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■アイビスサマーダッシュ・予習

直線1000mのスピード勝負、夏の名物重賞・アイビスサマーダッシュ。
フルゲート18頭に快足自慢のメンバーたちが集結、今後のスプリント戦線を占う意味でも楽しみな一戦になりそうだ。

土曜日午後の時点で抜けた1番人気に支持されているのは、3歳牝馬のビウイッチアス
前走・バーデンバーデンCは、50キロの恵量だったとはいえ、古馬との初対戦をまったく問題にせず快勝。好位から直線で抜け出す正攻法の強い競馬を見せてくれた。
今回も51キロでの出走となり、斤量面でのアドバンテージは大きい。過去にも軽量を生かした3歳牝馬の好走が目立つだけに、有力候補と見なして差し支えないだろう。
あとは、直線競馬への適性があるかどうか。
陣営は「相当スピードのある馬」と分析しているが、持ち時計自体はそれほど速くはない。アイビスSDは前半・上がり共に3F31秒台後半から32秒台前半になるレース。この馬がマークしたこれまでで最も速い前半3Fは前走の33秒7(上がりは35秒8)。1200m戦で〈2.2.1.0〉の実績を残していることから、1200mこそが適距離という見方もできる。流れに対応できるかどうかがカギになるだろう。
3歳牝馬のテイエムチュラサン、サチノスイーティーがこのレースを勝った時は、いずれも7番人気で実力評価は低かった。つまり、この2頭は直線競馬でそれまで以上の能力を発揮できたということ。はたして、今回の条件で、ビウイッチアスが1200m戦を上回るパフォーマンスを見せられるかどうか(=これまで以上の能力を発揮できるかどうか)。そう考えた場合、単勝1倍台の人気というのは、いささか過剰のようにも思える。

昨年の勝ち馬でサマースプリントチャンピオンに輝いたエーシンヴァーゴウ
北九州記念3着の後、セントウルSを勝ってスプリンターズSでも3着。短距離馬として非凡な能力を見せてくれた昨年の夏の活躍は記憶に新しい。
新潟1000mは〈2.0.0.0〉の実績。得意の条件だけに連覇への期待もかかるが、不安に思えるのは状態面。
年明けの2戦はまったく精彩を欠く内容。加えて、今回は海外遠征帰りの休み明け。2連勝の勢いで参戦した昨年と比べると、臨戦過程は雲泥の差と言える。短距離のトップクラスと互角の戦いをしてきた力と経験の持ち主である以上、軽視はできないものの、少なからず割引は必要だろう。

前走、CBC賞7着のエーシンダックマン
近走は結果が出ていないものの、その敗因は、道悪(オーシャンS・CBC賞)と荒れて時計のかかる馬場(高松宮記念)と明白。年明けの淀短距離Sで見せたような、持ち前のスピードが生かしきれないレースが続いたと判断できる。今回、良馬場開催になれば見直しも可能だろう。8枠17番という枠順も、馬場の荒れていない外目を走れる点では好材料に違いない。
ただし、初の直線1000mで、これまでと同じように逃げられるかどうか。仮に先手を取れたとしても、息の入れ方などで戸惑うことはないか。この馬のスピード自体は評価できるものの、「直線1000mはコーナリングで息を入れやすい1200mとは明らかに質の違うレース」という認識は持っておきたい。
デビュー以来、ハナを譲ったことのない馬なので、番手からの競馬や揉まれる展開になった場合の不安もある。一気に行き切る可能性も捨て難いが、“1200mの逃げ馬”という形が出来上がっているだけに、初の直線勝負への対応がカギになりそうだ。

