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■ヴィクトリアマイル・復習

2着に7馬身差の圧勝!
マイル女王決定戦のGⅠ・ヴィクトリアマイルは、1番人気のウオッカが能力と格の違いを見せつけて快勝した。不安視されていた体調面も万全。となれば、これは当然の結果である。普通に走ればウオッカの独壇場になることは予想できたからだ。2年連続のドバイでの敗戦は、輸送や環境を含めた「コース適性の悪さ」なのかもしれない。最も得意とする東京・芝・1600mで、ウオッカは自分の走りをした。それがこのレースの結論だろう。
谷水オーナーは「年内で引退」を明言している。歴代賞金女王の走りを見ることができるのもあと数戦である。次走は安田記念。ウオッカの輝かしい勇姿を記憶の中に植えつけておきたい。

離れた2着に入ったブラボーデイジー。前走の福島牝馬S勝ちは「不良馬場が味方した」とフロック視されていたらしく、11番人気の低評価だった。『予習』で述べたように、フロック勝ちよりもむしろ“不良馬場を激走した反動”が心配だったが、それを覆しての2着という結果。回復力も含めたこの馬の成長というものを認めたい。

3着は上がり馬のショウナンラノビアが逃げ粘った。準オープンを勝ち上がった前走の時計が優秀であったことはすでに述べた通りだが、今回の“先行有利で時計の早い馬場”は、この馬の持ち味を十分に発揮できる舞台だったということだろう。

2番人気に支持されたカワカミプリンセスは、3コーナーからマクり気味に上がってきたものの、直線で弾けずに8着に終わった。敗因は距離に違いない。前走の大阪杯ではメンバー中最速の上がりの脚を使ったが、2000m戦でキレ味を見せてからといってマイル戦で同じことができるとは限らない。道中のペースが違えば脚の溜め方も違ってくる。距離実績を持たない弱点がこのレースで露呈された形である。

3番人気のリトルアマポーラも見せ場なく6着。道中はウオッカをマークできるポジションにいたが、直線ではジリジリ伸びた程度だった。福永騎手は「1600mより中距離向き」とコメントしているが、はたしてどうなのか。仮に、エリザベス女王杯の時のように、流れに乗れて先行から抜け出すレースでなければ勝てないとしたら、馬券的には狙いにくい馬である。次走、どういう条件を使ってくるかはわからないが、そこでの走りに改めて注目したい。

強いウオッカを見ることができたという点に関しては、たしかに満足できるレースではあった。
しかし、ウオッカ以外の出走馬については、とてもGⅠとは思えない内容だった。ハンデGⅢを勝ったばかりの馬が2着。オープン初戦の馬が3着。ブラボーデイジーの成長は評価するとしても、この馬の時計は前日の1000万条件の勝ちタイムよりも遅い。
引退したダイワスカーレットとウオッカの2頭は牡馬相手に遜色ない走りを見せていたが、牝馬戦線全体のレベルは、実際にはかなり低いと考えてもいいだろう。
今週末のオークスにはブエナビスタが登場する。
次世代を担う“強い走り”を期待したい。


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第4回ヴィクトリアマイル結果古馬牝馬によるGI第4回ヴィクトリアマイルが東京競馬場で行われた。 圧倒的1番人気ウオッカが中段よりやや前の位置から直線半ばで先頭に立つと後は後続をぐんぐん引きはなして最後は7馬身差の圧勝を飾った。 鞍上は武豊騎手。 ...(続き?...

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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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