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■函館記念・短評

函館記念を制したのは4番人気のトランスワープ。
道中は中団のインでじっくり脚を溜め、直線で前が開くと、そこから一気に加速。メンバー最速の上がり(35秒7)をマークして、後続を振り切りました。

今回、レースの明暗を分けたのは“仕掛けのタイミング”だったように思えます。
最軽量のセイカアレグロが引っ張る展開で1000m通過は59秒1。時計のかかる函館の馬場としては厳しい流れだったと言えるでしょう。レースが動いたのは3コーナー過ぎ。ロードオブザリング、マイネルスターリー、トウカイパラダイスといったところがマクリ気味に進出したことで馬群が凝縮し、ゴールへ向けての追い比べになりました。
勝ったトランスワープはワンテンポ遅らせての追い出し。ペースを見極めた上で馬場の良い内ラチ沿いでギリギリまで脚を温存する競馬に徹しました。他馬と同じように早目に動き出していたら、最後の伸び脚を使えていたかどうか・・・。このあたりは、主戦・大野騎手の好判断を評価したいと思います。
個人的には「本来の先行策に戻すのかな?」と考えていたので、出遅れて仕方なく後方から進んだ前走と同じく差しの競馬をしたのは意外でもありました。今回の結果を受けて「どこからでも競馬ができる馬」という判断が必要になったことは確かでしょう。

2着のイケトップガンも道中は後方のインで脚を溜める走り。勝ち馬を見る形で進んでいましたが、直線はゴチャつかない外へ。結果としては、最後は“内外の差”という見方もできるかもしれません。
『展望』には「道中じっくり脚を溜めれば、52キロの斤量が末脚のキレに味方するかもしれない」と書きましたが、まさにその通りの内容。やはり、前走の巴賞で最速の上がりをマークしたことは、検討材料として無視できないものだったと思います。
この馬に関しても、トランスワープの大野騎手と同じく、他馬の動きに惑わされず末脚勝負に徹した丸田騎手の騎乗を評価できるでしょう。ハンデに恵まれた好走と言ってしまえばそれまでですが、この馬の持ち味を発揮できたレースだったことは間違いありません。

3着は早目先頭から粘り込んだミッキーパンプキン。
『展望』では「今回は舌と括ってレースに臨む」という陣営のコメントを取り上げましたが、その効果が結果いつながったようにも思えます。どこかモタモタしていた前走に比べて、走りに集中していたようにも見えました。
レースのVTRを見ると、この馬も外から馬群が動き出すのを確認してから追い出した感があります。1・2着馬のように、末脚を温存していたわけではありませんが、番手マークに徹して勝負どころまで動かなかったことが最後まで粘れた一因になったかもしれません。加えて、終始、馬場のいい最内を走れたこともプラスに作用したのでしょう。
時計のかかった春の阪神でショウナンマイティを退けた実績の持ち主。結果論にはなりますが、軽視できない存在だったようにも思えます。

1番人気のトウカイパラダイスは4着。
3コーナーから進出して直線で大外に出しましたが、期待していたほどの伸びはありませんでした。
敗因についてはさまざまな意見があるようですが、早めに動いたことで脚を使い過ぎたかなという印象もあります。どちらかと言えば、好位でじっくり脚を溜めたいタイプなので、道中揉まれる競馬を強いられて前に取り付けなかったことも誤算だったでしょう(この点は『展望』の中でも不安要素として指摘)。
あるいは、年明けから使い詰めの上に中1週というローテーションの影響もあったかもしれません。プラス6キロという馬体重を「前走後、楽をさせた」と判断するならば、状態面が必ずしも万全ではなかったという見方もできます。
いずれにしても、この馬の競馬ができたとは言えないでしょう。0.3秒差の4着ならば、決して悲観する内容ではありませんが、もっと広いコースでゆったりと運べる条件の方が向いているようにも思えました。

マイネルスターリー(3番人気)とロードオブザリング(5番人気)は、早めに動いた分だけ直線で失速したように見えました。特にロードオブザリングは、向正面からおっつけ通しで、いかにも小回りは窮屈といった印象。ペースが速かったせいもあるでしょうが、後方でじっくり構えて大外を回す競馬の方がよかったかもしれません。
2番人気のネオヴァンドームは見せ場もなく9着。浜中騎手は「今日は不利がすべて」とコメントしましたが、それほどのアクシデントがあったかどうか・・・。適性の問題だったように思えます。


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■コメント

■暑中お見舞申しあげます。 [うに]

やっと梅雨明けしましたね!
更なる厳しい暑さに負けないよう、体調に十分注意なさってください。


本当は、きちんと葉書にしたためたかったのですが、送り先が分かりませんので…

こんな時は、総和社さんに送ったらいいのでしょうか?

競馬に関係なくて、すみません。

■うにさんへ [安東 裕章]

暑中お見舞申し上げます。
コメント、ありがとうございました!

もう本当に、お気持ちだけで十分ですが、どうしても葉書を・・・というのであれば、総和社宛にすれば私のところに届くはずです。
もちろん、きちんと返信させていただきます。
(差出人名などがきちんと書いてあればですが・・・)

今年は暑くなりそうですね。
うにさんも体調に気をつけて、お過ごしください。
ありがとうございました。

■ありがとうございます! [うに]

ご迷惑かもしれないと思っていたので、予め確認しておいて良かったです。
お盆までの間、待ってて下さいね。
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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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