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■安田記念・復習

2009年春の最強マイラーの称号を手にしたのは、断然の1番人気に支持されたウオッカだった。
これでGⅠ6勝目、獲得賞金は10億を突破。塗り替えられる数々の記録。まさに歴史に名を残す“名馬”の輝かしい勝利となった。
レースについては今さら言うまでもないだろう。直線では再三前が詰まる状態になりながら、馬群をこじあけてからはこの馬の独壇場。ゴールまでわずか100mの間で前を行くディープスカイをとらえて差し切った。
「まともなら(ウオッカに)5~6馬身離されていた」というのはディープスカイに騎乗した四位騎手のコメント。オークスのブエナビスタもそうだったように、不利な状況を乗り越えた時ほど、その馬の強さは際立って見える。今年の安田記念はウオッカの“強さ”を再認識するためのレースだったと言えるかもしれない。

2着のディープスカイは完璧な走りだった。宝塚記念という目標が控えているために、目イチの仕上げではなくプラス14キロの余裕残し。それでも、マイルの流れに乗り遅れることもなく、“ダービー馬対決”の相手役をしっかりと演じてくれた。能力の高さが十分に証明されたことは間違いない。元来、マイル戦よりも中長距離向きの走りをする馬。次走の宝塚記念に大きな期待が持てる内容だった。

3着には10番人気の伏兵・ファリダット。名牝ビリーヴを母にもつ良血で常に人気を集めていた馬である。メンバー中最速の上がりでディープスカイに1馬身差。非凡な才能の持ち主であることを垣間見ることができた。
もっとも、この結果は安藤勝騎手の好騎乗に因るところが大きい。最後方に控えて直線勝負にかけたレース運び。この馬のキレ味を最大限活かした乗り方だった。
マイルは長いと言われていた馬だが、実際のところはエンジンの掛かりが遅いタイプのようにも見える。1200mの高松宮記念の“届かず”の競馬を見て、「もう少し距離があれば差し切りもあったかな」と思ったファンも多かったはず。ならば、今回の安田記念では伏兵の1頭として注目すべきだったかもしれない。

ファリダットとクビ差の4着だったカンパニー。1頭だけ大外を回ったため、他馬と馬体を合わせられずに伸びが止まったが、それでも8歳馬の健在ぶりを強くアピールした。ファリダットとのクビ差は言うなればコース取りの差。1・2着馬には力負けした感もあるが、他の出走馬に対しては格の違いを見せつけた結果になったと言っていいだろう。

7着に終わったスーパーホーネット。この馬の場合、レースで求められる能力と自身の能力の違いがはっきり出てしまったようだ。1000m通過が57秒4のハイペース。レースの上がりが36秒1。瞬発力よりもスピードの持続力と底力が試される、スーパーホーネットにとっては不向きな展開だった。
秋の京都・マイルCSは府中の安田記念よりも“軽い走り”が通用する舞台。この馬にとってのチャンスはそこかもしれない。雪辱に期待したい。

結果は順当だった。配当的には面白くないレースだったという声も聞こえてくるが、強い馬が強い勝ち方をすれば、すべてが納得できる。




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■コメント

■ [かなと]

いつもわかりやすい分析・解説本当にありがとう
ございます。
安田記念のウオッカは本当に強かったですね。

お忙しいかとは思いますが、いつも楽しみに拝見してますのでこれからもがんばってくださいね。
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プロフィール

安東裕章

Author:安東裕章
東京都出身。2007年11月に書籍『競馬のツボ』、2008年7月に『競馬のツボ2』、2009年7月に『競馬のツボ3』を発表(いずれも総和社刊)。

このたび、拙著『競馬のツボ』を刊行していただいた出版社・総和社様の勧めもあって、ブログを始めることにしました。
競馬における一番の楽しみは、レースについて考えること。つまり予想です。
このブログを書くことで、自分でも週末のレースに向けてイメージを膨らませる訓練になるかと思います。
競馬について考えることが好きな皆様。レース予想に疲れて気分転換をしたい時など、よろしければフラッと遊びに来てください。

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