■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■スプリングS・復習

皐月賞最終トライアルのスプリングSは、アンライバルドが前評判通りの“強さ”を発揮して快勝した。
特筆すべきは瞬発力。雨で湿った馬場と1000m通過が62秒6という超スローペース。差し馬には不利な条件をものともせず、外々を回って差し切った脚は見事だった。
『予習』の中で取り上げた不安材料も、この結果を見せつけられては、いらぬ心配だったとしか言いようがない。輸送も中山の坂も無事にクリア。向正面まではいくぶん折り合いに欠いたものの、3コーナーから加速した後はこの馬の独壇場。レースを経験するごとに走りから“幼さ”が消えていくのは、見ていて実に頼もしい。
本番の皐月賞では、先行型のロジユニヴァース、リーチザクラウンを目標にしてレースを進めることだろう。今からその対決が楽しみである。

2着には8番人気のレッドスパーダが入った。前に行った馬で掲示板を確保できたのはこの馬だけ。つまり、スピードの持続力が卓越しているということである。レース後、藤沢和雄調教師は皐月賞には出走せずマイル路線へ向かうことを表明したが、この馬のスピードを活かすためには賢明な判断に違いない。アンライバルドのキレの良さが際立つ一方で、この馬のセンスの良さも戦前の評価通りのものだった。

3着はフィフスペトル。弥生賞を回避したローテーションの“乱れ”と1800mの距離が不安視されていたが、しっかりと馬券圏内に入ってきた(ただし、末脚に関していえば、マイル以下の方がよりキレるように思えるのだが・・・)。アンライバルドとの力差がはっきりしたという声も多いが、反面、休み明けの初距離で3着という結果は、この馬の能力が非凡なものであることの証明でもあった。適性に幅があり、コースや距離が変わっても確実に上位に食い込んでくるタイプ・・・例えるならば、3歳時のドリームパスポートのような馬なのかもしれない。そういう意味では、今後どのような走りを見せてくれるのか楽しみな1頭である。

4着はサンカルロ、5着にはセイクリッドバレー。先行有利の展開を前提としていたため、『予習』では名前を上げなかった2頭だが、直線勝負になった場合には力を出せることがわかった。もっとも、良馬場で速い流れになった時、さらに末脚を発揮できるかというと、この一戦だけでは正直何とも言えないところ。やはり、最後の最後で後ろからなだれ込んできたという印象が拭えない。

「意識的に前のポジションを取りに行った」(後藤騎手)というリクエストソング(3番人気・7着)は、結果的に作戦が裏目に出てしまった。超スローペースで前へ行こうとしたため、道中は掛かりっぱなし。まったく力を出せずにレース終わった感がある。賞金的にどうかだが、皐月賞に出走できた場合には、巻き返しに期待したい。今回とは違うレースの流れになるはずだ。

いずれにしても、アンライバルドが強い勝ち方をしたことで、皐月賞への興味がさらに高まったことは確かである。


スポンサーサイト

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。