昨年のスプリンターズSで2着に入ったパドトロア
エーシンヴァーゴウ同様、昨年夏のスプリント戦線で目ざましい活躍を見せてくれた。
香港スプリントに参戦後、帰国してからのレースは着外が続いているが、3走前・2走前は58キロを背負って0.4秒差・0.5秒差。決して大きく負けているわけではない。前走の函館SS4着については、「間隔が空いてもうひとつピリッとしなかった」(陣営談)とのこと。叩いたことで順当に良化が見込めるならば、底力を発揮できる可能性もあるだろう。
もっとも、昨年の好調時に比べると、スピードの乗り方が鈍くなったように見えるのは気掛かりな材料。実際、前半3Fの時計は以前よりも遅くなっている。
今回の8枠16番は好枠には違いないが、直線競馬は外ラチ沿いに馬が密集する傾向があり、たとえ外枠に入っても序盤でポジションを取れない場合は、前が壁になって窮屈な競馬を強いられることもある。この馬自身、後方から末脚を生かすタイプではないので、スタートダッシュを決めて好位置をキープできるかどうかが課題になるだろう。

前走、CBC賞4着のオウケンサクラ
「距離を短くしてから集中して走るようになった」という陣営の言葉通り、前走でも最後まで渋太い競馬を見せてくれた。今回はさらに1Fの距離短縮。気性的には速いペースの方が得意とも思えるので、戸惑わず流れに乗ることができれば、堅実な脚を使えるタイプだけに侮れない。
もっとも、『CBC賞・復習』でも書いたように、今回の参戦は「これまで以上に速い流れを経験することで行き脚がつく効果を狙ったもの」という見方もできる。陣営も「ここの結果次第で次走を1400m(朱鷺S)にするか1200m(北九州記念)にするかを考える」とコメント。となれば、狙い目はむしろ次走のようにも思えるのだが・・・。

新潟直線1000mには〈1.1.1.0〉の実績を持つアフォード
1000万、1600万を連勝して臨む勢いは見逃せない。実際には降級して格上挑戦の形になるが、一昨年のケイティラブのように直線競馬の適性の高い馬がクラスを超えて勝つケースもある。前走の勝ちタイム54秒5は全体的に時計のかかっていた開催では立派な数字。鞍上は直線競馬を得意とする村田騎手でもあり、当然ここでもマークが必要だろう。
気になる点をあげるならば、この時期の競馬がどうかということ。
新潟直線1000m〈1.1.1.0〉は、9月、10月、5月でのレース。6~8月に走ったレースでは、人気を背負いながら5着、6着に敗れている。もちろん、これだけでは“暑さが苦手”といった判断はできないが、今回は2ヶ月の間隔が空いたこともあるので、直前の気配には注意した方がいいかもしれない。

前走、準オープンのテレビユー福島賞を制したジュエルオブナイル
デビュー3戦目で小倉2歳Sを勝った馬だが、その後の成績は停滞。昨年夏以降、ようやく力を発揮できるようになってきた。
この馬の強調材料は、5戦して〈3.2.0.0〉という6~8月の戦績(ちなみに、勝った小倉2歳Sの開催は9月6日)。牝馬らしく夏場に調子を上がるタイプとも判断できる。1200mの持ち時計も1分7秒6と悪くなく、同距離での9連対は同じ5歳牝馬のエーシンヴァーゴウを上回る。「最近は前に行けなくなったので直線競馬への対応がカギ」という陣営のコメントの通り、適性の有無は未知数ではあるが、快足馬の資質に注目すれば軽視できない1頭だろう。
あとは、福島遠征から中2週のローテーションがどうか。前走では馬体を減らしていただけに、「状態面が万全であれば」という但し書きが付きそうだ。

53キロで出走できる3歳牡馬は2頭参戦。

前走、古馬混合1000万クラス・出石特別の勝ち方が圧巻だったハクサンムーン
坂のある阪神1200mを、前半34秒0→後半33秒8の時計で、2着馬の5馬身差をつけて逃げ切った。ある意味、驚異的な走りだったと言えるだろう。
今回は初の直線競馬ではあるが、スピードの絶対値と斤量差を生かせるならば、好走の可能性も十分ある。
もっとも、格上挑戦はともかく、デビューから7戦というレース経験の少なさは不安材料。全成績〈3.0.0.4〉も安定感に欠ける数字に見える。未完成であるがゆえに、一発の魅力に溢れた馬であることは間違いないが、信頼性という点では劣るのも確かだろう。

