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■札幌記念・復習

GⅡ・札幌記念を制したのは、6歳牝馬のフミノイマージン。
持ち味を発揮できなかった近走の鬱憤を晴らすかのような強烈な末脚で、外から一気の差し切り勝ち。完璧なレースを見せてくれた。
1000m通過は59秒5。決して速いペースではなかったが、出入りの激しい競馬になったことで、流れは厳しくなった。しかも、勝ち時計はレコードに0.1秒差の1分58秒7。仮柵移動で内の先行馬に有利な馬場ではあったが、それ以上に底力を問われる展開だったと言えるだろう。
フミノイマージンの一番の勝因は、自分の競馬に徹したこと。スタート後は一旦後ろに下げ、じっくり脚を溜める作戦。そして、3コーナー手前から強引にマクって、直線入口では馬群の外へ。あえて「内目」や「前」にこだわらなかったことが、結果につながったように思える。
太宰騎手は「スムーズな競馬ができれば通用すると思っていた」とコメント。これまで何回となくブログで書いてきたことだが、好騎乗は「馬の力を信じること」から生まれるのだろう。そして、札幌初参戦だった太宰騎手のために、札幌記念の前の2レースに騎乗馬を用意した本田調教師。3戦ぶりに手綱を任せた愛弟子に対してのバックアップも見逃せない。
今後の予定は、府中牝馬S→エリザベス女王杯が濃厚。どちらかと言えば“ローカルの女王”のイメージが強かったこの馬が、中央のGⅠでどのような走りを見せてくれるのか。注目したい。

2着は1番人気に支持されたダークシャドウ。
圧倒的な強さで後続をチギって勝つタイプではないので、正直、単勝1.7倍という最終オッズには驚かされた(もちろん、有力候補には違いなかったのだが・・・)。
レース内容は“そつなく連を確保”という印象で、この馬の持ち味を発揮できたかといえば、そうとは言えないだろう。福永騎手は「重め感が残っていて完璧ではなかった」とコメント。直線抜け出してからの加速が鈍かったのは、休み明けの影響があったのかもしれない。もとより、ここを使って得意の東京コースというローテーション。次走での変わり身は期待できるはずだ。
ただし、ひとつ気になるのは、今回先行策をとったこと。末脚のキレを身上とする馬が、自分の競馬をしなかった点が若干ひっかかる。あくまで叩き台と割り切るべきなのかもしれないが・・・。

3着はヒルノダムール。
チークピーシズ着用で一変を期待する声もあったようだが、それほど大きく変わったようには見えなかった。休み明けの影響があったのかもしれないが、GⅠ馬の“凄み”は感じられない内容。好位のインで前に壁を作る、この馬にとっては理想的なポジションにもかかわらず、直線での伸びを今イチ。ダークシャドウ同様、“そつなく回って”3着と印象も。
冒頭にも書いたように、今回は底力を問われるレース。そこで上位に来たことは、実力の証明と考えていいのかもしれない。しかし、GⅠでの勝ち負けを予感させる走りを見せてくれたかというと、もうひとつの感もある。「復調の兆しを見せた」というスポーツ新聞の記事もあったが、現時点では判断が難しい。

3番人気のヒットザターゲットは11着の大敗。
もともと気性難を指摘されていた馬だったが、今回はその悪い面が出てしまったようだ。終始外目で掛かり気味の走り。向正面でマイネルスターリーが動いた時には、鞍上の古川騎手も「どうしていいかわからない」というように、回りの馬の動きを確認していた。
やはり、新潟大賞典で見せたような、ラチ沿いの内目で脚を溜める競馬がベスト。前走(宝塚記念)も今回も、得意の形に持ち込めずに自滅した感がある。まだまだ成長が見込める4歳馬だけに、経験がプラスになることを期待したい。

今後につながりそうなレースを見せたのはハナズゴール。
洋芝・小回り・2000mと未知の条件が重なった一戦だったが、少なくともこの馬の持ち味である末脚のキレを見せてくれた。もっとも、道中はいくぶん置かれ気味で、最後も脚を余したようにも。このあたりは久々の影響で、ジョッキーの仕掛けにすぐに反応できなかったのかもしれない。
あとは、8キロ減の馬体重がどうなのか。細くは見えなかったものの、秋華賞を目標とするならば、もう少し充実した馬体(多少太目残りでも)の方がよかった気もする。

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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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