■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■桜花賞・復習

牝馬クラシックの最初の一冠を手にしたのは、圧倒的な支持を受けた1番人気のブエナビスタだった。
2着馬・レッドディザイアとはわずか0.1秒の差だったが、見ている者の目に焼き付いたのは“着差以上の強さ”。まさに“次元の違う走り”を見せてくれた。
向正面では後方2番手。4コーナーを回って一瞬行き場がなくなったようにも見えたが、大外に持ち出してからはこの馬の独壇場。上がり3F・33秒3の末脚で前を行く15頭を見事に差し切った。
安藤勝騎手は勝利コメントの中で「直線で前とはかなり離れていたが、どれだけの脚を使えるか分かっていた」と語った。たしかに馬の力を信じていなければできない乗り方と言えるだろう。
思えば、昨年のダービーでディープスカイの鞍上・四位騎手も同じ乗り方をしていた。直線で外に持ち出すことができれば、あとは能力の違いで勝つことができる。ジョッキーにそういった自信を持たせることができる馬というのは、本当の意味で“強い馬”であるに違いない。
松田博調教師は「この馬には距離が延びた方がいいだろう」と、すでに次走のオークス(一部ではまだダービー参戦の噂もあるが)を見据えた発言をしている。次はどのような走りを見せてくれるのか。今よりもさらに強さを増したブエナビスタに期待したい。

2着に入ったレッドディザイアは、前評判以上の走りを披露してくれた。わずか2戦のキャリアという点を考えれば、今回のレース内容は、この馬がクラシック戦線で勝負のできる“本物”であることを証明したと言っていいだろう。ある意味、ブエナビスタ以上に今後が楽しみな1頭だ。
一部の競馬評論家からは「桜花賞よりもオークス向き」と言われていた馬だけに、府中でのブエナビスタとの再戦には注目だ。

3着はジェルミナル。枠順決定前の段階では、「好位から差すレースをさせたい」と語っていた陣営だが、7枠15番に入ったことで後方からの競馬に作戦を変更したようだ。そして、結果的にはそれが正解だった。直線ではブエナと併せる形で伸びて複勝圏を確保。前走・チューリップ賞の時よりも攻めを強化してピークの状態で出走できたことも好走の一因と考えられる。

距離が不安視されていたワンカラットは4着と健闘。キレ味では及ばなかったものの、一戦ごとに走りに成長が見られることは評価できる。5着のルージュバンブーも同様。先に仕掛けた分だけ最後は甘くなってしまったが、十分に見せ場のある内容だったと言えるはずだ。

終わってみれば、外を回った馬が上位を占めた今回の桜花賞。馬場状態がレースに及ぼす影響というものを改めて考えさせられる一戦でもあった。3番人気に支持されたダノンベルベール(8着)に騎乗した後藤騎手は「馬体減の影響もあったが、外が伸びる馬場での最内枠がこたえた」と敗因を語っている。もっとも、1・2着馬の走りについては、馬場の有利・不利を差し引いても「素晴らしかった」と言えるものだったが・・・。

最後に、このレースの上位3頭に共通する項目をあげておこう。
それは“1800mのレースで複勝圏内に入った実績がある”ということ(5着のルージュバンブーは2000mの新馬戦で3着)。
『競馬のツボ』の中で「内が不利で外が有利な馬場ではレース距離プラス1ハロンの経験がある馬を狙え」というセオリーを提起したが、実は今回の桜花賞はそれがあてはまるレースだったのである。




スポンサーサイト

■コメント

■強かったですねー。 [T]

ブエナビスタ強し!!
予習でも書いてあったように世代を担う馬が出てきたおかげでクラシック戦線もさらに盛り上がりそうです!

それにしても毎週ピタリと予習の展開がはまっていますね。本当に素晴らしい!
知人にもここのブログを勧めています!

今後もブログの更新を楽しみにしております!
頑張ってください!
■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

■トラックバック

■大井競馬

「勝ち馬」統計学商品価格:840円レビュー平均:4.4 競馬:桜花賞 ブエナビスタ優勝 ‎13 時間前‎今年の中央競馬のクラシック開幕戦は12日、阪神競馬場の芝1600メートルに3歳牝馬18頭が出走して行われた。単勝1・2倍で1番人気とな...

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。