分、拾えていなかったと思います。
不利な枠が、かえってプラスになる馬もいるんですね。


陸上を見ていると、競馬のスタートラインはなんて不公平! などと思っていましたが、そのおかげで美味しい思いをさせて頂きました(笑)。

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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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