■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■皐月賞・復習

“3強対決”と評された皐月賞を制したのはアンライバルド。直線で先行集団に取りつくと一瞬にして馬群から抜け出し後続を突き離した。1分58秒7の好タイム。桁違いの末脚のキレ。多くのスポーツ紙が「終わってみれば“1強”」という見出しで、その強さを讃えた。
何より驚かされたのは、走りの成長である。課題とされていた折り合いもまったく心配がいらないほどスムーズで、3コーナーを過ぎて鞍上がゴーサインを出すと一気に加速。目を見張るような反応の鋭さだった。直線を向いてから後は他馬とは別次元のフットワーク。最後は楽な手応えでゴールを駆け抜けた。
ダービーでは一体どんな走りを見せてくれるのか。そんな期待が膨らむような勝ち方を見せてくれたことに感謝したい。

2着に入ったのは人気薄(8番人気・単勝51.3倍)のトライアンフマーチ。父・スペシャルウィーク、母・キョウエイマーチという良血である。年明けデビューのため、まだまだ未熟な面が残っていると思い、『予習』では名前をあげなかったが、メンバー最速の34秒4の上がりを駆使してアンライバルドに迫ったシーンでは底知れぬ可能性を垣間見せた。
もっとも、今回は展開が向いたという声も多い。向正面では最後尾。直線の末脚勝負に賭ける作戦が見事にハマった感がある。とはいえ、キャリアを考えればこれからが楽しみの馬であることは間違いない。父が制したダービーの舞台でさらに成長した姿を見せてほしい。

3着は2歳王者のセイウンワンダー。マイナス10キロの馬体重が示すように、しっかりと太めを絞って状態を立て直してきた。速い流れが向いたようにも思えるが、万全の仕上がりであればこの世代のトップクラスであることを証明したことも事実。2400mのダービーについては距離の不安が言われているが、折り合いのつく馬だけに有力候補の1頭という見方ができるだろう。

4着はシェーンヴァルト。共同通信杯の0.8秒差5着という結果から、“底が見えたかな?”という感じもあったが、今回は渋太い競馬を見せてくれた。ただし、上位3頭と比較すると残念ながらキレ味では多少見劣る。むしろ評価したいのは、鞍上の若手・北村友一騎手の成長。内に包まれて動くに動けなかった朝日杯FSの敗戦を糧にして今回はしっかりとした競馬をしてくれた。最終レースでも10番人気のショウナンラノビアで1着。今後のさらなる活躍に期待したい。

2番人気のリーチザクラウンは13着。レース後、武豊騎手は「逃げなくては駄目な馬」とコメントしたが、単騎で行かなければ折り合いを欠くためここまで逃げだけのレースしかできなかった馬にとって、やはり大外枠はかなりの不利だったようだ。3コーナー手前からマクリ気味に進出した時には、新しい脚質の可能性が見えたかに思ったが、先頭に並ぶこともできずにそのまま馬群に沈んだ。しかし、展開面での課題が明確となったことは今後のためにはプラスと考えることもできる。強い逃げ馬というスタイルを目指すのか、脚質に幅を持たせるようにするのか。管理する橋口調教師の腕の見せ所になるだろう。

問題は、圧倒的な1番人気に支持されながら14着に敗れたロジユニヴァースだ。道中は5~6番手の好位のインを進み、向正面で外に出す。ベストのポジションを進みながら、いざ勝負どころになるとまったく反応を見せずに後退。そのままレースを終えた。10キロ減の馬体重、厳しいラップの連続となったペースの問題、弥生賞を勝った後の短期放牧の影響など、さまざまな原因が取りざたされているが、実際のところは不明のまま。騎乗した横山典騎手でさえ「敗因がまったくわからない」と語っている。
デビューから4連勝は並の馬ではできない偉業である。ロジユニヴァースにはそれだけの素質と力量があったことは間違いない。ダービーは当然、今回の雪辱戦になるわけだが、萩原調教師の言う通り「まずは敗因を突き止める」のが先決。何より、故障でないことを祈りたい。戦って負けたのではなく戦えなくて負けた今回のレース。次回はアンライバルドとの“真剣勝負”を見せてほしいものだ。

終わってみれば、1着から7着まですべて末脚で勝負する差し馬の名前が並んだ今回の皐月賞。1000m通過が59秒1というハイペースが先行馬総崩れ(ロジユニヴァースに関しては不明だが)という結果を招いたことは確かである。しかし、そうした有利・不利を差し引いても、アンライバルドの走りは別格だった。ファンから最も期待された馬が能力を発揮できずに終わったことは残念だが、ダービーの有力候補となり得る“スターホース”の誕生には拍手を送りたい。
今回の上位馬や有力馬に加えて、青葉賞や京都新聞杯からの別路線組も参加する。5月31日のダービーの舞台で栄冠に輝く馬には、今回の皐月賞と同じように、比類なき強さというものを見せてもらいたい。



スポンサーサイト

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

■トラックバック

■第69回 皐月賞 予想

皐月賞皐月賞関連商品紹介. 【競馬】ZIPPO 第65回 皐月賞 ディープインパクト(Deep Inpact) 転写プリント加工. Daiwa Majorオイル付きOil Lighter競馬 GIレース 皐月賞. 300ピース 300-228 アグネスタキオン\'01皐月賞 ...(続きを読む) 皐月賞・復習“3強対決”と評さ?...

■競馬 皐月賞

<お買い得情報> 藤原紀香さんも絶賛★今ならもれなくミニサイズ付【送料無料】化粧水+美容液+乳液+クリーム... 今なら楽天カード作成で、実質無料~2000円引きで、上記商品が購入できちゃいます! 超お得!楽天で2000円分のお買い物ができる楽天カードの申?...

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリ

プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。