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■スプリングS・予習

皐月賞への最終トライアルとなるスプリングS。今年の3歳牡馬戦線はロジユニヴァース(2週前に弥生賞を完勝)を中心に動いているが、このレースも“本番の皐月賞でロジユニヴァースと好勝負できる馬が現れるか?”がテーマになるだろう。アントニオバローズやナカヤマフェスタの名前はないが、出走メンバーはなかなかの顔ぶれ。もっとも、予想に関しては難解な一戦である。

1番人気が予想されるアンライバルド。前走のOP・若駒Sでは2着馬に0.6秒差をつける圧勝。直線半ばで先頭に立つと、後続を一気に突き離す走りを見せ、素質(兄にフサイチコンコルドを持つ良血)と能力の高さを強くアピールした。デビュー戦でリーチザクラウン、ブエナビスタを破り、早くからクラシック候補として期待されていた馬だけに、今回の前哨戦をあっさりクリアしても不思議ではない。
ただし、不安点もいくつかある。そして、それはこの馬の“経験の浅さ”に関係している。
アンライバルドにとってこのレースは重賞初挑戦となるわけだが、過去10年のスプリングSのデータでは、重賞初挑戦で連対した馬は20頭中わずかに2頭しかいない。また、これまでの3戦はいずれも少頭数だったことから、フルゲートのレースでスムーズに立ち回れるかどうかという懸念もある。
気性の幼さも問題だ。3着に敗れた2走前の京都2歳Sはイレ込みが激しく道中折り合いを欠いて行きたがっていた。精神的に未熟な部分を残しているならば、初の関東遠征がマイナスの影響を及ぼすかもしれない。
京都コースでしかレースをしていないことも不安要素のひとつに数えられる。今回の舞台となる中山芝1800mはスタートから第1コーナーを迎えるまでの短い距離の間に好位置を取れるかどうかが勝負のポイント。はたしてそういう競馬ができるかどうか・・・。さらに、幅が狭く直線に坂のあるコースもこの馬にとっては初体験となる。
アンライバルドに対する各専門紙の評価はいずれも高い。しかし、そこに“ロジユニオヴァースのライバル”という期待値が上乗せされているのならば、先週(フィリーズレビュー)のミクロコスモスと同じように、力を発揮できずに終わるケースもあるかもしれない。

武豊騎手を鞍上に迎えたフィフスペトル。GⅠ・朝日杯FS2着を含む4戦4連対の成績は、出走メンバーの中でもトップと言っていいだろう。
しかし、今回に限っては半信半疑である。弥生賞を回避した後に“皐月賞をパスしてNHKマイルCを目標にする”というプランが浮上したことを考えると、今回は自身の距離を試すことが目的ではないかという見方もできる。つまり、優先出走権を取れた場合には、皐月賞を経由してNHKマイルCへ向かうローテーションも選択肢に加えようという陣営の計算があるのではないだろうか・・・。
実際、この馬にはマイルまでの経験しかなく、朝日杯の仕掛けを見る限り、一瞬の脚で勝負するタイプのようにも思える。1800mへの距離延長でキレ味勝負に持ち込めるかどうか。まして、今回は朝日杯以来の休み明け。折り合いをつけながらレースを運べるかという不安もある。能力の高さは認めるが、今回はベストの条件とは思えない。

きさらぎ賞2着のリクエストソング。この馬も4戦4連対と安定した成績を残している。アンライバルド同様、関西からの初輸送となるが、坂のある阪神コースを経験している強味はある。関西馬ながら、デビュー戦から騎乗を続けているのは関東の後藤騎手。中山コースを知り尽くしているジョッキーが乗ることは間違いなくプラスだろう。
ポイントとなるのは道中の位置取り。土曜日に行われた芝の特別戦では、前に行って内を進んだ馬が馬券に絡んでいた。したがって、きさらぎ賞のような後方からの追い込みでは届かないだろう。1枠1番の枠順を利して好位からの競馬ができれば、結果がついてくる可能性も高いはずだ。

札幌2歳Sでロジユニヴァースの2着に入り、京都2歳Sではアンライバルドを破っているイグゼキュティヴ。実績面を考えると上位人気に支持されそうな1頭だ。長く脚を使えるタイプだけに、立ち回りひとつで馬券圏内に入ってくる可能性はある。
問題は仕上がり具合。3ヶ月の休み明け、しかも、共同通信杯を使うはずだった予定を熱発で回避した経緯がある。中間の乗り込みが少ないのも不安材料だ。

先行有利の馬場を考えると、中京2歳Sを逃げ切り勝ちしたメイショウドンタクも候補の1頭。さらに、アーリントンC(レベルの低かったレースと言われているが)で先行して2着に粘ったマイネルエルフも面白い存在だ。共に、芝の1800mは<2.0.0.2><1.0.1.0>と経験が豊富であり、特にマイネルエルフは、札幌で好走・東京で大敗という結果が示すように、瞬発力勝負にならない時計のかかる馬場を得意としている。勝ち切るまでは難しいとしても、ヒモには押さえておきたいタイプだ。

穴馬としては、前走500万を勝って重賞に挑戦してしてくる2頭に少なからず魅力を感じる。
まず、レッドスパーダ。東京コースでしか結果が出ていないが、スタートが良く好位を確保できるセンスの良さが評価されている。
もう1頭はサイオン。ダートで勝ち上がってきたので芝に関しては未知数だが、フサイチリシャール(3年前のこのレースの2着馬)の弟という血統。調教もこれまでの坂路からコース追いに変更するなど、「芝で勝負したい」という陣営の勝負気配が伝わってくる。


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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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