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■桜花賞・復習

桜の女王の座に輝いたのは、7番人気の伏兵・アユサン。95年のワンダーパヒューム以来となる1勝馬の桜花賞制覇を成し遂げた。

レースはサマリーズがハナを切り、3F通過が34秒8。良馬場発表とはいえ、雨の影響で荒れた馬場状態を考えれば、かなり速い流れだったと言えるだろう。
勝ったアユサンは、懸念されていた出遅れもなく、スッと先団へ。その後、抑え気味に下げて、馬群の中でしっかり折り合うことができていた。無理に外へ回すこともなく、直線で前が開くと同時にスパート。最後はレッドオーヴァルに詰め寄られたが、内から渋太く差し返し、クビ差で栄冠を手に入れた。
主戦の丸山騎手が落馬負傷のため、急遽乗り替わったC・デムーロ騎手の会心の騎乗。特に、前半のポジショニングと直線の仕掛けのタイミングは見事だった。弱冠20歳の若手ジョッキーとは思えぬ落ち着いた判断力。インタビューでは丸山騎手への感謝のコメントも述べ、プロのアスリートとして非常に好感が持てた。
もちろん、馬自身の走りについても高く評価すべきだろう。
『予習』では、この馬のローテーションと潜在能力、さらに今回の仕上がりについて検討した上で、「伏兵として面白い存在」と書いたが、レースではその予想を上回る“強さ”を見せてくれた。ゲートを出てからの行き脚の鋭さはこれまでになかったし、前走で片鱗を見せた“勝負根性”はゴール前の追い比べで生かされていた。マイナス12キロの馬体重が嫌われたかもしれないが、裏を返せば、それだけ強い調教ができたということ。陣営がC・デムーロ騎手に告げた言葉を借りるならば「前走の3倍のデキ」。たしかに、馬体が醸し出す躍動感は出走メンバーの中でも目立っていた。
オークスは本来この馬が得意とする左回り。今回のように折り合う競馬ができれば、結果につながる可能性も高いかもしれない。もっとも、今年の桜花賞は近年稀にみる混戦(=抜けた馬がいない一戦)であったことと、多かれ少なかれ馬場状態の影響があったことを考え合わせれば、まだまだ予断が許せないだろう。

2着は2番人気に支持されたレッドオーヴァル。
前走の馬体減を回復できているかどうかがポイントだったが、強い追い切りをこなした上でのプラス4キロ。状態面には問題なかったようだ。距離についても、十分対応できていた。
後方から追い込んでくることは予想通り。ただし、M・デムーロ騎手によれば「トーセンソレイユをマークしていた」とのことで、相手を切り替えて外を回った分だけ、脚を余計に使ってしまったようだ。
それでも、上がりはメンバー最速タイ。溜めれば弾けるこの馬の持ち味は十分発揮できていた。ゴール前で差し返されたのは、相手を褒めるべきだろう。
オークスに向けての課題は、距離が伸びても同じ末脚を繰り出せるかどうか。スローの上がり勝負になったチューリップ賞では不発に終わっただけに、オークスがどのようなペースになるかがこの馬にとってカギになるかもしれない。

3着は14番人気のプリンセスジャック。
この馬に関しては、デビューから2連勝を飾ったものの、近走の走りがパッとせず底が見えたようにも思えたため、『予習』ではひとこともふれなかった。脚質についても、好位先行が持ち味と考えていたので、後方から差してくる走りは、文字通り“予想外”だった。
もっとも、2連勝の後、ファンタジーSで1番人気に支持されたことを考えれば、簡単には軽視できない存在だったかもしれない。加えて、この馬も阪神JF→休養→チューリップ賞という“王道のローテ”を使われた1頭(結果的に、このローテーションを走った4頭はすべて掲示板に載った)。『予習』のアユサンの項では、阪神マイル経験(JFとチューリップ賞)に着目していたのだから、個人的には大反省である。
今回はオークスを意識した走り方だったという意見もあり、次につながる競馬はできたようにも思えるが、「こういう荒れた馬場には向いている」(福永騎手談)のであれば、良馬場の瞬発力勝負になった場合はどうか。そのあたり、直前に改めて検討する必要があるだろう。