前走、函館SSで一線級の古馬と対戦したレオンビスティー
序盤から無理なく先行できたことは評価できるが、まだまだ敷居が高かったという印象も。
さらにこの馬の場合、1200・1400・1600のいずれの距離においても、時計がかかった方が好走につながることが多い。それゆえ、スピード勝負の直線競馬で力を発揮できるかどうかという懸念も生まれる。
もっとも、ダート戦で〈1.2.1.0〉の戦績をあげているのは面白い。掻き込むような走りで推進力に優れた部分がこの馬の本質であるのならば、直線競馬で一変する可能性もゼロとは言えないだろう。

人気薄では、直線競馬に実績のある馬に注意したい。
新潟直線〈1.0.0.1〉のナイアードは函館SSを使って叩き2走目。昨年秋の京阪杯ではロードカナロアに0.4秒差の4着という結果も残しており、徐々にクラス慣れができているようだ。
新潟直線〈1.0.1.2〉のシャウトラインも気になる存在だが、休み明けは〈0.0.0.6〉。積極的には狙いにくいかもしれない。
馬場の外目で先行勢がゴチャつくような流れになった場合には、展開を利して内から伸びてくる可能性のある1枠の2頭が面白い。
昨年のこのレースで11番人気ながら3着に入ったアポロフェニックスと、昨年5月の駿風特別を10番人気で勝ったセブンシークィーン。どちらも凡走続きの中、直線競馬で一変したタイプなので、再び激走があっても驚けないだろう。


中京ではマイルGⅢの中京記念。こちらはハンデ戦ということもあって人気が割れ気味だ。
先週あたりから外差しの決まり出した馬場状態を踏まえれば、末脚のキレるタイプには注目すべきかもしれない。

安田記念4着のダノンヨーヨーはスタートがカギ。中京の1600mは最初のコーナーまでの距離が短いので、出遅れは致命傷になりかねない。
昨年の関屋記念で長くいい脚を使ったエアラフォンは、休み明けの前走で本来の競馬をしなかった点が若干気になる。
フラガラッハは前走の上がり32秒6が秀逸。ただし、阪神C3着の実績があるとはいえ、オープン1勝馬に57キロのハンデは見込まれた感も。
前走逃げ切り勝ちのエーシンリターンズは前半3F37秒のスローペースが勝因。レッツゴーキリシマが出走する今回、どのような競馬をするかがカギ。
重賞3勝のレッドデイヴィスの近走は、輸送競馬が敗因という意見も。当日輸送の今回、どれだけの走りを見せてくれるか。
前走1番人気を裏切ったショウリュウムーンは大外枠が課題。近走は好位のインで脚を溜めて結果を出しているので、道中の位置取りがポイントになりそうだ。

人気薄で気になるのは3頭。
前走出遅れながらも久々に33秒台の上がりをマークしてメリハリのある競馬を見せたゴールスキー。前走より2キロ軽いハンデ53キロで出走するチャームポット。左回り芝コースでは〈3.0.0.1〉の実績があるドリームカトラス

いずれにしても、買い目を絞りにくい難解な一戦と言えるだろう。


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■コメント

■中京記念でいきます! [ちょび]

アイビスSDの方が世間の注目は高そうですが、
自分が今年相性の良い中京で本日勝負です。

本命に6ミッキードリーム
相手に10レッドデイヴィスと5チャームポットを

この3頭の3連単と馬連ボックスを中心に。
多少絞りにくいので、ちょっと手広く3連複を抑えに3/15あたりも絡めます。

ミッキードリームとレッドデイヴィスは
「プラス1ハロンの距離適性」から。
中京はかなり馬場が悪くなって外差し馬場ですが
土曜日などは外ラチ沿い近くまで勝ち馬は通っていました。
1800以上に良績のある2頭はチャンスと見ます。

