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■オークス・予習

3歳牝馬・樫の女王を決める第70回オークス。東京・芝・2400mのレースにフルゲート18頭が顔を揃えた。
中心は牝馬クラシック2冠目を狙う桜花賞馬・ブエナビスタ。前売り時点では単勝1.5倍、断然の1番人気に支持されている。
牝馬限定のレースではここまで4戦4勝。うち2勝がGⅠ。前走の桜花賞では、4コーナー後方16番手から一気の差し切り勝ち。届きそうもない位置から徐々に加速して、坂上ではさらに後続を突きはなす伸び脚を見せた。
外差し+後方一気のイメージが強いが、内が有利だった阪神・チューリップ賞では早めに動いて快勝。馬場や展開に左右される脚質ではない。自分の走りができれば結果がついてくる。それが、この馬の強さと言えるだろう。
初の東京コース、初の長距離輸送、初の2400m。クリアしなければならない課題もあるが、これらは他の馬についても同じこと。陣営は「秋は凱旋門賞」というプランまで公言している。ならば、ここは単なる“通過点”にしなければならないだろう。一体どのような勝ち方を見せてくれるのか。ファンの興味もそこに集中しているに違いない。

桜花賞2着のレッドディザイア。キャリアわずか2戦で臨んだ桜花賞で、ブエナビスタに0.1秒差という結果を残したことは、この馬の“潜在能力の高さ”を証明したと言っていいだろう。再戦となる今回、新聞各紙が取り上げているのは、桜花賞時よりも強い調教を行っている点。“打倒・ブエナビスタ”に向けて臨戦体勢に入ったことは明らかだ。デビューから一貫して余裕のあるローテーションを組んでいることから、桜花賞よりもオークスが目標だった可能性も高い。ブエナビスタが外へ持ち出すならば、この馬はエルフィンSの時のようにインを突くことも考えられる。
前走は「ブエナビスタと同じ戦い方をして2着」だったが、今回は「レッドディザイア自身の戦い方」を見せてくれるのではないだろうか。

ジェルミナルは桜花賞3着馬。器用な走りのできる馬という印象があり、どんな流れにも対応できる強味を持っているが、1・2着馬に比べると決め手に関してのインパクトに欠ける。前走は外から伸びてきたが、これは枠順(7枠15番)と外差し向きの馬場に助けられた部分も大きい。今回も外枠だが、今の東京の馬場は前回の阪神ほど外が有利ではない。前々でも競馬ができる馬だけに、どのようなポジションでレースをするかがポイントになるだろう。

トライアルのフローラSを制したディアジーナ。当初から桜花賞へは向かわずオークスを目標にしてきた。前走は先行して直線で抜け出すと、そのまま後続との差を広げる余裕の走り。しかも、プラス体重からもわかるように、出来は7~8分(陣営談)。折り合いを重視した“試走”だったということだ。
ブエナビスタとレッドディザイアが差しを身上としているのに対してこの馬は先行馬。ここ2週、東京で行われたGⅠはいずれも前残りの競馬が続いている(マイル戦ではあるが)。展開がどのように左右するかまではわからないが、脚質の違いは勝ち負けにつながる要素を含んでいる。さらに、今回は枠順にも恵まれた。ここ3走は先行馬には有利とは言えない外枠ばかり。4枠8番は陣営の言う通り「ベスト」に違いない。
あとは仕掛けのタイミングだろう。早めにスパートすれば脚が鈍る可能性もあるし、かと言って、追い比べで競り勝てるだけの伸び脚があるわけでもない。有力な差し馬をどのように凌ぐのか。勝負の分岐点になるはずだ。

先行馬ではもう1頭、デリキットピースの走りに注目したい。桜花賞と同日に行われたOP・忘れな草賞では、外差しが有利な馬場で先行して押し切り勝ち。デビュー2戦目ながら非凡な才能の片鱗を見せた。キャリアを考えた場合、3戦目でGⅠというのは敷居が高いが、未知数の部分が多いことも魅力のひとつである。外枠からうまく流れに乗り、前に目標を置いてゴール前で抜け出すような競馬ができれば、好勝負を期待できるかもしれない。
不安点は馬体の回復。関西遠征となった忘れな草賞ではマイナス12キロの馬体重。この中間も立て直しを優先したため実質の追い切り本数が少ない。体調が万全であることが、なによりも大前提になる。

新聞紙上では、伏兵陣の名前もいろいろと上がっている。
もっとも、連下候補としては面白い存在かもしれないが、有力馬の間に割って入るだけの力量があるかどうかは疑問である。
フローラSの2着馬・ワイドサファイアは、牡馬混合の毎日杯で好走した経験値は買えるものの、走りそのものに未完成の部分が多い(鞍上が大レースに強い岩田騎手だけに注意は必要かもしれないが・・・)。
ハシッテホシーノは2400mの距離経験と持続力については評価できても、競り合いで相手を振り切るひと押しが足りない。
忘れな草賞2・3着のブロードストリートサクラローズマリーは、ともにスイートピーSを使ったために、中2週のローテーションが気になる。

人気薄ならば、むしろ“桜花賞負け組”の巻き返しに期待したい。
1~3着馬がいずれも外差しで結果を残したように、桜花賞の馬場は外有利・内不利の極端な馬場だった。巻き返しがあるとすれば、内枠で競馬ができなかった馬だろう。
桜花賞で最内枠に入ったダノンベルベール。阪神JFではブエナビスタに0.4秒差の2着、クイーンCではディアジーナに着差なしの2着。桜花賞を除けばすべて連対という実績を持っている。加えて、桜花賞の時は早くから栗東に滞在しながらマイナス体重という誤算。今回は枠順の不利も輸送の心配もなく、明らかに条件は好転した。課題は距離。1600mまでの経験しかないため2400mのレースにどう対応するか。騎乗実績〈2.2.0.1〉の後藤騎手の乗り方が大きなポイントになる。また、この馬に関しても、馬体が戻っているかどうかのチェックが必要になるだろう。
逃げ馬のヴィーヴァヴォドカはコウエイハートに絡まれる展開になり、桜花賞では自分の競馬ができなかった。今回は単騎逃げが見込めるメンバーで、しかも、ペースが緩くなるため、力を発揮できる可能性は高くなるだろう。この馬も2走前のフラワーCではディアジーナを2着に退けた実績の持ち主。自分の形に持ち込むことができれば侮れない存在だ。
武豊騎手が騎乗するツーデイズノーチスも桜花賞では内枠に泣いた1頭。ただし、この馬の場合は、後方からの差し馬でありながら外に持ち出すこともできなかったことが減点材料。レースの流れへの適応力に欠けるという点で、上記2頭よりも評価を下げたい。

最後に大穴候補を上げるならば、最内枠のマイティスルー
もともと東京実績の高い馬で、未勝利戦では逃げ切り勝ちをおさめている。近走は後方からのレースが続き負け込んでいるが、最内枠を利して前々での競馬ができれば、違った結果になるかもしれない。今回の鞍上は、逃げ切りを含めて騎乗実績2戦2勝の小野次郎騎手。仮に雨が降って馬場が渋るようであれば、クロフネ産駒という血統背景も味方するかもしれない。



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安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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