4着は1番人気のクロフネサプライズ。
『予習』では「前半3F・34秒台のレースで、前走のような“もうひと伸び”ができるかどうか」と書いたが、結果としては、それができなかった。馬場の影響もあったかもしれないが、前半から行きたがる走りで、武豊騎手いわく「力んでいた」。外枠で前に壁を作れなかったことが大きかったようだ。
この馬の場合、前走のように自分でペースを作った方がいいのだろう。阪神JFでは2番手から粘り込んだが、あのレースは他の先行馬が力尽きた結果であって、自分から他馬を飲み込んだわけではなかった。
近2走より走りの内容が悪かった(ゴツゴツしていてリズムの悪い印象)ので、オークスについては、本来の姿に戻れば巻き返しの可能性もあるかもしれないが・・・。ただし、ゴール手前での止まり方を見ると、2400mは厳しいような印象も残った。

5着はローブティサージュ。
ペースが速かったこともあって、馬群の中で折り合いはついていた。ただし、内目の馬場が悪かったとはいえ、最後の伸びはもうひとつ。復調途上という見方が正しいかもしれない。
オークスに出走するならば、課題はやはり折り合い。レッドオーヴァル同様、道中のペース次第になりそうだ。瞬発力よりも長い末脚で勝負するタイプのようにも思えるので、NHKマイルCの方が面白いようにも思えるのだが・・・。

3番人気のトーセンソレイユは7着。
小柄な馬体には今回の馬場はこたえたようだ。ただし、2戦のキャリアを考えれば、今回のレースはいい経験になったはず。『予習』でもふれたように、まだまだ完成途上の印象だが、夏場に馬体が成長するようならば、秋は怖い存在になるかもしれない。個人的には、ローズSをブッちぎりそうなイメージを持っているのだが・・・。

4番人気のメイショウマンボは10着。
大外枠から内に潜り込めず、なし崩しに脚を使ったように見えた。『予習』で不安材料として指摘した通りの結果と言えるだろう。今回は極端な枠順だったので、見直せる余地はありそうだ。瞬発力勝負が予想されるレースで、早めにスパートして後続を振り切る競馬が狙い目になるかもしれない。

立ち回りの巧い印象があったクラウンロゼとウインプリメーラは内枠で馬場に泣いた印象。
今後、注目したいのはサウンドリアーナとコレクターアイテム。
サウンドリアーナはスピードの乗り方が前走よりはるかに良かったので、1200~1400に矛先を向ければ面白いかもしれない。
コレクターアイテムは直線で大きな不利があり、追えずに終わったが、浜中騎手がそれについてコメント(「あの不利がなければ」といったような)していないところから判断すると、まだ本調子ではなかったのかもしれない。仮にオークストライアルに出てきて、覇気のある走りを見せてくれるようならば、オークスでの巻き返しの可能性も考えられる。

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■コメント

■Re:桜花賞・復習 [ちょび]

クロフネサプライズ残念でした。

>ゴツゴツしていてリズムの悪い印象
全く同感です。
この馬の「綺麗だな」と思った走りは、クビの位置が低い、
ヒョウやチーターのような走り方。
今回は決して一般レベルでは
「頭が高い」とは言えませんが、普通の走り方でした。
調子を見て今後も応援していきます。

着順や評判よりも、とにかく「ローテ」が最重要という見解、
大変参考になりました!
来年までしっかり覚えておきます!

■惨敗 [電気羊]


父馬についての大雑把なイメージは、

<ダービーディスタンスないし淀長距離の好走馬>

過去4年:
スペシャルウィーク、マンハッタンカフェ(2頭)、キングカメハメハ(2)、バゴ(産駒ビッグウィークが菊花賞馬)、ディープインパクト(3)

前日までのマイル4鞍:
ハーツクライ、ディープインパクト(2)、キングカメハメハ、マヤノトップガン。

そして当日のマイル戦、ディープインパクト、キングカメハメハ、ネオユニヴァース×キングマンボの結果を受け、まずは父ネオユニヴァース・母がディープインパクトと同じというトーセンソレイユを。以下クロフネサプライズ、メイショウマンボ、レッドオーバル……。