レッドデイヴィスは前走は輸送が敗因なら、
栗東→中京なら当日輸送でなんとか耐えられる距離かと。
騎手もこっそり現在リーディングです。

ミッキードリームは前走の復調と夏に好調なのも好印象。

チャームポットはハンデも魅力ですし、自分の覚書には
「穴なら東京出走時を狙え」と書いてありました。
まぁ同じ左回りですし(強引w)、東京で馬券に絡んだときは
スパッと切れているのではなく、4~5番手からジリジリと伸びています。

今の中京も差し場とは言っても、決して極端な追い込みではなく、
中段からの差し切りも多く、また今開催に限らずですが、
坂をさっさと登りきれば追い込み勢力の追撃はギリギリかわせます。
時計もしっかりかかった力のいる馬場ですので、
ミッキードリームとチャームポットにはこの勝ちパターンを想定します。

人気どころでも1400~1600に距離適性がある馬は、今回出番なし、
とほぼ切りました。
最もチャームポットもこれに該当するんですけどねw
ここはハンデで何とか…。

■本命が分からない… [うに]

こんにちは。今日の両重賞は超難しいっ!
ここは基本に立ち返って検証してみます。

【アイビスSD】
このレースだけは特殊。実績より直線競馬の適性を重視します。
アフォードは直線競馬で着外なしと、すでに高い適性を示しています。連勝の勢いというオマケつき。
ナイアードは平坦コース向きで、よりスピードを生かせる直線の投入は面白そう。
同じ理由でコパノオーシャンズ。コーナーの無いこのコースなら、切れる差し脚を生かせるのではないか。西田騎手にも期待。
ダート馬からならアウトクラトール。芝並の差し脚が怖いです。
長期休養を使いつつ復調してきたアイルラヴァゲインも気になる存在。そろそろ来るかなあ…


【中京記念】
こちらはハンデのG3なので、準オープンを勝つレベルにあって斤量が軽い馬を狙います。
チャームポットなんかまさに打ってつけ! 牡馬相手が不安ですが…
単騎で行けそうなレッツゴーキリシマは、酒井騎手の手綱なら粘れるかも。
1走叩いたドリームカトラスとマイネルクラリティは、斤量が恵まれた感じがします。平均ペースになれば、流れも向くと思います。


今週の重賞は、どの馬も複勝の域を出ないので、WIN5は断念します。
今日は1億出そうなのに~

■ [うに]

こんばんは。
今週の予想は、いつにも増して輪をかけて、酷すぎました…
(どんだけ大荒れを期待していたのやら)


基本に立ち返るなら、アイビスSDは、芝はまだ前が止まらない馬場で、先行が有利。枠は外が狙い目。終わってから、「ああそうだった…」 って気付くんですよね。
どんなに切れる脚を持っていても、勝てる位置にいないと駄目ですよね。これは大反省です。


逆に中京記念は、差し馬が有利なのに、無理に先行馬を選んでしまいました。
高倉騎手の、重賞初勝利の機会をうかがっていたというのに、なぜ消したのか…


もっと勉強しなければなりませんね。難しくても本命を決められるように、まずは頑張ります。

■ちょびさんへ [安東 裕章]

こんばんは。
コメント、ありがとうございました!

中京記念は極端なレースでしたね。
馬場に泣かされた馬も多かったと思います。
ちょびさんの予想はすごく納得できるものだったので、「これは当たりそうだな!」と思って応援したのですが・・・残念です。(私自身は参加できなかったので)
でも、近々大きい的中がありそうな気がします。
がんばってください!



■うにさんへ [安東 裕章]

こんばんは。
コメント、ありがとうございました!

今回の重賞はどちらも難しかったですね。
大荒れを期待する気持ちもよくわかります!(笑)
結果をしっかりと分析できるかどうかも大事なことです。
うにさんの潔い“大反省”は今後につながることでしょう!
(なーんて、偉そうですみません・・・)

これからも予想を楽しみにしています!

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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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