反省1:イメージと合わないネオユニヴァース、クロフネから買った。

反省2:延長ローテはまず難しいと知りつつメイショウを上位に評価した。最近の桜花賞では昨年のアイムユアーズのみ(ただし阪神JF2着実績)。直近マイル5鞍でも延長ローテで3着以内はゼロ。

でも、当日の結果からネオユニヴァース、キングマンボに目をつけるのは私のやり方。スズカマンボも春天で勝ってますし。
見直すべきは、未勝利戦の結果をストレートにGIに当てはめたことでしょう。。

アユサン。
ディープインパクト産駒だし、調教も時計的にはかなりのもの。でも出遅れ癖のある馬には手を出さないのが常道。

プリンセスジャック。
無理です(笑)3連複の3頭目に10頭以上並べるか、この馬を買える馬券術をあみ出して、大穴狙いに徹するか。でも、いくら的中が全てではないとはいえその方法での的中率はいかほどか。10%有っても10連敗の確率は約35%。やはり私の範疇外です。

それでも「王道ローテを使われた1頭」だったことは興味深いです。
あと、2歳時ながら牡牝混合OPに勝ってますね。同様のサンブルエミューズは買いましたが。

今回は外したダメージはなく、実は反省もそれほどしていません(笑)
本当に反省すべきは前日の阪神牝馬S。6頭目にホエールキャプチャかクイーンズバーンか思案。ホエールのパドック評が低く、血統的にも昨年1着のクイーンズバーン──だったんですがなぜか買わず。思い切って1頭切ったらそれが来る、まさにマーフィーの法則。

“こんな簡単な答えが出てるのに、何にためらって見送ったのだろう(大声ダイヤモンド/AKB48)”

レース後、このフレーズがヘビーローテーション!


■アンタレスS [ちょび]

皐月賞わくわくしますねぇ。
混戦模様なので、穴党の出番っぽいのですがどうでしょう?
とりあえず本日は明日の資金稼ぎ(笑

【阪神11R アンタレスS】
3連単ボックス 8/10/11/14
馬連11→8/10/14
3連複流し7→8/10/11/14

バーディバーディを本命視。
前走のようなスローの逃げができるかどうかですが、
メンバー的には前がかりの馬が多くパッと見厳しいところ。
ただ14ジョバンニがスッと番手に付ければ
落ち着きそうな気もします。
61秒までスローでなくても、
60秒の平均ペースならこの馬の粘りは期待できます。

ジョバンニは前走1番人気を裏切り、
持ちタイムなど見る限り重賞では能力不足のようにも感じます。
ただ前走は中山1800の大外という不利な条件ですから、
一応の言い訳は付きます。
直線入口までは良いポジションでしたが
前半で脚を使ってしまったため伸びなかったレースとも見られました。

ここはちょっと行った行ったを狙ってみます。
あと2頭は人気馬を。
アワーズは鉄砲実績良好、馬格530kg台ですから、
ハンデ59でやや人気下げなら逆に美味しいと判断します。
といっても頭は厳しいかな?

■電気羊さんへ [安東 裕章]

こんばんは。
コメント、ありがとうございます。

電気羊さんが「惨敗」なんて珍しいですね。
終わってみれば、ディープ産駒のワンツーだったので、
血統データからバッチリだったかも?と思っていたのですが・・・。

それにしても、意外だったのは、AKB推し!(笑)
「知的理論派」のイメージがあ~・・・
“大声ダイヤモンド”を使ってくるなんて、
けっこう年季入ってます??

競馬だけでなく、
6月の総選挙の予想も
期待したくなってしまいました!(笑)

■ちょびさんへ [安東 裕章]

こんばんは。
コメント、ありがとうございます!

アンタレスは1・2・3番人気の堅い決着。
う~ん、残念でした!

皐月賞は正直わかりません!(笑)
前哨戦のVTRを見返しても
「本番はコイツだな!」って
ピンとくる馬がいないんですよね。

そんなわけですので、
ちょびさんの予想、期待しています!


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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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